働くことは生きていくうえで欠かせないものです。職場でいい関係を築ければ、仕事へのモチベーションややる気が上がります。
しかし、中には職場で孤立してしまう人も少なくありません。そこで今回は、職場で孤立する人の兆候を5つ紹介します。
職場で孤立する人の兆候1つ目は、周囲とのコミュニケーションが少なくなることです。
職場で孤立する人は、業務中や休憩中に一人で過ごすことが多くなります。その結果、周囲との距離がどんどん開き、寂しさや孤独感を抱えることに繋がります。
また、同僚や上司から「話しかけないほうがいいかな」「一人で過ごしたいのかな」と思われ、さらに孤立感が高まることも。
とくに、人見知りの人は自分から話しかけられず、周囲とうまくコミュニケーションが取れなくなります。
職場で孤立する兆候として、仕事へのモチベーションが下がることも挙げられます。
仕事へのモチベーションが下がることで、納期遅れやミスが多くなりがちです。遅刻や無断欠勤を繰り返してしまうことも……。
その結果、周囲から「やる気がない」「だらしない」などとマイナスな印象を持たれ、さらに孤立してしまう可能性があります。
仕事への姿勢は、業務の質に大きく影響するものです。ミスや遅刻などの行動が増えれば、信頼も失いかねません。
自分の気持ちを伝えることが苦手な人は、トラブルがあっても周囲に助けを求められない傾向があります。「仕事ができないと思われたらどうしよう」「迷惑をかけたくない」などと、他人のことばかり優先してしまうからです。
しかし、仕事はチームプレーが問われることもあります。周囲とうまく連携が取れていないと、さらに大きなトラブルに発展することも……。
一人で何もかもを抱えてしまう人は、報連相がスムーズにできず、職場で孤立しやすくなるでしょう。
誰の前でもいい顔をしていると、職場で孤立してしまうかもしれません。
誰の前でもいい顔をする人は、いわゆる八方美人。Aさんの前でBさんの悪口を言い、今度はBさんの前でAさんの悪口を言うなど、全員から好かれようとしがちです。
しかし、会社という狭い組織の中では、噂は簡単に広まります。本人の耳に悪口を言ったことが伝われば、一気に職場での評判が悪化しかねません。
八方美人な行動を繰り返していると、いずれ職場で孤立してしまうでしょう。
ネガティブ発言ばかりすることも、職場で孤立する人の兆候です。「どうせ無理でしょ」「でも~」「ありえない」といった否定的な言葉がいい例です。
ネガティブ発言が多い人は、周囲を不快な気分にするだけでなく、明るい感情さえ奪ってしまいます。気づかず繰り返していると「話しているだけで疲れる」と思われ、周囲から距離を取られてしまうでしょう。
誰にでも嫌なことや、腹が立つことはあります。しかし、ネガティブな感情を共有しすぎると、職場での孤立に繋がる可能性大です。
職場で孤立するのが辛いなら、まずは簡単な挨拶や世間話から始めてみましょう。毎日の「おはようございます」や「お疲れ様です」といった一言から、少しずつコミュニケーションを増やしていくことが大切です。
挨拶は基本のマナーです。挨拶をしないと、たとえ悪気がなくても周囲からマイナスな印象を持たれやすくなります。
人見知りで話すことが苦手な場合は、笑顔で軽い会釈だけでもしましょう。
笑顔で挨拶ができるだけで印象がグッとよくなり、孤立することはないはずです。
職場で孤立しているからといって、自分だけを責める必要はありません。
誰もが違った性格や価値観を持っており、職場の雰囲気や人間関係は入社した後じゃないと分からないからです。
また、職場での孤立は誰にでも起こり得るものであり、自分を責めることは問題の解決に繋がりません。
ポジティブな考え方を持ち、少しずつ前向きに行動することが大切です。
ただし、悪口ばかり言ったり、遅刻を繰り返したりなど、自分に問題がある場合は改善に努めましょう。
職場での人間関係に耐えられない場合は、休職や転職も考えましょう。仕事をする上で給料ややりがいは大切ですが、人間関係も無視できません。
人間関係は相手ありきで成り立っているため、苦手な人がいるなら離れることも選択肢の1つです。
この先も今の職場で働きたいのか、仮に転職するとしたら同じ業種がいいのかなど、さまざまな観点から考えてみましょう。
何より大事なのは、無理をしないこと。自分らしく生き生きと働ける職場が理想的です。
今回は、職場で孤立する人の兆候を5つ紹介しました。
職場での孤立は、自分に問題があるケースと、環境そのものが合っていないケースがあります。
自分に問題がある場合は欠点を洗い出し、治す努力が必要です。
これをきっかけに、少しずつ職場の人間関係を改善し、より良い環境で働けるように努めてみてください。
Written by danon