こんにちは、トイアンナです。変な話ですが、最近離婚したことで「恋と愛の違い」が分かった気がします。というのも彼が「別れたい」と言い出したときに、「愛しているから、彼が別れたいという気持ちも尊敬したい」と思えたからです。
私はずっと、恋をする女でした。一度特定の相手を好きになれば、他の人はカボチャに見える。
恋をするたびに恋愛市場から脱却して、別れては復帰して。恋をしている間はよくも悪くも、相手に夢中。日がな一日、恋人のことを考えていました。しかしその実、相手のことを本当に考えられていたかな? とも振り返って思います。
恋をしていたときの私は自己中でもありました。もっと自分を好きになってもらいたい、彼のことを知りたい。ひっきりなしに相手と話したがり、会えない時間をさみしがり。よく言えばぞっこんで、悪く言えばベッタリ。私と付き合う男性って、結構しんどいと思います。
けれど離婚をする直前に、恋が愛に切り替わりました。仲が悪くなってきたからというよりは、離婚前の別居婚を通じて「すとん」と腑に落ちたんです。彼には彼の人生があって、その人生がどうあっても尊敬したい。私のことを好きでなくてもいい。好き嫌いで一喜一憂しなくても、私は彼を愛している。
そう思えたとき、離婚も「まあいいや」と受け止められたのです。これが恋をしていたままの自分だったら、泣いて彼にすがったでしょう。
恋していたころの私は「彼のいない自分なんて意味がない」とすら思っていたからです。時すでに遅し、離婚したやんけ! と言われればそれまでですが、少なくとも離婚という彼の決断を尊敬できるほどに「愛」を学ぶことができました。
最後にそれを教えてくれた彼に、強く感謝しています。
恋はアドレナリンがどばどば出て興奮できますし、ジェットコースターのように振り回される経験がクセにもなるでしょう。私は何年も恋の奴隷でした。コントロールできないのだから、それでいいんじゃないかと思います。
好きな相手を冷静に選べたり、思いのまま振る舞えたりしたらそれはもう恋じゃない。ただその恋は、共に過ごせばいつか愛へ切り替わります。
あなたの愛がそのとき、彼への尊敬へつながりますように。今は恋心を、そして将来の愛情を応援しています。私の屍を超えて、幸せにおなりなさい。
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(1)恋と愛の違い、あなたは実感したことがある?
Written by トイアンナ