一年を通じてやった方がいいと言われている紫外線対策。とはいえ、年間を通じて紫外線量が同じということはなく、紫外線量が増える時期と減少する時期があります。
5月は一年の中でも紫外線量が多いといわれていますが、実際のところどうなのでしょうか? 気になる5月の紫外線について解説していきます。
知っている人も多いと思いますが、紫外線にはUVAとUVBがあります。
UVAは肌の奥にまで到達して、真皮層にダメージを与えます。ですからUVAを浴びると肌老化が進み、シミやシワ、たるみなどができやすくなります。
一方、UVBは肌の表面にダメージを与える紫外線です。日光を浴びて肌が黒くなるのはUVBの影響によります。
肌老化の原因となってしまうUVAは、一年を通じて降り注いでいます。
ただし4月~8月の時期はピークで、一年の中で最もUVAの量が多くなる時期です。12月~2月の冬の時期と比べると、2倍近く量が増えますので、しっかりと対策を講じないとシミやシワができやすくなります。
5月はUVAの量が最も多いというわけではありませんが、真夏の7月~8月と変わらないくらい、もしくはそれよりも多い量のUVAが降り注いでいるので、特に紫外線対策に力を入れる必要があります。
一年を通じて対策が必要なUVAに対して、UVBは量が多い時期と少ない時期との差が激しいのが特徴です。
UVBのピーク時期は5月~8月。ですから、5月からしっかりと紫外線対策をしておかないと、美白をキープすることはできません。
逆にUVBの量が少ないのは、秋から春にかけての10月~3月です。
5月は一年の内、最も紫外線が多い月というわけではありませんが、UVAとUVBのどちらも量が多い月です。
まだ比較的過ごしやすいシーズンなので紫外線対策がおろそかになりがちですが、5月からしっかりと紫外線対策をやっておかないと後になって後悔することになります。
特にUVAの影響は肌奥にまで浸透しますから、注意が必要です。
では、5月からどんな紫外線対策をやっておくべきなのか、具体的にご紹介していきます。
紫外線の影響を気にする人が増えてきているので、若い人向けのおしゃれな日傘もいっぱいありますが、日傘を選ぶ際にはファッション性よりも機能性で選ぶのがおすすめです。
例えば、頭しか隠れないような小さな日傘だと紫外線対策としては不十分ですし、白や水色といった薄い色の日傘だと、爽やかには見えますが紫外線を通してしまいます。
紫外線対策目的で選ぶなら雨傘くらいの大きさの日傘で、紫外線カット効果の高い黒やシルバーの傘を選ぶ方がいいでしょう。
一年中使いたい日焼け止めですが、紫外線の影響が強くなる5月からはSPF値とPA値の高い日焼け止めを使用するのがおすすめです。
外でスポーツをしたりする機会がある場合は「SPF50+/PA++++」のものを、そうでなく少しショッピングに行ったりする程度であれば「SPF30程度/PA+++程度」のものを選ぶといいでしょう。
紫外線は目からも入るので外出時にはサングラスを使用してください。
また、紫外線の影響から肌を守るために日焼け止めを塗るだけでなく、長袖シャツを着用するなどして肌に直接紫外線を浴びないようにしましょう。
Written by Marie