結婚適齢期に入ると、周囲も既婚者が多くなったり、あなた自身の結婚について周囲からあれこれ言われたりすることが多くなると思います。
そのことで結婚願望が芽生えるのは悪いことではありませんが、それが自分軸ではなく他人軸の考えからなのなら考え直したほうがいいかもしれませんよ。
自分軸とは、自分の中にあるぶれない軸や信念のことです。自分軸で生きている人は自分の価値観に従って行動しています。
対する他人軸で生きている人は、他人の価値観を必要以上に意識したり、常に誰かを気にしてやりたいことができなかったりしています。
自分軸で生きる人は自分の人生に納得しているし、幸福感も高いです。結婚を考えるためには、この自分軸が大切となります。
そもそも結婚適齢期とは? 一体誰が決めたの? と思ってしまいます。一昔では「25歳」が基準のようで、現在ではもう少し上の年齢が結婚適齢期と言われている感じがします。
そのため20代後半、さらに30歳を超えるころには「適齢期が過ぎちゃう!」と焦る女性は増えていきます。焦った末によくない男性に目をつけられてしまうケースもちらほら……。
この結婚適齢期ですが、世間一般で言われている結婚適齢期があなたにとっての結婚適齢期とは限りません。
仕事が充実していれば仕事をすればいいですし、出産を希望しないならもっと先でもいい。あなたにとっての結婚適齢期は、あなたが決めればいいのです。
もしも「まだ結婚したくない」「結婚には早い」と感じるのなら、あなたの結婚適齢期はもっと先だと思っていいんですよ。
結婚相手の条件でよくあげられるのが「経済力」「見た目」などですが、もしもあなたがそれらを重視しないのなら、その条件は取り入れなくていいのです。
「お金がないとツライよ」「子どもに遺伝するんだから見た目は大切!」という意見はあります。もしもあなたがその考えなら、そのままで問題ありません。
でもあなたにとって「それは別にどうでもいい」と思うなら、どうでもいいのです。「それよりセックスの相性が大切!」「タバコを吸っている男性のほうが魅力的!」と思うのなら、その気持ちに素直に従いましょう。
他人が決めた条件で男性を選んでも、それは他人が選んだ男性であってあなたが選んだ男性とは言えません。
ドラマやマンガで“理想の奥さん”が描かれています。その理想と比較して「私とはぜんぜん違う」「私はあんな風になれない」と落ち込むかもしれません。
でも、他人の理想の奥さんになる必要なんてないんです。あなたがなれる範囲で、あなたが思う自分の理想像の奥さんになれればそれでOKなんです。
家庭よりも仕事を頑張る奥さんに憧れるなら、仕事を頑張る。仕事はできないけれど料理は上手という奥さんがいいなら、料理を頑張るなど。
まずはあなたにとっての理想像を思い描いてください。
自分軸をもって生きるということを、「周囲の目を気にせず自分の好き放題に生きるってことでしょ?」と解釈する人がいますが、それはちょっと違います。
他人軸で生きるのとは違うだけで、周囲の目をまったく気にしていないわけではないのです。もちろん、周囲に迷惑をかけるくらい自分勝手な生き方をするわけでもない。
他人の基準よりも自分の基準を優先しているだけなので、そこは勘違いしないでくださいね。
Written by 神之 れい