通い婚はお互いのライフスタイルを維持しつつ、二人の生活ペースを築きあげていくことができる関係のことです。
最近は40歳を過ぎてから結婚・妊娠という人も珍しくありません。特に結婚するまで仕事をしてきた人は自分の生活スタイルがしっかり定着しているので、結婚したからといってそれを崩したくないという場合もあるでしょう。
そんな女の子にオススメなのが「通い婚」です。
毎日一緒にパートナーと暮らさなくても、自分の好きな時にお互いの家に行き来できます。
だからといって通い婚はメリットばかりではありません。
ここでは通い婚のメリット・デメリットについてそれぞれご紹介していきます。
一昔前までは結婚のタイミングで一緒の家庭に入り、妊娠したら会社を退職するのがお決まりのパターンでした。
しかし男性よりも一歩身を引いて歩くような女の子は今はあまり見かけませんよね?
「仕事を辞めなくて済むなら続けていきたい」と思う人も増えてきています。それだけ家計の収入を男性に頼る人が減ってきているのだと思います。
男性側からしてみれば、「もっと自分を頼って欲しい」と思うかもしれませんが、お互い窮屈な関係を続けていくよりも必要な時に一緒にいられればストレスも溜まりません。
彼一色に染まりたくないと思っている女の子は、「通い婚」でお互いの距離をほどよく保つといいかもしれませんね。
通い婚の最も大きな魅力は、お互いのライフスタイルを尊重して結婚生活を築きあげていけるということです。
いくら男性と結婚したからといっても、今までの自分の生活環境を簡単に手放したくありませんよね。
いくら好きな相手とはいえ、毎日一緒に暮らしていれば料理や掃除などの家事の負担も2倍になり仕事と両立すればプライベートの時間はほとんどなくなってしまいます。
でも通い婚であれば、忙しくなったらしばらく会わなければ済む話で自分たちのタイミングで行き来すればいいだけのことです。
週末婚の場合は休みの日は大事な予定がない限りパートナーのために時間を空けておかなければなりませんが、通い婚だったらその時の都合で時間のやりくりができます。
また、夫婦喧嘩をして顔を合わせたくない時も通い婚の場合は都合が良いです。同じ屋根の下にいると顔を合わせたくない時だってあります。
時間が経過することで、自然に仲直りすることもスムーズにいくでしょう。
通い婚は子どもが欲しいと思った時様々な問題が浮上してきます。妊娠・出産までは何とか別々に暮らせても、子どもが生まれてくると一人ではどうすることもできない状況に陥ります。
少しの時間家を空けることになった時、子どもを見てくれる人がいなければ一緒に連れて外出しなければなりません。
病気をした時は、自分すら家を空けることができなくなってしまうので必ず人の手が必要になる状況が多くなってきます。
母親になるとホルモンバランスが乱れ精神状態も不安定になるので旦那さんのサポートは欠かせないものです。
ですから、出産願望がある人は子どもが生まれるまでの期間限定で通い婚をするという方法もありかもしれませんね。
通い婚は夫婦が二重生活することになるので、家計もその分苦しくなってしまいます。
夫婦共に経済的に自立しているならいいのですが、何とかやりくりしていくレベルであれば通常の結婚スタイルを選んだ方がいいかもしれませんよ。
通い婚をする場合はお互いに自立した生活を続けていけることが条件です。
どちらか一方が望む場合や、精神的・経済的に負担がかかってしまうような状況ではあまりおすすめできません。
夫婦でよく話し合いながら最良の方法を見つけてみてくださいね。
Written by 早紀