今話題の最新ダイエット・メソッド「ケトジェニックダイエット」をご存知ですか?
ケトジェニックダイエットとは、食べて痩せるだけでなく、体の内側から綺麗になれる食事法。体内に蓄積されている脂肪分=ケトン体を増やすことで、脂肪を燃やしやすい体を手に入れることができるのです。
でも、ケトジェニックダイエットは制限が多く、継続するにはかなり強い意志が必要だとか……。効果を持続させるには、どのような点に注意したらよいのでしょうか?
①脂質をたっぷり摂取すること
ケトジェニックダイエットは糖質を制限する一方で、脂質は「体重×2」した分を摂取する必要があります。このノルマをクリアしないと、思い通りの結果は出ません。例えば、一般的なダイエットに最適といわれるサラダチキンは、脂質が低すぎるのです。高脂質・高タンパクなサバの塩焼きも、脂質の数値に注目すると1日7枚ほど食べなければなりません。
ケトジェニックダイエットを成功させるには、糖質の少ない食材をベースに、卵やアボガド、マヨネーズ、ナッツなど、脂質の多い食べ物を組み合わせることが重要です。
②糖質はギリギリまで制限すること
脂質をたっぷり摂取しようとすると、糖質の許容量が大幅にオーバーしていた……なんてケースは少なくありません。初めは難しいかもしれませんが、糖質量を1食あたり10~20gに抑えることを目標にしましょう。
ただし、糖質が全くないというのも失敗の原因になります。糖質制限が厳しくて続けられなそうな場合は、目標値を20~30gにしてみましょう。
③カロリーをオーバーしすぎないこと
ケトジェニックダイエットでは、糖質や脂質を制限することが重要です。しかし、摂取カロリーを全く無視していい訳ではありません。脂質を多くとりすぎてカロリーが増えすぎてしまうと、上手く燃焼できず脂肪を蓄えてしまうことがあります。
なかなか体重に変化が現れない時は、1日の摂取カロリーを計算してみましょう。あとはカロリー全体の80%を「脂肪分」、15%を「たんぱく質」、5%を「炭水化物」にする食事を心がければ、痩せやすい体に近づきますよ。
ケトジェニックダイエットは、誰でもすぐに結果が出るダイエット法ではありません。ダイエットを始めたけれど、「上手くいかなかった」「やめておけばよかった」と後悔する声も……。
ここでは、ブログ情報を参考に、「ケトジェニックダイエット失敗談」をまとめてみました。
①空腹に耐えられず、3日でドカ食いした
「これまでの食事から一気に糖質をカットしたら、体重がガクッと落ちたけど、3日くらいしたら空腹に耐えられなくてドカ食いしてしまった」(30代/女性)
糖質を制限したダイエットは、バランスのよい食事を心がけないと禁断症状が出てドカ食いするリスクが高まります。ケトジェニックダイエットを失敗に終わらせない為には、肉や脂質を上手に取り入れて、空腹感を回避するのがポイントですよ。
②体に異常が出た
「ケトジェニックダイエットを始めて1週間後。元々アレルギー体質だから、肉ばかり食べ過ぎて体中に湿疹が出てきてやめた」(30代/男性)
アレルギー体質の方は、ケトジェニックダイエットを始めてから、体に不調がでるケースは少なくありません。タンパク質を取りすぎて、「オナラがドブ臭くなった」なんて声も……。
特にコレステロール値が正常レベルではない場合、アテローム性動脈硬化を引き起こすリスクが高まります。少しでも不安に思った時は、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。
③疲労感や頭痛が現れた
「ケトジェニックダイエットの効果を実感し始めた頃から、体がダルくて起き上がれない状態に……。更に、慢性的な便秘と頭痛も現れた」(20代/女性)
炭水化物をほとんど摂取しないケトジェニックダイエットは、体内の水分が減少して脱水症状になりがち。水分補給を怠っていると、便秘や疲労感、頭痛といった症状が現れやすくなります。
これらの不快な症状は「ケトフル」といって、これを回避するには、1日2~4リットルの水分補給と、食事やサプリメントによるマグネシウムやカリウム、ナトリウムの摂取を心がけましょう。
ケトジェニックダイエットに挑戦した人のブログには、成功への秘訣がたくさん! あなたも今回ご紹介したポイントを参考に、理想的なボディを手に入れてみてはいかがですか?
【取材協力】
※ 20~30代ケトジェニックダイエット経験者
Written by mook