コロナ禍の影響で、不要不急の外出自粛が引き続き求められていますね。休日も家で過ごすことが、増えている人が多いのではないでしょうか。
しかし、いつも家で過ごしていると、さすがに退屈してしまいますし、ストレスも解消しづらいもの。特に連休ともなれば、思う存分、羽を伸ばしたくなる人も多いと思います。
そこで今回は、自宅にいながら旅行気分を味わう方法がないか、考えてみました。外出自粛が求められるコロナ禍でも、工夫次第で旅行気分を味わえるかもしれません。ぜひ活用できるものがないか、チェックしてみてくださいね。
旅行の楽しみは、準備も含まれるのではないでしょうか。どこに行って何をするのか、考えることも旅行の醍醐味ですよね。そこでここでは、旅行準備を自宅で楽しむ方法をご紹介します。
行き先が決まっているなら、その土地の旅行雑誌を手に取ってみてはいかがでしょうか『るるぶ』『じゃらん』は有名ですね。Webで調べる手もありますが、プロがまとめた雑誌なら一冊だけでひと通りの情報が手に入りやすいと思います。
行き先が決まっていない人は、『ことりっぷ』などの雑誌がオススメ。パラパラと見るだけでも、現地の写真に癒されますし、行ってみたいお店などが見つかり、旅行気分を味わるでしょう。旅行好きな人は一冊持っているだけでも、いざ旅行する際にも心強いお供になりますよ。
インターネットで、行ってみたい場所を検索してみましょう。現地の情報を確認するだけでも、旅行気分が味わえますね。さらに検索を進めると、オススメのスポット情報や、実際に現地に足を運んだ人のレビュー記事、ブログにたどり着くのではないでしょうか。
足を運んだことのある人の情報以上に、価値のあるものはありませんね。気になるお店のレビューコメントと併せてチェックできれば、行き先の当たりハズレの参考材料に役立てられるかもしれません。
多少のネタバレになってもよい人は、YouTubeで現地に行った人の動画を検索してみるのもいいと思います。映像で見られることで、現地がどんなところかをより確かめられるのではないでしょうか。動画自体も楽しめますし、旅行に行った気分も数倍味わえられそうです。
何より現地の映像を確認できるところが、旅行をしたい人にとっては少しでも満足感が得られそう。実際に行けないのは寂しいですが、動画で楽しめるだけでも違いますよね。
それでも行ってみたい気持ちが収まらないなら、実際に旅行プランを計画してみてはいかがでしょうか。まず、何日の旅行にするのか。現地までにどの交通手段で行くのか。大まかな予定が決まったら、次は行き先です。
どこに行きたいのか、行き先をピックアップして、候補を絞りましょう。旅行時間は限られているので、効率よく観光スポットを回れるといいですね。
あとは、泊まる場所をどこにするのか。お金はいくらかかるのか、決めることも大事ですね。ひとりで行く、友達や好きな人と一緒に行く前提で、プランを立ててもいいと思います。
具体的な計画が立てられれば、実際に行くときに「どうしよう……」とならずに済むので、準備万端で旅行に臨めるでしょう。
位置情報を確認したいときは、Googleのストリートビューを使いましょう。現地の写真でチェックできれば、より詳しく把握できるでしょう。初めて行く場所は、地図を見るだけでは不安な人も多いと思います。Googleストリートビューなら、その不安を払拭してくれるはず。
観光スポットの行き方、旅館ホテルまでの道のりなど。行き先で不安なところは、前もって確認して損はありません。旅行気分も味わえるので、旅行プランを立てるときは、ぜひチェックしてみてください。
「旅行に行きたい~!」と思うときは、どんなときですか? 仕事で疲れているときもあれば、何かの作品や人からの影響を受けて、といった場合もあるのではないでしょうか。
続いては、自宅にいながら旅行気分を高める方法をピックアップしてみました。
普段本を読む人も読まない人も、旅行を題材とした本をチョイスして、読んでみてはいかがでしょうか。旅行に行きたい気持ちが高まるだけでなく、場所への憧れや興味も高まるかもしれません。
そこで、旅行をテーマにしたオススメの本をいくつかご紹介します。
●『グアテマラの弟』片桐はいり著
個性的な顔で印象的な女優、片桐はいりさんの旅エッセイです。はいりさんの弟がグアテマラの古都・アンティグアに住んでおり、13年ぶりに弟一家を訪ねるというもの。
映像で見るはいりさんの魅力とはひと味違うかもしれません。彼女のあふれる文才から、旅先のこと、家族のことなど、たくさんの刺激を受けるでしょう。
●『酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記』恩田陸著
2017年の『蜜蜂と遠雷』で、第156回直木賞を受賞した人気作家の恩田陸さんの初旅エッセイです。様々なジャンルの作品を書く作家さんですが、実は飛行機恐怖症。なのに行き先は、イギリスとアイルランドです。
最近刊行されている旅エッセイ『隅の風景』も、著書のファンなら必見ですよ。
映像以上に、旅行気分を味わえるものはないと思います。
思わず現地に行きたくなる、現地の美しさに魅了されてしまう映像作品をピックアップしてみました。
●『かもめ食堂』
群ようこさんの小説を原作とした本作。舞台であるフィンランドのヘルシンキで食堂を始めた日本人女性と、彼女たちの周りに集まってくる人々で展開される穏やかなストーリーです。
日本人と現地の人とのやり取りもシュールで面白いですが、出てくる料理とフィンランドの地理にも興味が向く作品になっています。
●『ハリーポッター』シリーズ
いまだ続編が出ている人気シリーズですね。本作はイギリス、ロンドンが主な舞台です。何気ないシーンにも、イギリスの美しい街並み、建築物、大自然がたくさん出てきます。
ファンなら一度は、ハリーポッターのロケ地を巡ってみたいですね。ぜひシリーズを見返して、ストーリーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
普段から旅先の写真を撮っている人は、この機会にブログを開設してアップしてみては。より気軽に、SNSに投稿するのもいいと思います。
写真の整理も兼ねて、旅行の思い出を綴れられれば、家でもたちまち旅行の雰囲気が高まり、楽しい気分に浸れそうです。
自宅にいても、楽しく旅行気分を味わうことはできます。問題は、どう旅行気分を味わうか、でしょうか。
外出自粛が続いてヤキモキしてしまいますが……。工夫の仕方ひとつで、楽しみはいくらでも作れるのかもしれません。ぜひ楽しみ方の参考にしてみてくださいね。
Written by 柚木深つばさ