『裏で嫌われやすい』おじさん・おばさんの共通点5つ

若者から陰で嫌われていたり、陰口を叩かれていたりするおじさん・おばさん。

ジェネレーションギャップで片付けてしまうのは簡単ですが、若者から嫌われるおじさん・おばんさんにはある共通点があります。

今回は、裏で嫌われているおじさん・おばさんに共通する特徴と、若者との関係を改善するためにするべき5つのポイントをご紹介します。

若者に嫌われるおじさん・おばさんの共通点

若者に嫌われるおじさん・おばさんの共通点

はじめに、若者に嫌われがちなおじさんやおばさんの主な共通点をご紹介します。

上から目線

立場や年齢を理由に、若者に対して上から目線で物を言うのは、若者から嫌われるおじさんやおばさんの典型例です。

厄介なのは、上から目線で物を言いがちなおじさんやおばさんに限って、その自覚がほとんどないこと。

むしろ「親切で教えてあげたのに」「せっかくアドバイスしてあげたのに」と、恩着せがましく若者に責任転嫁するケースまであります。

そんな自らの行動をどこかで正さないと、やがては若者だけでなくあらゆる人が離れていき、孤独な末路を歩むことになるかもしれません。

精神的に未熟

精神的に未熟な人は、自分の中の欲求や感情を上手にコントロールできないため、正当な理由なく若者の意見に反対したり拒絶したりします。

時には理不尽に自己正当化したり、若者を批判したりすることも……。

こうした幼稚な振る舞いも、若者から嫌われる典型的な原因の一つといえます。

頭が固い

頭が固い

多くの人は、年齢を重ねるにつれてライフスタイルや考え方が固定されていき、物事を柔軟に捉えるのが難しくなるものです。

しかし、それもあまり度が過ぎると「自分が知っていること以外は正しくない」「やったことがないことはやらない」といった偏屈な態度となり、若者から嫌われる一因に。

裏を返すと、頭が固い人は「新しい物やことに対する不安感が強い」ともいえます。

何歳になっても挑戦し続ける人は、新しいものや未知なるものを恐れず柔軟に吸収し続けるものです。

もし自分自身、新しいことへの不安感や忌避感を強く持っていると感じたなら、それは頭が固くなり始めている兆候かもしれません。

若者に対する偏見

裏で若者から嫌われがちなおじさんやおばさんにありがちなのが、「そもそも彼ら自身が若者に対して偏見を抱いている」ケースです。

具体的には「若者=未熟」「若者=無知」「若者=世間知らず」といった具合です。

情報社会の現代において、経験や知識はもはや年齢に依存しません。

むしろ、あらゆる情報に容易にアクセスできる若者の方が、ITやモバイル操作が苦手な年配者よりも遥かに多くの情報や人生経験を積むチャンスに恵まれています。

今や年齢で他人の人生を測れる時代ではないという現実を知り、感覚をアップデートしましょう!

マナーとデリカシー

マナー意識やデリカシーに欠けるおじさん・おばさんは嫌われます。若者から嫌われるのは言うまでもなく、同世代にも嫌われるでしょう。

たとえば身なりに気を配っておらず清潔感がない人や、職場を散らかしたり汚したりする人。約束を守らない人。挨拶をしない人なども同様です。

立場的に偉くなったからといって、あるいは歳をとったからといって、マナーやデリカシーを無視していいわけではありません。何歳になっても社会人としての当たり前や常識はしっかりわきまえましょう。

裏で嫌われている人がやるべき5つのこと

ここからは、裏で嫌われている人がやるべきことを5つ紹介します。いずれもすぐに取り組める内容ですので、今日からでも始めてみましょう。

謙虚になる

謙虚になる

若者をはじめ、誰に対しても序列をつけず、対等でフラットな目線で向き合うようにしましょう。

小さなミスを上司から指摘されても冷静に受け止められるのに、部下から指摘されるとついカッとなったり反発したくなったりする人は要注意です。これは、相手を序列で判断している危険な兆候です。

相手が上司であろうと部下であろうと、ミスを指摘してくれたなら感謝の気持ちとともにお礼を伝えましょう。なぜなら、その指摘は間違いなくあなた自身に学びや気付きを与えてくれるからです。

「いかにして相手に感謝するか」は、謙虚さを身につける上でとても有効な考え方です。ぜひ試してみてください。

感情的に反応しない

日々を過ごしていれば、頭にきたり腹が立ったりする出来事もあるかと思います。でも、そういう時こそ自分の力量を試すチャンスです。

若者に嫌われがちなおじさんやおばさんには、感情的なタイプが一定数います。そして、それが若者に嫌われる原因となるケースも少なくありません。

感情を上手にコントロールするには、二つのコツがあります。

一つは「物事を論理的に見ること」です。誰かに嫌なことを言われても、「この人はこういうことを言いたい精神状態なのだろう」「何か嫌なことでもあったのかな?」といった具合に、相手の発言を一つの事象として受け止める練習をしましょう。

もう一つのコツは「自分の感情を観察する」ことです。

頭にきたり腹が立ったりした時は、相手の発言を論理的に受け止めるのと同じように、自分自身に対しても「自分は今どうしてこんなに感情が揺さぶられているのだろう?」「他にも何か原因があるのでは?」という姿勢で、自分の感情を客観的に観察しましょう。

この2点を意識するだけで、感情をコントロールしやすくなるはずです。

物事を柔軟に捉える

長い歳月の中で培ってきた常識や当たり前を捨てるのは容易ではないかもしれませんが、それでも急速に移り変わる時代を生き抜くには、変化に適応する柔軟性が必要不可欠です。

物事を柔軟に捉える練習の第一歩として、「物事を否定しないこと」から始めてみてください。

否定しない習慣が身につくと同時に、肯定する習慣も身につくはずです。

柔軟な考えを持つためにも「物事を肯定する意識」「物事の短所やデメリットでなく、長所やメリットに目を向ける視点」はとても大切です。

コミュニケーションを積極的に図る

同世代とのコミュニケーションに安心感を覚える人は多いでしょう。

それと同時に、若者とのコミュニケーションには疲労感を覚えたり消耗したりする人もいるはずです。

しかし、若者とのコミュニケーションを拒絶してしまうと、溝は深まってしまうばかりです。

若者に対して100%譲歩する必要はありません。

無理のない範囲で、できるだけ多くの接点を持てるよう意識しましょう。

身なりや所作に気を配る

身だしなみや振る舞いなど、社会人として身につけるべき最低限のマナーやデリカシーは身につけておきましょう。

模範的である必要はありませんが、最低限のことには気を払いたいものです。

特におじさん・おばさんが気を付けたいのは体臭などのにおい問題。

歳をとるとどうしても体臭が気になってしまうものです。できるだけ体臭に配慮したいところですが、体臭をケアするために香水やデオドラントを必要以上に使用すると、過剰なにおいで周囲に不快感を与えてしまう場合も……。

スメハラにならないよう気を付けながら体臭をケアしましょう。

相手と向き合うためにまずは自分自身と向き合おう

相手と向き合うためにまずは自分自身と向き合おう

今回は、裏で嫌われがちなおじさんやおばさんの共通点や、嫌われないためにやるべきことについて解説しました。

人間誰しも欠点や短所がありますし、中には自分を嫌う人がいるのも仕方のないこと。

でも、その現実を真摯に受け止め、自分自身といかに向き合うかで今後の人生が大きく違ってきます。

これを機に改めて自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか?

Written by はるお

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