【ラブホスタッフの上野さん】仮氏に共感してくれる友達がいません

友達に、三人の仮氏がいるって話をしたらドン引きされました。

なぜですか?

仮氏って、距離感が一番良くて私にとってはベストな付き合い方に思います。

デートやセックスはするけど、本気で付き合っているわけではないし、お互いライトに付き合えるからカップルならではの束縛、ヤキモチ、会えない寂しさで悩むこともありません。

メリットが多いのになぜ友達は理解してくれないのでしょうか。

こんな付き合い方があってもいいと思います。
(26歳/女性/OL)

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

私はご質問者様のような付き合い方があっても別に良いとは思いますが、もしも私が女性であったのならそのような付き合い方はしないことと思います。

確かにメリットは多いかも知れませんが、それと同じかそれ以上にデメリットがあるのも間違いありません。そのメリットとデメリットを比較してどっちを選ぶか、というのは個人の価値観なので好きな方を選べば良いでしょう。

そしてご友人様は自身の価値観で「デメリットが多い」と判断されたのです。人間は基本的に自分と価値観の異なる人に対してドン引きをするもので御座いますので、その付き合い方に「メリットが多い」と判断したご質問者様の価値観に対してドン引きをされたのでしょう。

メリットが多いというのはあくまでもご質問者様の価値観でしかありません。ご友人様の価値観では明らかにデメリットが多いのでしょう。デメリットの多い行為を嬉々として行っているのですから、善悪はともかくとしてドン引きされるのも当然ではないでしょうか。【回答】例えば「メリットが多い」と言って、ゴキブリを食べている方がいたら、ご質問者様はドン引きされませんか?

しかもそれをさも当然かのように主張しているのです。「ゴキブリを食べるのはメリットがあるんだよ」と言わんばかりにあっけらかんと友人にそれを話しているのです。

少なくとも私は「メリットが多い」と言って、日常的にゴキブリを食べている方がいたらドン引きますし、あまり仲良くしたいとも思いません。

とは言え、この世界にゴキブリを主食とする人間がいても別に良いと思いますし、仮にいたとして危害を加える気など毛頭御座いません。あくまでもドン引いて少し距離をとるだけで御座います。

ご友人様はご質問者様の価値観を理解できなかった。それはどっちが良い悪いの話では御座いません。

ご友人様がご質問者様の価値観を理解できなかったのと同じように、ご質問者様もまた「ご質問者様のことを理解できないというご友人様の価値観」を理解出来なかったのです。

もしもご質問者様が理解を望み、ご友人様がそれを拒んだのであれば、それは互いに距離を取れば良いだけの話でしょう。【回答】

ベストとは思えない

私はご質問者様のような付き合い方が悪いとは思いませんし、そういう付き合い方があっても良いと思いますし、別にドン引きも致しません。

その付き合い方で多くのメリットが得られるのであれば、それはそれで良いでしょう。

ただ、残念ながら今回のご質問者様に関して言えば、その付き合い方がベストな付き合い方であるとはあまり思えません。

そもそもこの仮氏的な付き合い方は、セックスにかなり重きを置いている方にこそメリットの大きい付き合い方でしょう。

ご質問者様が大のセックス好きで色々な男性とセックスをしたいと仰るのであれば良いのですが、ご質問文からはあまりそういう雰囲気を感じませんでいた。

さらに「会えない寂しさで悩むことがない」ということをメリットとしてあげるということは、ご質問者様は「会えないと寂しい方」なのです。

つまり「彼氏が一人しかいないと会えない時もあるから三人にしよう」という発想で仮氏を作っているとお考えなのかも知れませんが、私からは「大好きな人を作ると寂しいから、大して好きではない人と付き合おう」と考えているようにしか見えません。

「振られるのが嫌だから、恋人を作らない」と言っているようなものでしょう。本末転倒でしかないと私は思います。ベストとは思えないまたご質問者様は友人から理解され、多数派でありたい方なのです。

良くも悪くも新しい考え方をご質問者様は実践しようとしている。それが良いか悪いかは別にして「人から理解されたい」「多数派でありたい」という考えの方は新しい概念に手を出さない方が無難です。

おそらくご友人様はご質問者様の考えを理解することはないでしょう。少なくとも共感することはあり得ません。

残念ながらそう遠くない未来、ご質問者様から離れていってしまうことでしょう。

それほどの犠牲を支払って、ご質問者様が得たものは何でしょうか?

私は三人の仮氏という付き合い方が悪いとは思いませんが、その付き合い方がご質問者様に向いているとはもっともっと思えません。

Written by ラブホスタッフ 上野

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