「モンスターペアレント」という言葉があるように、子供より保護者について悩むことも多いと聞きます……。
今回は現役保育士さんに聞いた、困った保護者についてのエピソードをご紹介します。
自分も気がつかないうちに毒親になっていないか、まわりに毒親がいないのか……注意してみてくださいね。
・子供同士でおもちゃの取り合いになってケンカになったんです。その時に女の子が相手の子のほっぺを少し叩いてしまって。とくに傷とかにはなってないのですが、叩かれた女の子のお母さんがすごいけんまくで「誰にやられたんだ!!! やり返せ!!!」って言っていて本当に怖かったです……。保育園の子供同士のケンカで「やり返せ」なんて言うのはちょっと……。見た目もヤンキーママっぽいのでより怖いです。(27歳/女性)
ハンムラビ法典か! とツッコみたくなるようなエピソード……。実際にはこんなツッコんでいられる余裕もないですよね。我が子が大切な気持ちはわかりますが、それでも子供同士のケンカを親がヒートアップさせるのはどうかと思います。
・熱があったのに登園させた保護者がいました。来た時にはぐったりしていて熱もあり、今コロナも流行っていますし、お預かりできないと伝えたのですが「仕事が忙しいから」の一点張り……。結局仕事は休んでもらいましたが、高熱で登園させるのは子供にとってもしんどいですし、かわいそうです。(52歳/女性)
コロナもある今の時期、自分の子供だけでなく周りの園児も巻き込んでしまうことを理解すべきですね。
・遊びの時間に、園児たちが作品を作ったんです。「持ち帰っておうちの人たちに見せてあげようね。」ってみんなに言って持ち帰ったのですが、あるお母さんが「そんなのゴミになるからいらない、保育園に置いていきなさい。」って言ってたんです。その子の私物だけ置くなど一人の園児を特別扱いするわけにもいきませんし、もって帰ってもらったのですが、折角子供が作ったものをいらないという親がいることにショックでした。(28歳/女性)
自分の子供が作った作品を宝物だと捉えない人がいるとは……。幼少期に描いた絵や作ったものを飾ってもらえると嬉しかったなという記憶は今でもあります。
・お迎え時間になっても中々こないお母さんがいました。1時間遅れの19時30分頃になって迎えにきて「長男の担任の先生と話していたら遅くなった」とのこと……。仕事でもなく話してて気が付かなかったとは……。遅れるならきちんと連絡がほしいです。(28歳/女性)
保育園に働いている先生や、待っている子供はどんな気持ちで待っているのかを改めて考えるべきですね。
・子供同士のケンカでも「うるせー」「バカ」「アホ」と言う子がいます。子供だけじゃなく、先生の僕にもそういった暴言を吐いてきますし、驚いたのは舌打ちもしてきます。「先生悲しいな。なんでそういうこと言うの?」と言うと「家でもお母さんが言ってる」と……。子供は親を見て育つとはこのことだと感じました。親がいった何気ない一言や口癖、仕草でも子供は真似をします。親はそのことをきちんと意識すべきだと思いました。(28歳/男性)
大人になってからも「言葉」はとても重要だと感じますよね。何気ない一言で相手を傷つけることができてしまうからです。同じ言葉ならハッピーになる言葉をたくさん使いたいですね。
実際に話を聞いてみて、驚いたことは「以外にも困った保護者はいる」ということです。
自分では「自分は毒親じゃない」と思っていても、実は困った保護者の一人になっているのかもしれません。
自分がママであるのならば、今一度自分の行動を振り返ってみてください。また、これからママになる人にとっても、特に「言葉」など、自分が悪影響を及ぼすような発言を日々していないか気をつけてみてくださいね。
Written by KOIGAKU