日常のストレスは体に影響する!? 整体師塚本さんが教える「ポジティブに過ごすコツ」とは?

くらしのマーケットにて、全国500人中1位を獲得した実績を誇る、人気出張整体師「塚本駿介さん」へのインタビュー第2弾。

今回は、体の健康にも繋がる「ストレス」のことや、塚本さんが普段意識している素敵な考え方についても教えてもらいました。

日常のストレスは体に影響する

――精神の部分は、体にも影響がありますか?

とても影響します! 今までの経験からしてみても、人によっては精神面のケアだけでよくなる人も本当にいます。

「体がしんどいのよ」ってご依頼いただいて、1時間ぐらいずっと話を聞いている時もあるんですよ。全部気持ちを吐き出したタイミングで、体が楽になって施術をせずに良くなる方もいました。

――え!? そんなことあるんですか?

「どんな症状ですか?」と聞くと、夜も眠れないし体中が痛すぎると。「何かお辛いことがあるんですか?」と聞いたら、今までの背景を全部話してくれたんです。

本人が話せば話すほど、ご自身の頭も整理されたのでしょうね。吐き出して自分の体のモヤモヤを出し切ったときに、「うわスッキリした。あれ? 症状が無くなった」って人もいらっしゃいます。

どっちかっていうと施術を受けてる人は、日頃の鬱憤とか仕事の悩みなどを施術中の話の中で毒を出すんですよ。精神的に負担が大きく加わっている方は、どんどん言葉にして吐き出すのがおすすめです。

――日常のストレスが、体に表れるのですね。

そうですね。例えばデスクワークをしているとして、心の底からやりたいと思った仕事だったら多分そんなに疲れないんですよ。逆に自分がちょっと苦手な事務作業に入ると、10分か15分しかやってないのに体がすごい疲れてしまう……。

2つを比べてみると、パソコンに対して文字を打つという行動は一緒なんですよ。なのに、自分の頭の中がそれを好きか嫌いかだけで、体に出る反応が違うんですよね。

精神面と身体の不調は間違いなく相関関係があります。体が悪い=心が悪いに直結しうる問題です。

捉え方で景色が180度変わる!? ポジティブになる方法

捉え方で景色が180度変わる!? ポジティブになる方法

――メンタルを好調に保つ秘訣はありますか?

自分の目の前で起きてることや関わってる人、職場の環境や全てに対して感謝できることを探すように意識しています。

ネガティブになりがちな人や自分を責めてしまう人は、自分にとって都合が悪いことによく目が行きます。そういう人は自分が不都合になり得る情報を自分から探しに行っているんですよね。

お仕事で失敗したり、怒られたりなど自分にとって辛いことが降りかかろうが、何かしら自分にとって学びになるものは絶対にあると思うんです。

その学びになる点を見つけられれば、この出来事があってよかったなと感謝できるので、色んなことに対して感謝を探すことは、みなさんにもやってもらいたいですね。

――感謝を意識するようになったきっかけは、何かあったんですか?

捉え方で景色が180度変わる!? ポジティブになる方法

昔、仕事をしているときに一時期精神的に大変辛い時期がありました。最初は辛い出来事を真に受けてしまっていました。いつまで経っても状況は変わらず、僕が受け止め方を変えない限り、自分で自分を追い込みすぎてしまい、このままだと体調を崩してしまうと感じていました。

そんな中、無茶苦茶な話ですけど、辛い出来事の中に感謝できることを探したんです。そしたら、「確かに今この瞬間はしんどいけれど、僕が何年か経った時に、笑い話にできる!」と思ったんですよ。思い切って頭を切り替えたら、もう見える景色が全然変わりました。その瞬間から突然体が楽になったんです。

日常生活で感謝できる点を見つけたら自然と笑いが出るし、心の底から前向きになれるというかいい気持ちになれるので、習慣にしています。

ストレス解消! 熟睡するにはルーティーンを決めよう

――深い睡眠ができる方法はありますか?

ぐっすり眠るためのきっかけは、僕の場合だと入浴とストレッチなんです。お風呂に入った後、ゆっくりストレッチをしていると、だんだんと眠くなってきます。

人間って習慣の生き物なので「お風呂に入ってストレッチしたら寝る」っていうのを繰り返していると、お風呂の後にしっかり眠くなるんですよ。自分の中でこれをやったら寝る! っていうルーティーンを決めておくといいですよ。

――オンとオフのような感じですか?

そうです。本来、ベッドや布団は、寝るためのものなのに、スマホや活動的になるアイテムを持ち込むと脳みそが活性化し始め、活動する時間だと錯覚してしまいます。するとベッドや布団に入った時に「寝るための時間なのか?」「 ゲームをする時間なのか?」と 脳が判断できなくなってしまい、布団に入っても寝れないという現象が起きるんですよ。

「ベッドや布団は寝る場所!」って決めたら寝る時間以外は絶対にベッドや布団に入らないことが大切です。自分の中でルーティーンを決めるのが1番ぐっすり眠れる方法です。寝る1時間~2時間前は、自分が活動的になるスマホ見るとかアクション映画見るとか、目が覚めるような活動は避けた方がいいです。

3つの部分を温めるとよく寝れる

――寒い時期になかなか寝れないという人は、何か原因があるんですか?

おすすめなのは「手」と「足」と「耳」を温めることです。寒い時期に眠れない原因って、どこかの体の一部が冷えていることが多いです。

「足先が寒いから寝れない」、「顔が出て耳が冷たいから寝れない」、そこにお布団を1枚プラスして暖かくしたり、耳に当てる温かいイヤーマフみたいなのを付けるなど、体が冷えてる場所を作らないというのが大事です。

温泉に入ると全身が温まるので、ポカポカして力が抜けるじゃないですか? あれは体中が温かさに包まれてる状態だから気持ちいいんです。

それをお布団の中でやってあげればいいんです。自分の体を温かくて、しかも肌触りのいい気持ちいいものに包まれてるとなると入眠しやすくなります。

身体だけではなく心の健康も意識して!

塚本さんとは初対面でしたが、とても話しやすく、明るく優しい方でした。常にお客様のことを考える姿勢を見て、人気なのは施術の腕の良さだけではなく、人柄もやはり関係しているのだなとインタビューをして改めて感じました。

この塚本さんのお人柄の良さは、過去の辛い経験を活かし、日々「感謝」を忘れないようにしている現れですよね。

体の不調には、心が大きく影響していることを学ぶことができました。体のケアももちろん大切ですが、心の健康を意識してストレスフリーな生活を送りましょうね!

次回、第3弾では皆様の悩みで多い「肩こり」解消マッサージを教えてもらいます!多忙な皆さんでも簡単にできるものなのでぜひチェックしてくださいね。

Written by KOIGAKU

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