「交際を始めて1年以上になるけど、今の彼と結婚しても良いのかな?」と悩む女性は少なくありません。そんな女性の中には、「彼が悩みごとを聞いてくれない」「楽しいことしか共有できない」と悩む人もいます。
そこで今回は、楽しいことしか共有できない彼氏とは結婚しない方が良いのか? というテーマで考えてみましょう。
基本的に、楽しいことは誰とでも共有できます。
例えば、よっぽど笑いのツボが合わないタイプでなければ、同じバラエティ番組を観て「楽しい」と感じることは難しくないでしょう。ましてや1年以上も交際をしている彼氏ともなれば、「一緒にいて落ち着ける」「一緒にいると楽しい」などの感情があるから交際が続いたとも考えられます。
一方、悲しみやツラさを共有できるかどうかは交際の期間に関係ありません。なぜなら、楽しいことだけを共有する付き合い方もできるからです。
一緒に住んでいなければなおのこと、笑顔しか見せない付き合い方をするのはそう難しくないでしょう。実際に、お互いに愚痴をこぼさないようにしたり、一緒にいるときは楽しい話題だけを出したりするカップルもいます。
ところが、結婚となると話は別です。一緒に暮らすとなると、お互いに良い面だけを見せれば良いというワケにはいきません。これは同棲カップルも同じですね。楽しいことしかなくて、いつも笑顔でいられたらそんな幸せなことはないでしょう。
ですが、実際は腹が立つことやツラいこと、悲しいことが必ず起こります。そんなときに一緒に暮らしているパートナーが、話すら聞いてくれないとしたら、それはやっぱりとても悲しいことなのではないでしょうか。
結婚するなら、楽しいことしか共有できない男性でなく「分かってほしい」「分かってあげたい」という、思いやりの気持ちを共有できる男性を選びましょう。
夫婦に必要なのは、「相手のツラさや悲しみを分かってあげたい」と思う気持ちです。つまり、お互いに思いやりをもてる夫婦はウマくいくと考えられます。
思いやりの定義が分からない人もいるかもしれませんね。私の考える思いやりは、相手がどうしてほしいのかを想像することです。
例えば、あなたが彼氏に「風邪ひいたみたい、喉イガイガするー」と言ったとします。そこで「クスリ飲めば?」と言われる場合と、「大丈夫? クスリあったっけ?」と言いながらクスリを探してくれる場合を比べると、どちらが嬉しいですか? 当然、後者ですよね。
実際のところ、痛みや悲しみ、ツラさなどは自分にしか分からない感情です。
例えば、お腹が痛いときには「お腹が痛い」と自分から言わなければ誰にも分からないですし、その痛みの度合いは相手に伝えられません。いくらこちらが泣きながら「痛い」と訴えたところで、相手にその痛みを共有してもらえることはないですよね。
ですが、私たちが何かを伝えるときには、なにもその感情や痛みを共有してもらいたいワケではありません。「大丈夫?」と言われたところで現状が変わらないことくらい、相談する本人も分かっています。
「痛いんだね、ツラいね、じゃぁどうしようか?」そういうスタンスで受け止めてくれるだけで良いのです。結婚するなら、楽しいことだけでなく悲しみやツラさも共有しようとしてくれる男性を選んでくださいね。
男性は、ダラダラと解決できない話をされることを嫌う生き物です。うんざりされてしまうと、何を話しても真剣に聞いてくれなくなる可能性もあります。彼氏には、愚痴をこぼすのではなく相談をするように心がけましょう。
もし、あなたが真剣に悩んでいることを伝えても無視するような彼氏なら、今後の交際については考え直した方が良いかもしれませんね。
Written by 永瀬なみ