男性と女性では想像よりも価値観に隔たりがあり、女性が褒めるつもりで言っていても実は男性にとっては「嬉しくない言葉」という場合があります。
今回は、「男性が言われても嬉しくない褒め言葉」についてご紹介します。
中性的で可愛らしかったり幼く見えたりする男性や、何かに照れたりうろたえたりと普段と違った一面を見せた男性に対して、褒めているつもりでつい「可愛い」と言ってしまった経験はありませんか?
女性にとって「可愛い」は言われて嬉しい言葉なので気軽に使ってしまいがちですが、男性にとってはプライドを傷つける可能性もあるのです。
特に年下の男性にとっては、相手から子ども扱いされているように感じるワードでもあるので、外見はもちろん、言動に対しても「可愛い」と褒めるのは避けるのがベターです。
女性からすると、「細いね」はスリムな体型であることを表す言葉であり、モデルのようなスタイルに憧れている人にとっては言われて嬉しい褒め言葉の一つです。
しかし、女性が憧れを抱いているからといって、男性も同じとは限りません。
多くの男性にとって憧れの体型とは、割れた腹筋や鍛え上げられた太い二の腕、厚い胸板であり、細いことを気にしてこっそりトレーニングに励む人も少なくないのです。
いくら女性が褒め言葉のつもりで言ったとしても、相手は内心イラッとしている可能性もあるので注意が必要です。
温和な雰囲気で話しやすく、女心も理解してくれる男性に対して、つい褒め言葉のつもりで「女友達みたい」と言ってしまうことがあります。
それくらい親しみを感じているという気持ちからの言葉ですが、実は男性にとっては「女々しい」「異性として意識できない」などマイナスに受け取られがちなフレーズなので注意してください。
相手のちょっとした一面を見た際に「意外と男らしいよね」とうっかり口にしてしまうことも。
今まであまり男らしさを感じなかった相手だからこそ、そのギャップから褒め言葉のつもりで言ってしまいがちですが、男性からすると「意外とって何?」と不満に感じてしまう一言のよう。
男らしさを褒める際に「意外と」は禁物です。
気配りのできる優しい男性に対して、褒め言葉のつもりで言いがちな「いい人だね」、実はこれも男性にとってはあまり嬉しいものではありません。
普段から「いい人」と周囲から言われる男性にとって、どれだけ「いい人」でもそこから先に発展するかは別問題、「いい人」止まりで脈なしだとネガティブに捉えてしまうのです。
同じように「優しい」というフレーズも、無難に聞こえてそれ以上発展させる気がないのだと相手に思わせてしまいます。
せっかくの褒め言葉なら相手にも喜んでもらいたいですよね。では、男性が言われて嬉しい褒め方のポイントについてご紹介しましょう。
基本的に男性は褒められることが大好きです。人前で褒める場合、相手が自信を持っている部分を褒めてあげましょう。
ポイントは、自然にさらっと褒めること。そうすれば男性は「この人は自分のことを見てくれている」「わかってくれている」と感じます。
「すごい!」「かっこいい!」などと伝えても、「何が?」「本当にわかって言っているの?」と感じる男性も少なくありません。
褒める際は、「どこが」「どのように」凄かったのか、かっこよかったのかなど、そう思うに至った根拠を具体的に伝えると説得力が増します。
一般的に男性はプライドが高く、周囲からどのように思われているのかを気にする傾向にあります。それゆえ、自分自身の能力を褒められると人一倍喜びを感じるのです。
褒める際は「仕事の進め方が的確でさすが」「経験豊富で頼りになる」など、その能力を具体的に褒めてあげましょう。
今回は、実は男性が「言われても嬉しくない」と思う褒め言葉についてご紹介しました。
女性が言われて嬉しい褒め言葉が、男性にとっても嬉しいものとは限りません。また、親しみやすさやギャップからくる褒め言葉のつもりでも、相手にとっては不快に感じる場合もあるので注意が必要です。
せっかくの褒め言葉、相手が心から喜んでくれるフレーズをチョイスしてくださいね。
Written by 早紀