あなたの周りにいつも悪口を言っている人はいませんか? 人の悪口で盛り上がる場面を目にしたことのある人も多いと思います。しかし、悪口は信頼関係にも関わってくるので避けるに越したことはありません。
今回は悪口を言う人の心理と、どのように対処すればいいのか具体的な対処法をまとめました。「周りに悪口ばかり言う人がいるな」と思う人はチェックしましょう。
常に誰かの悪口を言っている人っていますよね。そう言う人はなぜ悪口を言うのか、その心理をまとめました。
悪口を言う人で実は多いのが、自分に自信がないというタイプ。自分に自信がないがゆえに、人の悪口を言い、見下した態度を取る人は一定数いるのです。
具体的には悪口を言い広めて一定の人を陥れようとしたり、人の評価を下げることで自分をよく見せようとしたり。ずる賢い心理が働いて、戦略的に悪口を言う人もいます。
誰かの悪口を言うことで、仲が深まるということもあります。普段は仲良くないのに悪口を言うときだけ集まったり、悪口を言うことで会話が盛り上がったり、などの場面を目にしたことのある人もいるのではないでしょうか。
このとき、悪口を先陣きって言う人は実は周囲と結託したいと思っていることがあります。悪口を言うことで仲良くなった経験がある人に多いようです。
よく悪口を言う人の中には悪口を言っているつもりはなく、自分の発言が結果的に悪口となってしまう人もいます。意識せずに悪口を言っている人も存在するのです。
そのような人たちは、言われた人の気持ちを想像できずに、ただ自分の思ったことを発言していることがほとんど。たとえば「あの人仕事ができないよね」と、悪気なく自分が思ったことを誰にでも伝えてしまうなどがあります。
自分の考えが正しいと思い、自分と違う意見や価値観を受け入れられない人はいませんか? そういう人は、自分と違う考えはすべて弾き返し、言葉がきついと悪口となってしまうことがあります。
「あの人のあの考えはおかしい!」「ちょっと変だよ!」など、攻撃的になってしまうことも珍しくありません。自分の考えが正しいと思っている人は、自分の考えを否定されたくないと思っているため、相手のことを強く批判してしまうのです。結果、それが悪口となってしまいます。
自分の現状に不満がある人は、羨ましいという感情から人の悪口を言う傾向があります。
「あの人はお金を使いすぎだよね」「いろんな人とデートをするなんて男にだらしない」など、他人の行動を詮索してわざわざ悪口を言うのです。この場合「自分ももっとお金を使いたい」「自分もデートしたい」と思っていることもあります。
悪口を言う人とはうまく関わっていきたいですよね。悪口を言う人にはどのように接すればいいのでしょうか。その対処法をご紹介します。
誰かの悪口になったとき、聞き流すことが一番の対処法になります。会話の内容が悪口ばかりだとただ聞いているだけでもストレスです。悪口をやめさせるのは難しいので、自分が聞き流すことが1番早い解決策になります。
聞き流すときのコツは、自分に向けられた言葉ではないと思うことです。たとえば、自分の後ろに誰か人がいて、その人に向かって悪口を言っている場面をイメージします。すると、自分はあくまでも悪口の通過点でしかありません。「なんか悪口を言っているな〜」と軽く捉えることができます。
悪口ばかりを聞いていると気持ちが落ち込んだり、暗くなったりしてしまう人は、聞き流すことを特に意識しましょう。
悪口が始まったら、同調はしないようにしましょう。「わかる」「うんうん」など、一度でも同調してしまうと、あとから「あの人悪口言っていたよ」と自分も一緒に悪口を言っていた仲間にされてしまいます。トラブルに巻き込まれる可能性もあるため気をつけましょう。
悪口を言う人に対しておすすめの相づちは「そうなんだ」「ふ〜ん」など、同調にならないものです。自分は一緒に悪口を言わないよう、相づちや表情を意識してみてください。
聞き流しても、同調しなくても、ずっと悪口を聞かされると疲れますよね。そんなときは、悪口をポジティブに返してみましょう。
具体的には「あの人仕事遅いよね」と悪口を言っている場面で「でもとても丁寧に仕事してますよね」とポジティブに変換して返す、など。悪口をポジティブに返されると、相手も悪口を言う気がなくなるかもしれません。疲れてしまったときは試してみてください。
その場を離れることができるのなら、悪口を言う人が来たらそっと距離を置くのもおすすめです。お手洗いに行ったり、別のことを始めたり、さりげなく距離を置くようにしましょう。
場合によっては電話がかかってきたふりをするのもおすすめです。自分がストレスを感じないよう、できる対策をしていきましょう。
悪口を言う人にもなにかしらの考えや理由があります。しかし、悪口ばかり言っていると信頼を失う可能性もあるため要注意。特に悪口をただ聞いていただけなのに「あの人も一緒になって悪口を言って盛り上がっていた」と、巻き込まれないように気をつけましょう。
Written by yuuki