あなたの周りにもセンスがいい人っていますよね。服のセンスから会話のセンスまでいろんなジャンルのセンスがあります。
一つに長けている人もいればいろんなセンスを一度に持ち合わせている人もいます。
「センスがいい人になりたい!」そんな願望を抱いているのなら高めるべきセンスを知って、どんどんチャレンジしてみましょう。
「センスがいい人はどんな人か?」と聞かれてすぐに答えられるのが、服や持ち物のセンスがいい人なのではないでしょうか? 見た目のセンスがいい人を見かけると必ずと言っていいほど見入ってしまうか、振り向いてしまいますよね。人目を惹くのは事実です。
センスがいい人は自分の似合うものとそうでないものがわかっているから、服や物選びでの失敗がありません。自分のことをよく観察していてよく知っています。
身の丈に合っているものを選択し、オリジナリティの感じられる中でさり気なくトレンドも取り入れる。こんなところがセンスがいいと思わせるのです。
服や持ち物のコーディネートだけでなく、それにプラスされるヘアスタイルやメイクの仕方にも、センスの有無が表れます。一点豪華主義で1つだけ高価な時計やバッグ、靴などを取り入れるとセンスがさらに光ります。
勿論このときも自分にしっくりくるものを選ばないと意味がありません。
自分という人間は一人だけなので、周りとは違って当たり前です。その違いをわかったうえで自分らしいセンスを磨いていくのがポイント。
容姿のセンスは雑誌や動画、画像を見て真似たり、ショップの店員さんや美容師さんにたずねたりして手っ取り早く磨くことができます。
とにかく多くの情報を集めて、その中から自分らしい、自分に合うものを取捨選択して最終的に似合うものだけを見つけていきます。
会話のセンスはその人のセンスが光る部分として注目されます。必ず話の最後にオチを作ったり、会話の途中でユーモアをプラスしたり。
会話は動きのあるものなので頭をフル回転。このときにかたい頭ではダメなんです。いかに頭をやわらかくできるかにかかっています。会話のセンスがある人はこのようなことは日常茶飯事でごく自然にできているんですね。
会話のセンスを磨くには身近にお手本となる会話のセンスの持ち主を見つけ、どんなふうにオチを作っているのか、どんなユーモアを振りまきながら話を進めているのかを観察すること。またおもしろがらせるネタ探し&情報収集を行なうことがポイントです。
世代を超えて楽しめるのがユーモアセンスの溢れている落語。会話のセンスを磨くなら落語を聞いて話のオチを学ぶという手もあります。
センスがいい人に共通しているのがバランスの良さ。パッとわかりやすいのが身に付けた服やバッグなどのコーディネートです。野暮ったさを感じることがなく自分に似合うものを取り入れていて、頭のてっぺんからつま先までのトータルバランスがいい。無理のないコーディネートが好印象です。
またセンスがいい人の部屋や家へ行くと、そこでもバランスの良さを感じることができます。自分にとって似合うもの、心地のいいもの、身の丈に合っているものだけを持っていて、バランスが取れているからどこにも重みを感じることがありません。
センスがいい人の趣味に料理やお菓子づくりがあるなら、そこからもバランスの良さを感じられることでしょう。
センスあるバランスの良さを磨くには、自然の中に身を置いて自分を見つめる時間を持ったり、好きなものや似合うものをとことん追求したりして自分自身を知ることが大切です。
品性のセンスを身につけることで、さらに人を惹き付けるセンスの持ち主になれます。でもこの品性のセンスは一番難しい。その場しのぎでどうこうできるものではありません。
あなたの周りにいませんか? どこか品を感じる人。見た目は地味に見えるのだけれど、立ち居振舞い、言葉遣いに品を感じる。
品性のセンスだけはその人が育ってきた環境や関わってきた人間に大きく左右されるものなので、情報収集したからといって磨かれるものではないんです。
ではどうしたら品性のセンスが身につくのか?
実際に品のある場所や人と関わって観察し、そこでの空気感に触れて体感すること、そして意識して真似て生活してみること。これに尽きます。
センスは生まれつき持っているものだと思いこんでいる人は実に多いです。勿論そういう人も実在します。でもごく一般人もセンスを磨いて、もともとセンスのいい人たちの領域に近づく、またはその領域に足を踏み入れることは決して不可能ではありません。
「センスって磨くと光ってくるもの。」一度はこのフレーズを耳にしたことがあるでしょう。
これは真実です。センスがいい人になりたいのならまずはそれに関する知識を習得すること、そしてお手本にしたいセンスがいい人をとことん真似てみることからスタートしましょう。
時間がかかる場合もありますが、あなたのセンスは確実に磨かれてきます。
興味のある人は水野学著「センスは知識からはじまる」も出版されているのでチェックしてみては?
Written by 涼夏