小学校のときの同級生と結婚――そんなドラマのような展開、誰しも一度はあこがれたことがあるのでは?
では、実際に同級生の彼と結婚した場合、大人になってから出会って結婚したカップルとはどんな違いがあるのでしょうか。
今回は、同級生の彼と結婚するメリット&デメリットについて徹底解説していきます。
小中学校の同級生であれば、特別な事情がない限りお互いの地元は同じ。お互いの実家も近いので、親同士も以前からの顔見知りなど、両家のコミュニケーションもスムーズです。
冠婚葬祭などのしきたりや文化も共通している可能性が高いため、調整に苦労したり、こまごまとしたトラブルに悩まされることもありません。
夫婦で地元を離れた場合、帰省が一ヵ所で済むというのも大きなメリットといえるでしょう。
一方で、夫婦が同郷であるぶん、地域のしがらみからは永遠に逃れることができません。生まれ育った土地が好きではないというタイプの人にとっては大きなデメリットといえるでしょう。
同級生の彼との結婚の最大の特徴は、“共通の友人が多い”ということでしょう。
直接ふたりと親交がある友人はもちろんのこと、お互いの友人同士が友人というパターンまで含めれば、地元の同世代はみな夫婦とどこかで繋がっているなんてことも。
共通する友人が多ければ、家族ぐるみで付き合える仲間やいざというときの相談相手に事欠くことはありません。広い交友関係のなか、たくさんの楽しい経験をすることができるでしょう。
ただし、共通の友人が多いというのはメリットばかりではありません。
というのも、その友人関係のなかには、お互いのかつての恋人や片思いをしていた相手、トラブルになった相手というのも少なからず存在しているはずだからです。場合によっては、自分の元彼が彼の親友なんてことも起こりうるのが恐ろしいところ。
夫婦円満なうちは特別な問題にはならないかもしれませんが、やがて心がすれ違うようなことがあったとき、“元恋人”の存在が大きなトラブルの種になってしまう可能性も。共通の友人が多いということは、夫婦の関係に大きな影響を及ぼす“諸刃の剣”と言えるでしょう。
お互いの過去を詳しく知っているというのも、同級生との結婚ならでは。
――運動会のかけっこで転んで泣いていた。
――いじめられっ子だった。
――いつも先生に叱られていた。
――モテる子どもだった。
同級生であれば、そんな社会人になってからの付き合いでは到底知ることのできないような過去もお互いに知っています。
幼いころの姿というのは、ある意味その人物の本質です。そんな自分の本質を知ってくれている相手との結婚は、とても深い安心感と信頼で結ばれた居心地の良いものとなることでしょう。
とはいえ、相手にあまりにも受け入れがたい過去がある場合、なんらかのきっかけで嫌悪感が大きく膨れ上がってしまうことも。たとえ今現在の彼を心から愛していたとしても、過去に大きな問題のある相手との結婚はよくよく考える必要がありそうです。
本来知らなくてもいいはずの過去を知ってしまっているというのは、同級生との結婚ゆえのデメリットと言えるでしょう。
いかがでしたか? 同級生の彼との結婚には、メリットとデメリットが同じだけ存在することがお分かりいただけたのではないでしょうか。
それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、それでもなお一緒にいたいと思える人がいるのなら、それほど幸せなことはありません。
ぜひ今回の記事を参考に、同級生の彼との幸せな未来を築いていってくださいね。
Written by 安藤うめ