モテたいと思っていない男性はまずいない、と言ってもいいでしょう。男性は女性に比べるとモテ願望が強く、全ての原動力が「多くの人に好かれたい」なんて想いに集約されているタイプさえいます。
“自分自身が人気のオトコ”になりたいと考えるのは決しておかしなことではありません。けれどもモテを意識しすぎて頑張ってしまい、結果的に残念な状態に陥っている男性は少なくないもの……。
なぜ、努力をしているのに逆効果になってしまうのか? 空回りしている人の特徴と方向性を間違えた頑張りについて解説していきます。もしこれを読んで「自分のこと?」と思った男性、あるいは自分に置き換えて考え「ドキッ」とした男性がいたら、非モテの部類に入っているかもしれません……。
様々なモテテク、異性から好かれるためのちょっとしたアドバイスなど世の中は“モテ”に関する情報が溢れています。この記事を読んでいるあなたも実践をした経験があるかもしれませんね。
誰かと恋愛関係になり、カップル成立や結婚へ漕ぎつけるには多少なりとも努力が必要です。だからこそ、頑張ることはごく自然であるものの、道を踏み外して本来の希望からどんどん遠ざかる男性の多いこと、多いこと……。彼らには共通した特徴が見られるので、まずは残念系メンズの生態を見ていきましょう。
「女性にモテる方法」
「女性から好かれる男性の振る舞い」
「女子ウケが良いファッション〇選!」
といったネット記事やSNSの投稿は、あくまで一例。もちろん筆者が書いているこの記事も一例にしか過ぎず(笑)、イレギュラーも発生するからこそ100%真に受けてはなりません。
恋愛におけるシーンで記事に書かれたことを鵜呑みにし、変化をつけることなくそのまま実行すればうまくいかない可能性だって十分にあるでしょう。何事にもパターンや傾向は確かに存在しますが、全員に当てはまるものではないですからね。
臨機応変さが身についており、相手に合わせた行動をするのがモテる男性。空回りしたモテない残念系メンズは、このひと手間が加えられないのです。
モテない男性は相手を思いやり、それぞれの個性を受け入れる柔軟な姿勢がなっていません。
「こうすれば確実に女性ウケがいいだろう」
「女性ってみんな〇〇が好きだし!」
と決めつけ、独りよがりな考え方を押し付けてしまうのです。女性は甘いものが好きだとか、映えるカフェが好きだとか、女子会は悪口ばかりが飛び交っているとか……。
①でも言ったように、世間一般で言われているのも“あくまで一例”。必ず全員に当てはまるとは限りません。そこを一切疑うことなく、独りよがりな考え方を貫くと非モテメンズ街道まっしぐら! という悲しい結果を招くのです。
レディーファーストな行動やデートでのリード、頼れる男らしさをスマートに見せるには経験値が必要です。決して簡単なことではないため、慣れていないメンズはたどたどしくなってしまうでしょう。それでも頑張っている姿を微笑ましく思う女性は多いため、不慣れな様子がマイナスとは限りません。
では、どんな不自然さがモテから遠ざかるのか? 答えはモテたくてやってる感が隠しきれていないこと!
どこか恩着せがましかったり、すごいだろうと言わんばかりにアピールしたり、わざとらしい気遣いや優しさが見え隠れしたり。モテない残念系メンズは知らず知らずのうちに、「君のためにやってあげている」と相手へ無言の圧力をかけています。
女性は察するのが得意な生き物ですから、言葉に出さずとも雰囲気を感じ取り不快な気分を覚えるはず。モテようとする不自然な行動、勘の良い彼女たちには完全に逆効果なんです。
女性たちから人気が出ず、むしろ遠ざけられてしまう非モテメンズのダメな「頑張り」とはどのような行動を指すのでしょうか。いつまでもモテることなく、悲しい道を進み続ける日々から卒業しませんか?
今から具体例を挙げていきますので、一つでも当てはまるのなら今日から改善しましょう。
ファッションには流行がつきものですが、ブームが必ずしも自分に合っているとは限りません。流行に敏感なのは良いものの、背伸びをし過ぎると違和感マックス。洋服に着られている感じが拭えず、頑張りが裏目に出てしますのです。
今人気のアイテムやファッションをいち早く取り入れるよりも、何が似合っているのか? と自己分析できている方がよっぽど素敵ですよ!
入念に練られたデートプランや、おしゃれな飲食店が嫌いな女性はいないと思います。しかし、明らかに身の丈に合っていないのに無理な計画を立てると、かえって相手に迷惑を掛けるかもしれません。
例えば高級レストランに着ていく服を持っていないのに予約をする、お酒が弱いのにバーへ行く、などなど。相手を喜ばせるために頑張るのは微笑ましいことですが、頑張り過ぎると見事に空回りして失敗に終わってしまいます。モテる男性は“努力”をするものの、“変な頑張り”をしないからこそ常に人気を博せるのです。
モテる男は「肉食! 積極的に!」と思い込む残念系メンズは多く、明らかに脈がないのにしつこくしがち。アピールすればいつかは振り向いてくれるのは、ドラマの中だけの話です。
非モテ男性は相手の様子を伺うことを得意としていません。冷静に見ていれば嫌がっているのか、脈がありそうなのかを少しくらいは判断できるはず。アタックやアピールだけに意識を集中させてしまい、気遣う心を失っているからモテとは遠ざかってしまうのかも……?
モテる男性は確かに会話が面白い人が多いです。けれどもそれは傾向でしかなく、皆が皆、芸人さんのように軽快なトークを展開しているのではありません。
非モテ男性は女性を惹きつけるために喋りを頑張り過ぎてしまい、一方通行な会話をしがち。最初は「うんうん」と聞いていた相手も徐々に疲れ、最終的に「この人いつまで一人で話してるの?」となってしまいます。相手を楽しませるための心がけは大切ですが、努力の方向性を間違えると頑張りが空回りするので要注意ですよ。
頑張れば頑張るほどモテない男性は、肩の力が入り過ぎて視野が狭くなっているのです。多くのものが見えていない状態で藻掻いても良い結果は得られません。モテ、そして恋愛は相手あって成り立ちます。女性の様子を観察し、広い心を持って柔軟に行動していれば大きくはモテずとも、嫌われることはないでしょう。
何事も〇〇し“過ぎ”はNG。ほどほどに、力み過ぎない程度が一番ベストな状態でゴールテープを切れるかもしれないですね。
Written by たかなし亜妖