相手を一目見ただけで惹かれてしまう一目惚れ。どんな人なのか、よくわからないのに惹かれてしまうのには、いったいどのような心理が隠れているのでしょうか。
今回は一目惚れはなぜ起こるのかをはじめ、一目惚れした時のさりげないアプローチ方法について紹介します。一目惚れした相手へのアプローチ方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
初めて会った相手に無性に惹かれる一目惚れは、なぜ起こるのでしょうか。一目惚れをする心理について、詳しく見ていきましょう。
一目惚れは、相手の遺伝子に本能的に惹かれることから起きているのではないかという説があります。人間は、遺伝子が遠いほど惹かれる傾向にあります。
思春期の頃、なぜだか無性にお父さんのことを嫌に感じた経験はありませんか?「お父さんの服と一緒に洗濯しないで」「お父さん、近くに来ないで」など、父親に酷い態度を取るなんて話よく聞きますよね。
実はこれ、父親と遺伝子が近いからこそ起こることで、生物的には正しい反応と言われています。より近い遺伝子に嫌悪感を感じてしまうのであれば、遺伝子が遠いほど惹かれるのも納得ですよね。一目惚れは、より良い遺伝子を残そうとする本能が一因なのかもしれません。
一目惚れは、脳の勘違いや思い込みが原因ではないかという説があります。人は外見だけでなく中身に対してもそれぞれ「こんな人がいい!」という理想を持っていますよね。
そのため、自分好みの外見の人を見つけると、相手の中身まで自分の理想だと無意識に思い込み、相手に好意を抱いている可能性があります。よく知らない相手なのに、どんどん惹かれて意識してしまうのはこうした脳の錯覚が関係しているのかもしれません。
一目惚れした相手と仲良くなるには、そのようにアプローチすれば良いのでしょうか? さりげなくアプローチする方法を紹介します。
まずは、あなたの存在を認識してもらうことが大切です。あなたが相手のことを知っていても、相手があなたのことを知っているとは限りません。意識しているのはあなただけで、相手は何も感じていない可能性もあるのです。
関係をステップアップさせるためにも、まずは顔を覚えもらうことから始めましょう。相手と会う機会があるのなら、好印象を持たれるよう、笑顔で挨拶を心がけてください。いつもニコニコしている、親しみやすいと感じてもらうことができれば、恋愛が上手くいく可能性が高まります。
顔見知り程度の中になれたら、次は接触回数を増やし、二人の距離を縮めていきましょう。とはいえ、相手に親しみを感じているのは、あなただけの可能性もあるため、最初から馴れ馴れしい態度は厳禁です。
挨拶をした際に、「今日は良い天気ですね」「暑いですね」など、一言をプラスする程度に抑えておきましょう。初めはぎこちなかったり、会話が続かなかったりしても焦る必要はありません。続けることで徐々に会話もはずむようになるはずです。
少しずつ会話が続くようになってきたら、二人の間に出身地や好きな食べ物、趣味など、何かしら共通点がないか探してみましょう。
人は共通点がある相手に対し親しみを感じやすいです。また、共通点があると会話も盛り上がりやすいため、二人の距離を縮めるのに効果的です。もしも、好きな食べ物や映画が同じであれば「一緒に行こうよ」とデートに誘う口実になり、関係を進めるチャンスです。
相手との距離も縮まり、デートに誘う口実を見つけたら、そろそろ連絡先を聞いてみても良いでしょう。「一緒に行かない?」と誘った際に連絡先を聞くと、スムーズに交換しやすくおすすめです。
ただし、ここで注意しておきたいのが相手の反応です。もしも、デートに誘った際に「うん今度ね」「今忙しいから落ち着いたら行こう」など、あまり乗り気ではないと感じた場合は、ぐいぐい行くのはやめた方が良いでしょう。連絡先を聞くのも、またの機会にずらしたほうが賢明です。
今回は、一目惚れが起きる原因と一目惚れした時のアプローチ方法についてご紹介しました。遺伝子や脳の錯覚が原因だとしても、好きだと思える相手に出会えたなら、何とか距離を縮めたいと考えてしまいますよね。
しかし、一目惚れをした場合は、少しずつ時間をかけてアプローチすることが大切です。あなたは相手のことを知っていても、相手もそうだとは限りません。よく知らない相手からぐいぐいアプローチされても、怖がらせてしまうだけだということを覚えておきましょう。
一目惚れから始める恋は、知り合いや友人関係から発展する恋愛よりも成就するまでの道のりが険しいことが多いです。少しずつ信頼関係を積み重ね、良好な関係を築けるように努力してみてくださいね。
Written by 早紀