タロットカードにはさまざまなスプレッドがあり、占いをする際には把握しておくことおすすめします。
スプレッドにはさまざまな方法があり、使用するカードの枚数も違います。
ここでは、タロットカードのスプレッド方法を紹介しています。
タロットカードにはさまざまなスプレッドが存在しており、スプレッドを変えることで占える内容が変わってきます。
スプレッドとはタロットカードの展開方法のことで、単純な方法から複雑な方法までさまざまな方法があります。
そのため、スプレッドの方法によって占う内容に適している場合と適していない場合があり、状況に合わせて適したスプレッドで占いをすることが求められます。
スプレッドで占える内容は幅広く、一般的にどのような種類の占いでも対応することが可能になっています。
しかし、スプレッドの種類によっては占うことができないスプレッドも存在しており、多くのスプレッド方法を習得することにより幅広い占いを行うことができます。
スプレッド方法には難易度がそれぞれあり、難しくなるほど複雑な占いにも対応することができ、細かく占うことも可能になります。
タロット占いをするのであればスプレッド方法は必ず身につけておかなければならないことであり、21種類ほどの方法が存在しています。
スプレッドの種類を多く身につけるほどさまざまな占いにも対応することができる特徴がありますが、難しいスプレッド方法もあるため、まず簡単なスプレッドから挑戦するようにしましょう。
次に、タロットのスプレッド方法21個を紹介します。
ツーマインドとは、カードをすべて裏向けにし、シャッフルをします。
次に気になることを心の中で考えたり、実際に言葉に出して2枚カードを引きます。
2枚のカードは上と下の縦に並ぶように配置します。
上に置いたカードが気になっている相手の表面意識であり、下が無意識に感じている意味になっています。
主に、恋愛占いに適しており、気になる相手の心の中を占うことができます。
シンプルクロスは、現在妨害している物が何なのか知りたいときにおすすめの方法です。
シンプルクロスのやり方は、裏向きにシャッフルを行い、2枚のカードを選びます。
1枚目は縦向きに置き、2枚目は横向きに置きます。
2枚置いた際に十字の形になるようにしましょう。
下の縦に置いているカードは妨害している状況であり、上のカードは妨害しているものを示しています。
ゴールデントリン・スプレッドのやり方は、フルデッキでも構いませんが、使用する枚数が少ないため、大アルカナでも問題ありません。
カードをしっかりシャッフルして上から6枚目まで捨てます。
7枚目から3枚左から順番に置いていきます。
左から過去・現在・未来のことを示しているため、自身や相手のことを占うことができます。
ダイヤモンドクロススプレッドは気になる相手がいるときに相性や今後の関係性を占うことができます。
まず、裏返しにしたデッキを時計回りにシャッフルします。
次に、一つにまとめて三つの山に分けます。
一つの山から1枚ずつ左・右・上・下の順番にカードを4枚置きます。
左が自身、右が相手、上が両者の関係、下が両者の今後の関係性を示しています。
ワンオラクルは2択の答えが知りたいときにおすすめのスプレッドです。
やり方はいたって簡単であり、裏返しにしたデッキをシャッフルします。
後は心の中でどうしたらよいのか聴きながら、カードを1枚選びます。
選んだカードから答えをリーディングします。
気軽に行うことができるスプレッドであり、さまざまな占い内容にも対応できます。
ツーオラクルは占いたい結果がだけではなく、占い結果にするための対応策まで占うことができます。
やり方は、裏向きでシャッフルして2枚選び、横に並べます。
左は占い結果であり、右は問題に対する対応策を示しています。
ある問題に対してどのような結果になるのかやどのような行動を起こせばよいのか知りたいときにおすすめのスプレッドです。
スリーカードは過去・現在・未来のことを占うことができるスプレッドであり、その他にも二人の本音と両者の相性や今日・明日・明後日の運勢なども占えます。
やり方は、裏向きでシャッフルし、3枚のカードを選びます。
3枚のカードを横一列に並べ、カードから答えをリーディングします。
現在だけではなく、未来や二人の相性を占うことができるなど幅広く使用することが可能です。
ジュピタースプレッドは一日の運勢を占いたいときにおすすめのスプレッドです。
4枚のカードを使用して占うことでより詳しく一日の運勢を占うことができます。
やり方は裏向きでシャッフルして4枚のカードを選びます。
一枚目を縦方向に置き、2枚目は左側、3枚目を右側、4枚目を1枚目の下に置きます。
1枚目が午前、2枚目が午後、3枚目が夜間、4枚目が一日の総合を意味しています。
ギリシャ十字はある物事にことに対して詳しく占うことができます。
恋愛や仕事のことなど問題があるときに使用することをおすすめします。
やり方は裏向きでシャッフルをして左、右、上、下、真ん中に1枚ずつ置いていきます。
左が現状、右が問題や障害、上が傾向性、下が対応策、真ん中が総合的な意味を示しています。
詳しく占うことができるため、重要性が高い問題を占うときに使用しましょう。
ダビデスター・スプレッドは過去について占うことができる特殊なスプレッドになっています。
そのため、過去について知りたい人におすすめです。
やり方は裏向きでシャッフルして6枚のカードを選びます。
次に、1枚目を上、2枚目を左上、3枚目を左下、4枚目を右下、5枚目を下、6枚目を右上に置きます。
過去と現在で行うべきことなども同時に占うことができます。
ヘキサグラムスプレッドは仕事や恋愛の占いをすることに適しており、一度にさまざまな方向から占うことができます。
シャッフル後7枚のカードを引きます。
1枚目は上、2枚目は右下3枚目を左下、4枚目を下、5枚目を左上、6枚目を右上、7枚目を真ん中に置き、六角形になるように配置します。
1枚目から過去・現在・未来・環境・潜在意識・対応・結論を示しています。
ホース・シューは物事に対応方法を占う際におすすめです。
シャッフルした後に「この後どうしたらいいのか」とカードに聞きながら7枚のカードを選びます。
1枚目を左に置き、U字を描くように配置していきます。
4枚目のカードが時計の6の位置になるように調整しましょう。
1枚目から過去・現在・未来・対応方法・周りの反応・妨害する物・最終結論を意味しています。
7デイズは大アルカナ・小アルカナ・人物カードに分けて行う占いであり、一週間の運勢を占うことに適しています。
シャッフルした後に小アルカナから7枚選び1枚目を左に置き、横一列に並べます。
後は大アルカナから1枚、人物カードから1枚選びます。
小アルカナの7枚は一日ごとの運勢のことを示しています。
人物カードは鍵となる人物であり、大アルカナはラッキーアイテムを示しています。
ケルト十字はさまざまな用途で使用することができる万能なスプレッドです。
1枚目を中央に置き、2枚目を1枚目の上に横向きに置きます。
3枚目は上、4枚目は下、5枚目は左、6枚目は右に置き、残りの4枚は下から並べていき、縦一列になるようにします。
1枚目から現状、原因、意識、無意識、過去、未来であり、縦一列は下から本人の立場、周りの反応、願望、結論となっています。
ホロスコープは1年間の運勢を選ぶことに適しているスプレッドです。
シャッフル後に13枚のカードを選びます。
1枚目を左側に置き、そこから反時計回りで円を描きながら12枚配置します。
13枚目は中心に置きます。
1枚目が1月の運勢を示しており、12枚目まで月別の運勢です。
13枚目は1年を通したキーワードを示しています。
フォーカードは自身の未来のことや二人の未来のことを占うことができます。
スリーカードでは、過去・現在・未来しか占うことができませんが、フォーカードの場合は未来への対応方法を知ることができます。
やり方はスリーカードを同じように横一列に4枚のカードを並べます。
左から過去・現在・対応方法・未来のことを示しています。
二人の関係も占うことができます。
ピラミッドは直面している問題解決の際におすすめのスプレッドです。
シャッフル後に6枚のカードを選びます。
1枚目から3枚目を横一列に置き、4枚目と5枚目を一列上に並べます。
6枚目は一番上に置き、ピラミッドの形のようにします。
1枚目から問題について、原因、変化、現状、トラブル、対応方法のことを示しています。
二者択一は二択のどちらを選ぶ必要がある際におすすめのスプレッドです。
シャッフル後に7枚のカードを選びます。
1枚目を下、2枚目を左上、3枚目を右上と順番に上に並べていきます。
7枚目を置いた際にVの字になるようにしましょう。
1枚目は現状であり、2枚目はAの選択した現状、4枚目はAの選択の未来、6枚目はAの選択の総合評価です。
3, 5, 7枚目はBの選択の現状、未来、総合評価を示しています。
生命の樹は自身や相手の本質を占うことができます。
シャッフル後に10枚選び、1枚目を上に置き、2枚目を左下、3枚目を右下、4枚目を2枚目の左下、5枚目は3枚目の右下、6枚目を真ん中、7枚目5枚目の下、8枚目を6枚目の下、9・10枚目は6枚目の下に縦並びで置きます。
1枚目から性格、行動理念、寛容さ、慈愛の心、敵対、調和、積極性、必要なもの、本能や本質、総合的なことを示しています。
変形ヘキサグラムは自身と相手の気持ちを占うことができます。
1枚目を置き、2枚目を左下、3枚目を右下に置き三角形を作ります。
4, 5枚目は三角形の下の右側と左側に置きます。
6~8枚目は左側に並べて置き、9~11枚目を左上に並べます。
12枚目は三角形の中心に置きます。
それぞれ自身の未来や相手の未来、などを示しています。
ファランクスは自身の未来のことを占うことに適しています。
小アルカナの16枚すべて使います。
シャッフル後に1枚目を右端に置き、4枚目まで横一列に配置します。
後は同じように4枚一列で4段形成します。
1段目は現在、2段目は1年後、3段目は3年後、4段目は5年後のことを示しています。
横一列のカードは右から恋愛・お金・社会・健康運を占うことができます。
占いをする目的で多いのが恋愛に対して使用することです。
特に、女性が恋占いをする割合が高く、さまざまなスプレッドでも恋を占うことができます。
しかし、スプレッド方法にはそれぞれ適している占い対象があるため、恋愛の占いをするのであれば恋愛におすすめのスプレッドで行うことをおすすめします。
次に、恋愛を占う際におすすめのスプレッド9つを紹介します。
ツーマインドは2枚だけカードを使用するスプレッドであるため、初心者の方でも簡単に占うことができます。
縦に2枚並べ、上のカードは相手が自覚している気持ちであり、下のカードが無意識の気持ちです。
そのため、どちらかがよい結果であれば両想いになる可能性があります。
下のカードが良い結果であればアピールすることで無意識の気持ちに気付かせることができます。
ツースプレッドは現在付き合っている恋人とどのようにすればよいのか占いたい際におすすめです。
結果と対応方法を知ることができるため、喧嘩をした際に仲直りする手段を知りたいときに使用しましょう。
また、片思いの際にも使用でき、どのようにすれば付き合うことができるのかやどのような結果になるのかも知ることが可能です。
スリーカードでは、過去、現状、未来について占うことができますが、それ以外にも二人の気持ちや相性も占えます。
自身と気になる相手を対象にすることもできますが、自身と好きな人がかぶってしまっている際に二人の相性を占うこともできます。
自身以外の二人の相性を占うこともできるため、さまざまな状況で使用することが可能です。
シンプルクロスは、現状と妨害している物を占うことができます。
恋愛がうまく成就していない場合や女遊びの疑いがある際に使用することをおすすめします。
女遊びの疑いがある際に使用することで可能性や相手のことも占うことが可能です。
おもに、恋愛がうまくいっていない人が使用するスプレッド方法であり、悩みを解消させることもできます。
ダイヤモンドクロススプレッドは自身の現状と相手が自身に抱いている気持ちを占うことができます。
また、二人の関係がよりよい方向に向かうために行う行動や将来の関係性も占うことが可能です。
さまざまな恋愛におすすめのスプレッドがありますが、ダイヤモンドクロススプレッドは恋愛に特化しているスプレッドでもあります。
ゴールデントリン・スプレッドは恋愛面だけではなく、仕事面や健康面など幅広い項目で占いをすることができます。
恋愛面で使用する場合は、自身の恋愛が今後どのように進展していくかを占うことが可能です。
将来付き合う人物像やその人と出会う時期までも占うことができ、好きな人がいない人でも占えます。
好意を抱いている人物がいない場合に使用しましょう。
ヘキサグラム・スプレッドは恋愛占いでもより詳しく占うことができます。
一度に現状や未来、潜在意識なども占うことができ、手間無く占うことが可能です。
より詳しく相手との相性を占いたいときに使用することをおすすめします。
また、対応方法も占うことができ、相手とどのようにすればよい関係を築くことができるのかも知ることが可能です。
ケルト十字スプレッドは一つの物事を追及する際に適しているスプレッドです。
深いことまで占うことができるため、行動に移しやすくなる特徴があります。
恋愛で使用する場合は、仲がうまくいかなくなった原因を把握する際におすすめのスプレッドであり、解決策も占うことが可能です。
たびたび喧嘩をしてしまう際に使用してみてはいかがでしょうか。
ギリシャ十字は付き合っている相手がなぜが冷たくなってしまった時や対応が変わってしまった時など、原因が一向に判らない際におすすめのスプレッドです。
ギリシャ十字では問題に対しての解決案やなぜそのようなことになってしまったのかを占うことができます。
占いの結果次第では、相手が冷たくしている理由を知ることも可能です。
タロットカードではさまざまな占いをすることができますが、スプレッドの方法を把握しなくては占うことができません。
しかし、スプレッドの方法を把握すればさまざまな物事に対して占いをすることができ、知りたいことを知ることもできます。
あくまでも占いではありますが、気持ちを整理する際や決断力を高めるサポートを行う効果も期待できます。
Written by 早紀