ヤンデレな人は好きな人に過剰な愛情表現をしてしまいます。その過剰な愛情表現に困ってしまう人もいます。しかし、それはヤンデレなりの愛情表現なので、否定するようなことはせず、ヤンデレの特徴を把握し、うまく付き合っていく方法を考えてみましょう。
まずヤンデレとは、「病み」×「デレ」の2つの言葉を組み合わせた造語です。
ヤンデレとは、キャラクターの形容語の1つ。「病んでる」(病み)と「デレ」の合成語であり、広義には、他のキャラクターに想いを寄せている(「デレ」)が、その好意が強すぎるあまり、精神的に病んだ状態になることを指す言葉である。
引用元:Wikipedia
「病み」は病ではなく「病むほどに」という表現方法になります。
恋愛においてヤンデレとは「相手のことを好きすぎてツラい」という状態に陥っている人を表す言葉となります。
ヤンデレに似た言葉として「メンヘラ」や「ツンデレ」という言葉があります。
メンヘラとは、ネットスラング用語で、精神的に不安定な状態の人や心に病を抱えた人のことを表しています。
メンヘラは感情のアップダウンが激しく、相手からの愛情が足りないときや愛情欲しさに情緒不安定になってしまいます。
また、自分や相手を激しく傷つける傾向にあるので、この点がヤンデレと大きな違いになります。
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ツンデレとは、普段はツンツンしていて愛想が悪かったり、あまり心を開いていないように見せている人のことを指します。
彼氏の前や気の合う人の前だけで見せるデレっとした表情からツンデレ女子という言葉が生まれました。
彼氏の前でデレるという面では、ヤンデレと変わりはありませんが、好きすぎで病むのがヤンデレ、病まないのがツンデレという面で見ると大きな差がありますね。
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ヤンデレは好きな人に対して強すぎる恋愛感情を持っています。そのため、ツラいという感情を人よりも多く感じてしまっています。
ヤンデレに当てはまる人はどのような特徴を持っているのか解説していきます。
好きな人が自分以外の異性と親しくしていれば、ヤキモチをやいてしまうことは誰にでもあるでしょう。しかし、人にはそれぞれ交友関係があり、ヤキモチをやきすぎてはいけないと多くの人はブレーキをかけることができます。
ヤンデレの人はその相手のことを好きすぎるあまりに、そのブレーキがきかなくなってしまうことがあります。好きな人は自分だけのものとして、強い独占欲が出てしまいます。
また、その強い独占欲によって、他の異性と接することがないように、束縛が強くなることが少なくありません。
ヤンデレの人は恋愛体質であり、好きな人ができるとその人にのめり込んでしまい、ありったけの愛情を注ごうとします。
最初は好きな人に料理を作ったり、部屋の掃除をしたりなどしてくれるので、相手も喜んでいます。しかし、ヤンデレの人はもっと喜んでもらいたいと行動がどんどんエスカレートしてしまうことがあるためその点は注気を付けましょう。
ヤンデレの人は独占欲が強いです。そのため、好きな人が他の異性と会話しているだけでも嫉妬してしまうことがあります。
これだけ強い嫉妬心を持ってしまうのは、万が一の可能性まで考えてしまって好きな人のことを信用することができないためです。そのため、万が一のことが起こらないように好きな人を束縛することがあります。
また、ヤンデレの人は、好きな人が接した人に対して、嫉妬心を向けてしまうことがあります。嫉妬心を向けられた人には、その理由がわからないので、困惑してしまったり、無駄なトラブルに巻き込まれたりしてしまうこともあるでしょう。
ヤンデレの人が強い独占欲を持って尽くすのは、好きな人に対してだけです。そのため、普段は普通に過ごしていることも多く、恋愛関係にならないと、ヤンデレということに、気がつかないということもよくあります。
また、スイッチの切り替わりが激しい一面もあり、好きな人といるときと、好きな人以外の人といるときで性格が全然違うということもあります。
ヤンデレの人は好きな人のことがとにかく大切で、常に好きな人のことで頭がいっぱいです。そのため、ずっと好きな人のことを考えていたり、好きな人に関することの優先度が異常に高かったりなどします。
そのため、状態が酷いと仕事や勉強に支障を出してしまうほど、好きな人のことを優先してしまうこともあります。
ヤンデレの人は好きな人が大切すぎて、好きな人に関することの優先度が非常に高くなります。また、ヤンデレの人はその人がいなくなることが考えられません。
そのため、ヤンデレの人は好きな人が生活の中心になり、依存性も高くなります。依存性が高くなることで、他の異性に好きな人がとられないように独占欲が強くなって束縛したり、尽くしすぎるような行動をするようになることが当然のように感じてしまうようになります。
ヤンデレの人は好きな人にとことん尽くします。また、その行動はエスカレートしていくこともあります。そのため、限度を超えてくると、好きな人が喜んでくれるなら、助けになるならと物を貢いだり、お金を貸したりするようになる場合もあります。
さらにヤンデレの人は好きな人に依存しているので、物を貢いだり、お金を貸したりするようになると、それが当然のことのように思ったり、これらを断って嫌われてしまうことを恐れたりなどして、やめられなくなることもあるでしょう。
ヤンデレの人は好きな人に関することの優先順位が非常に高いです。そのため、自分のことを後回しにしてまで、好きな人のことを優先してしまうこともよくあります。
さらに、エスカレートしてくると、自分の仕事や勉強などの重要なことよりも、好きな人のことを優先してしまうこともあります。
ヤンデレの人は好きな人に自分のことや、自分の気持ちを知って欲しいと思っています。そのため、手紙やラインなどでやりとりする際には、多くのことを伝えようとするあまりに文章が非常に長くなってしまいがちです。
シンプルにした方が伝わりやすいことは理解できていますが、どうしても多くのことを伝えたいという気持ちが強くなり、書く必要がない細かいことまでついつい書いてしまいます。
ヤンデレの人は嫉妬深いので、好きな人のことを信用しきることができません。そのため、会っていないときにラインをして、すぐに返信がなければ必要のない心配をしてしまって、不安の感情を強めてしまいます。
不安の感情が強くなりすぎると、短時間のうちにラインや電話で何度も連絡を取ろうとしてしまうようになり、時間が経って相手が連絡を確認できるようになったときには着信が何十件も入っているという状態になってしまいます。
ヤンデレの人は嫉妬心が強く、好きな人のことを信用しきることができません。そのため、好きな人の毎日の行動を把握して安心しようとすることがあります。
毎日の行動を把握するために、毎日電話して今日あったことや、明日することなどを確認したりします。また、電話で予定を確認しているので今なら電話やラインに対応できるはずと思って連絡したりすることも少なくありません。
しかし、連絡が返せるはずのタイミングで好きな人から連絡が返ってこないと、不安の感情が強くなり、今の状況を確認しようと何度も連絡をしてしまいます。
ヤンデレは独占欲が強かったり、好きな人への依存度が強かったりなどするので、接し方には注意が必要です。しかし、ヤンデレの困った行動はその人にとっての愛情表現でもあります。
そのため、ヤンデレによる行動で困っていることがある場合は、正面から否定するのではなく、正しく向き合って解決していく必要があるでしょう。
また、ヤンデレの人は自分がヤンデレと気がついてしないこともあります。そのため、自分がヤンデレで、好きな人に迷惑をかけている可能性についても考えてみましょう。
ヤンデレな人は自分がヤンデレということに気がついていないこともあります。そのため、気がつかないうちに、自分がヤンデレな行動を取ってしまっている可能性もあります。
自分にヤンデレの可能性があると感じた場合には、ヤンデレが持つ特徴を自分がいくつくらい持っているか確認してみましょう。また、ヤンデレの特徴を持っている場合には、その特徴による行動を相手に向けないように注意しましょう。
恋人がヤンデレの場合は、まず相手のことを否定するのではなく、相手に合わせてあげることから始めましょう。
ヤンデレに合わせるので、基本優しく接することや、マメな連絡を心がけること、自分の予定はあらかじめ伝えておくこと、恋人と同じように愛情表現することなどを意識しましょう。また、状況やタイミングなどを見て、一緒に付き合い方について話し合うようにしましょう。
ヤンデレな人は恋愛感情が強すぎて、好きな人に過剰な愛情表現をしてしまうことがあります。しかし、それはその人なりの愛情表現なので、否定するようなことはせず、うまく付き合っていく方法を考えるようにしましょう。
Written by 千晶