めんどくさい「結婚・出産マウント」のスマートな対処法

友達から結婚・妊娠マウントをとられたとき、「イラッとするけれど、正面から不満を伝えて『嫉妬してるんだ』と受け取られるのも気に食わない」そんな気持ちになる女性は少なくありません。結婚・妊娠マウントの実例をスマートな返し方と合わせて紹介します!

結婚マウントの場合

結婚マウントの場合

「結婚した友達が、急にマウンティングをしてくるようになってめんどくさい」そんな悩みを抱える女性は案外多いもの。主な結婚マウントについて、それぞれの上手な返し方とセットでチェックしていきましょう! 

*文中の「○○」は、言葉を受け止める側の女性(=あなた)の名前とします

「○○はどうして結婚しないの?」

一見、単純な疑問を口にしているだけのように思われるこのセリフ。

にもかかわらずイラッとしてしまうのには、以下のような理由があります。

●言葉の裏に「結婚したくてもできないんでしょ」との含みを感じてしまうから
●結婚したいのにできない焦りや不安を刺激されるから
●特に結婚を望んでいないのに、結婚がすべてのような価値観を押しつけられるのが不快だから

では、こうしたマウンティングに対し、じょうずに言葉を返すにはどうしたらよいのでしょうか?以下、パターン別に紹介します。

●波風を立てたくない場合:「いつかご縁があるといいんだけどね」
●相手を黙らせたい場合:「(笑顔で)今時まだそんな質問してるの?」

「○○も早くいい人に出会えるといいね」

「すでにいい人に出会って結婚できたわたし」をアピールする、結婚マウントの典型的なセリフです。

直接は表現されていないものの、「わたしみたいになれるといいね」という、あからさまな上から目線が透けて見えるのが、イラッとさせられる大きな理由といえるでしょう。

おすすめの返し方としては、以下のようなものが挙げられます。

●波風を立てたくない場合:「ホントだね。誰かいい人がいたら紹介して!」
●相手を黙らせたい場合:「結婚は早くすればいいってものでもないしね」

「(独身は)自由でうらやましいなあ」

マウンティングとしてこの言葉が口にされる場合、相手は決して本当にあなたをうらやんでいるわけではありません。セリフの裏にあるのは、「家族中心の生活をしている健気な既婚者のわたし」アピールです。

この場合、スマートな返しは以下のようになります。

●波風を立てたくない場合:「そうだね。自分に時間が使えるのはうれしいかな」
●相手を黙らせたい場合:「そうなんだ。そんなに自由がないなんてかわいそうだね……」

出産マウントの場合

出産マウントの場合

では、出産した友達にあからさまな出産マウントをとられた場合には、どう対応すればよいのでしょうか? 具体的なセリフとおすすめの返し方を紹介します!

「早く産んだ方がいいよ」

産める状況にない人(独身・そもそも出産願望がない)にとって、このセリフは一方的な価値観の押しつけです。特に、出産したい気持ちを持ちながら、環境が整わずに出産できない人にとって、これはひどく心をえぐられるセリフといえるでしょう。

では、この場合のスマートな返しはどのようなものなのでしょうか。

●波風を立てたくない場合:「そうだね。早く産めるといいな」「わたしにもそんなときが来るのかなあ」
●相手を黙らせたい場合:「人にはそれぞれタイミングや事情があるから、あまりそういうことを言うと非常識な人だと思われるよ」

「やっぱり子どもがいないと分からないよね」

このセリフには、暗に「子どもがいないあなたには理解できないよね」「あなたは半人前」との意図が込められています。相手を明らかに下に見ていなければ口にはできない、紛れもないマウンティングといえるでしょう。

イラッとさせられる理由としては、以下のようなものが挙げられます。

●バカにされたと感じるから
●子どもを産んだら一人前のような表現が鼻につくから

では、このケースのおすすめな返答とはどのようなものなのでしょうか。

●波風を立てたくない場合:「そうかも。わたし、分からないことばかりだなって自覚してるよ」
●相手を黙らせたい場合:「何なに? 例えばどういうこと? すごく気になるから教えて!」

「出産は女の幸せだよ?」

幸せかどうかはあくまでもその人の主観です。何かを経験している・していないによって、客観的に決まるなんてことはありません。にもかかわらず、「出産していない女性=不幸」といわんばかりの言葉を投げつけられれば、イラッとしてしまうのも当然のこと。

この不条理なマウンティングには、以下のような対応がおすすめです。

●波風を立てたくない場合:「そっかあ。わたしも頑張らなきゃね」
●相手を黙らせたい場合:「あなたは出産していない女性はみな不幸だと思っているの?」

結婚・妊娠マウントには冷静な対応を!

結婚・妊娠マウントには冷静な対応を!

そもそもマウントとは、「自分が優位に立ちたい」「うらやましいと思われたい」といった切実な気持ちの裏返しで行われる行為です。突き詰めるとこれは、マウントをとらなければ心が満たされない=今の自分に満足できていない何よりの証にほかなりません。

もしも、友達に結婚・妊娠マウントをとられたら、まずは「この人は心が満たされてないんだな」「マウントをとらなければ自分を守れないんだな」と考えてみるのがおすすめです。

その上で、相手に配慮して穏便に済ませるのか、「マウンティングは認めない」と相手を黙らせる言葉で対応するかを自分の意思で選ぶことで、むやみに心を乱すことなくスマートな対応ができるでしょう。

Written by やまだうめ

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