お互いの信頼関係があってこそ夫婦になるものです。しかし、結婚するまでの生き方や培ってきた価値観などが異なるため、夫婦喧嘩が起こることもあるでしょう。今回は、夫婦喧嘩が起こる原因は何か、またどうやって解決するのが得策なのかみていきましょう。
まずは、夫婦喧嘩の原因からみていきましょう。
服やパジャマを脱いだら脱ぎっぱなしにする、食べた後に食器をダイニングテーブルに置きっぱなしにする、家事を手伝おうとしないなどの生活態度が夫婦喧嘩の原因になるケースは珍しくありません。
共働きであればお互いに仕事で疲れているため、相手のちょっとした態度でイラっとしてしまうこともあるでしょう。どちらかがだらしないともう片方の負担が増えてしまうのも、ストレスが溜まって相手に不満をぶつける要因になりますよね。
夫婦として良好な関係を維持するには、思いやりの気持ちを持って助け合うことが大切です。
言葉遣いが原因で夫婦喧嘩に発展してしまうこともありますよね。配偶者から「どうでもいい」や「自分とは無関係」だと思っているような態度を取られてしまうと、誰でも嫌な気分になりますし、気分的にも落ち込んでしまうでしょう。
時には、「何でこんなことが出来ないの?」とか「最近太ったんじゃない?」といったように馬鹿にするような発言や思いやりを感じられないような言葉ばかりかけられるのも、イライラする原因となります。
仕事や子育てで疲れている時は、普段なら気にしないような言葉に対してイラっとしてしまうこともあるはず…… 双方が疲れていたらヒートアップしてしまうこともあると思います。
イライラしてどうしようもない時は、物理的に距離を置くのがおすすめ。距離を置くことによって、冷静になって物事を考えられるようになるからです。
結婚して1つの家庭を作っている夫婦ですが、あくまでも他人です。そのため、常に思いやりの気持ちを持って、接することを忘れないようにしましょうね。
コミュニケーションが不足している夫婦も、喧嘩が多い傾向にあります。仕事帰りに飲みに行ったり、同僚と食事をしたりすることもあるため、帰りが遅くなってしまうこともあるはずです。
前もって連絡があれば気にならないでしょうが、何も連絡なしだとイラっとしてしまうもの…… 晩御飯を用意していたのに午前様になったり、終電を逃してしまって外泊をしたりするのは絶対にNGです。
連絡を小まめにしていれば、家で待っている配偶者も安心です。夕ご飯がいらないなら早い段階で連絡をする、遅くなる場合は待たずに就寝する、などのルールを夫婦間で決めておくのもおすすめ。
育児に対する考え方が違うことによる夫婦喧嘩も少なくありません。習い事や遊び、しつけの方針、勉強のさせ方などは夫婦間で大きな差があるケースも多いです。
それは、これまでに育った環境が違うため仕方ないことだと言えるでしょう。考えに違いがあって当たり前だという前提で、双方の良い部分を取り入れられるようにしましょうね。
また、どちらか一方が子育てに無関心な場合も喧嘩の原因になってしまうので、しっかりと話し合うことが重要になります。
夫婦喧嘩が起こったら、険悪なムードになってしまいます。夫婦として同じ空間で生活を続けるなら、仲直りをしなければいけませんよね。次は、夫婦喧嘩後に仲直りする方法についてみていきましょう。
素直な気持ちでストレートに謝罪の気持ちを伝えるのは良い方法です。素直に謝れないため、険悪なムードが長引いてしまうことも…… しかし、明らかに自分が悪いという認識があるなら、きちんと謝るようにしてください。
その際に、同じことを繰り返さないようにするための改善策も伝えて、しっかり約束するようにしましょう。約束を守れなかった時はどうするのか、という点も決めておくことをおすすめします!
夫婦喧嘩の原因は、価値観や考え方の違いが原因になっていることが多いです。そのため、相互理解のためにしっかりと話し合いをするのはとても重要!
生活環境や子育ての方針、これからの人生設計などを話し合っておけば、喧嘩に発展しにくくなるはずです。育ってきた環境が違う人同士が惹かれ合って一緒に生活するのですから、話し合いをしてお互いに納得できればより良好な関係が築きやすくなるでしょう。
夫婦喧嘩を全く無くすことはできないと考えられます。どうしてかというと、これまでに育ってきた環境や培ってきた価値観が異なるからです。そのような2人が一緒に生活するので、ちょっとしたことでイラっとしてしまうこともあるでしょう。
しかし夫婦として共に生活を送るなら、喧嘩ばかりではなく仲直りもしなければいけません。喧嘩の原因となるのはどのような点なのか、夫婦喧嘩の後に仲直りするのはどうすればいいのか、などを知っておくと喧嘩をしつつ良好な関係を築きやすくなるでしょう。
Written by 早紀