会話は一緒にいる相手によって盛り上がり方が大きく異なります。「この人といるとつい色々なことを喋ってしまう」と思うタイプこそ聞き上手、きっと周りからも好かれているはずでしょう。
会話を重ねて好かれる人・嫌われる人は喋りの内容ではなく、“聞き役”に徹した時に差が出るもの。
好印象を抱かれる話の聞き方をマスターして、あなたも聞き上手になってみませんか?この技を習得すればビジネスやプライベートで役立ち、自分にとってのプラスが必ず増えますよ!
色々な話題を引き出し、もっと喋りたい! と相手に思わせるには、ちょっとしたコツが必要です。
あなたの周りに話の聞き方がうまい人はいませんか?そのような人々は以下のことを無意識のうちに行っているので、聞き上手を目指したいならぜひ真似してみましょう。
周りから好印象を抱かれる人はまず話を遮りません。これは会話をする上での基本であり、ごくごく当たり前のことですが、意外にもできない大人が多いとか。
話を遮って話題をすり替える、などの行為を気づかぬうちにしてしまうと相手は不快な思いをしますからね。
きちんと最後まで聞き、話題に対しての反応をしながらの会話ができるとキャッチボールがうまくいくため、お互いに快適な状況が作れるのです。
リアクションが「ふーん」「へー」だけでは、なんだか味気ないと感じるのも無理はありません。
これではぬいぐるみに話しかけているのとさほど変わらないでしょう……。人間同士ですから“相手に聞いてもらっている感覚”が欲しいもの。聞き上手さんは相槌を打つだけではなく、時折質問を挟みながら会話を進めるので、相手が話していて気持ちが良い空間を自然と作れるのです。
また「へー」だけではなく「うんうん」とか、「ああ、そうなんだ」等、しっかりと話を聞いているのがよく分かる反応を取ります。「この人といるとつい喋り過ぎてしまう」と思う相手は必ずこういったリアクションをするので、よく観察すると勉強になりますよ。
こちらが話しているのにも関わらず、スマホに目を落としながら「そうなんだぁー」と言われると、本当に聞いてる? と絶対に疑うはず。
聞いているかどうか分からない人って、印象がとても悪いんですよね。そう、先ほど説明した“相手に聞いてもらっている感覚”は相槌だけでは得られません。
しっかりとお互い目を合わせ、プラスでリアクションがあって初めて会話が成り立ちますからね。聞き上手な人は相手の目を見ながら会話に耳を傾けています。
ずっと視線を外さず見られるのは怖いものの(笑)、程よく目が合えば「この人は自分の話を聞いてくれているんだ」と思うことでしょう。
好かれる話の聞き方だけではなく、嫌われてしまう聞き方も頭に入れましょう。NG行為も同時に心得ておけば、より印象の良い会話のコツが掴めると思います。
会話の途中で勝手に「それって〇〇でしょ!?」と遮って、オチを勝手に推測する話をしつつ、自分の話にすり替える。こういうことを平気でする人って必ずいますよね。
この手のタイプは自分が喋りたくて仕方がないのですが、話がつまらなくても、オチが読めても絶対に遮ってはなりません。会話は発言者が主役と考えれば、相手のテンションを下げる行為はできないはず。
話を最後まで聞けない人は確実に嫌われるので注意しましょう。
「えぇ~! すごぉ~い!」「それでそれで!?」とテンション高めに迫られてもわざとらしくて困りますが……。あまりにリアクションが薄い相手とは話していて楽しくありません。
「へー」「ふーん」「そうなんですね」の連発では発言する側も『つまらないと思われているのか!?』と不安になりがち。
その結果、“この人とは話したくない”と思われるので十分に気を付けてください。元々反応が薄く、淡々としているタイプこそ誤解されやすいので反応を工夫すべき。
キャバ嬢のようなオーバーリアクションは不要ですが、彼女たちは話を引き出すプロなので、少し参考にするくらいが丁度いいかもしれません。
知っているジャンル、興味のある話題だけ飛びついてあとはスルー。もしくは、明らかに興味がない素振りを見せてつまらなそうにするなど、自己中心的な話の聞き方しかできない人は嫌われます。
「その話題を聞いてほしいから相手は話してくる」という本質をまずは理解しましょう。何事にも興味を持ち、どんなに関心がなくとも一度は最後まで聞いてみること!
聞いてもらった人は嬉しい気持ちになるので、あなたへの印象がグンとアップします。最終的に興味が湧かなくとも耳を傾ける、ここが重要なポイントなのです。
聞き上手とはただ黙って会話の相手をするだけではなく、話していて心地が良い人のことを指します。
お喋りがうまい芸人タイプより聞き上手な方が好印象なため、いつも話し過ぎてしまう人や、会話で心を掴みたいのならここは一つ勉強をするべき!
聞き上手は会話上手、コツを学んで誰からも好かれる人間になりましょう。
Written by たかなし亜妖