“おじさんLINE(ライン)”とは年齢の差を感じさせる文章で、受け取る側が思わず引いてしまう痛々しい内容のメッセージのことを指します。
送り主に悪気はないと思いますが、中年世代はLINE=手紙といった認識。
一方で若者はLINEを一つの連絡手段としか捉えてないため、考え方の違いによって内容の重さに差がつくのでしょう。
残念なことに、年上の男性と連絡を取り合う機会があるのなら、おじさんLINEを完全にブロックするのは不可能です。
実際に届いた困ったメッセージは、みんなで笑い飛ばして供養するのみ!
終盤ではおじさんLINEが届いた時の対処法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
なぜ、おじさんLINE認定されるのかと言いますと、多くの中年男性が送るメッセージには共通した特徴が見られるからです。
今時の若者は絵文字、顔文字をあまり使わないので、ゴテゴテとした文面が目立つ場合は、立派なおじさんLINEと言えるでしょう。
今のスマホには様々なカラーのハートマークがあるものの、なぜかおじさん達は赤一択!
SNS上で女の子を口説く中年男性のLINEがよく晒されていますが、ほぼ100%の確率で赤色のハートが使われています(笑)
彼らは特殊文字の白抜きハート(♡)も使いません。きっと「ハートと言えば赤」という意識が強いのでしょうね。
赤色のビックリマークやハテナも全て絵文字化させるのがおじさんLINEの特徴。
考え方がメールの頃から変わっていないため、文章の装飾にこだわるからこそ、わざわざ絵文字を選ぶのです。
ただハートや感嘆符、疑問符まで赤だとかなりゴチャついて見えるような……。
「デコメの時代はもう終わりましたよ」と思わず言いたくなってしまいます。
LINEは気軽に使えるツールとされているからこそ、大事な話をする場でないと考える人が多いです。
それなのにおじさんはLINE=手紙と深く考え、口に出せないような重い&痛い内容をすぐに送りがち。
気持ちが大きく膨らんだ末に文章化するため、独特の気持ち悪さを孕む恐ろしいメッセージが爆誕!
その結果、若者たちがドン引きするということです。
「今日は、これを、食べました。」と、おじさんLINEを送る人は不要なほど句読点を打ちます。
相手への読みやすさを考えて打ちすぎてしまうようですが、これはある意味メッセージツールに慣れていない証拠かも。
また、考えすぎて伝えたいことがまとまらなくなり、意味不明なLINEを送りがちなのもおじさんの特徴です。
傍から見るとおじさんLINEは面白いものの、送られてきた人にとっては笑えません。
内容によっては不快に感じるメッセージも多く、彼らの文(ふみ)に対する意識のズレにゲンナリしがちです。
実際に届いた、困った内容のおじさんLINEを2つ紹介します。
バーで隣同士になり、常連客のおじさんにお酒を奢ってもらったA子さん。
連絡先交換を提案され、帰り道にお礼がてらLINEを送ると……。ゾッとするようなメッセージが返ってきました。
「A子ちゃん今日は楽しかったヨ。俺は、いつもあの店で、週3日くらい飲んでます! また話せたらいいな。
本当は二人きりで食事に行ってみたいけど、A子ちゃんと二人きりになったら狼になっちゃうから、やめておきますネ(笑)」
話している時は普通だったのに、LINEになった途端、距離感が一気にバグり始めたとか。
句読点の多さや語尾の「ヨ」「ネ」に加え「(笑)」や「狼」という表現が古臭さを増長させています。
A子さんはメッセージを見なかったことにして、そっとブロックしたとのこと。それ以来、例のバーには一切近づけなくなりました。
B子さんは上司より、明らかな誤送信LINEを受け取ったことがあります。
「この前はありがとう♡ 一緒にいられて良かったです♪
まだ出会って二回目だけど♡♡♡ 〇〇チャンに俺はホの字だよ(絵文字)!!♡♡」
今どきホの字って!? というツッコミはさておき、とてもテンション高めなおじさんLINE。
送る予定の相手が一体誰なのかが非常に気になるところですが……。
上司の意外な一面を知ってしまい、B子さんは複雑な気持ちに襲われながらも、つい笑ってしまったそうです。
残念ながら中年男性との関わりがある以上、おじさんLINEを回避する方法はありません。
超がつくほど痛々しくない場合は気にしないに限ります。
テンションやペースを相手に合わせる必要もないですから、例え装飾いっぱいのメッセージが飛んできても、あなたはあなたらしく返信すればいいでしょう。
ただし、下心丸出しの誘いやプライベートにずかずか入り込んでくる内容の場合は強い意志を持ってお断りすべき。
例え上司でも不快感が強い場合は優しさを見せず、途中でラリーを止めることでストレスを最小限にとどめられますよ。
Written by たかなし亜妖