何かに打ち込み熱中していたものの、疲労や目標を失ったことで燃え尽きたようになってしまう燃え尽き症候群。この状態に陥ってしまうと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。この記事では、燃え尽き症候群の特徴と対策をご紹介します。
責任感が強く、仕事も完璧にこなしたくなる……真面目に仕事に取り組んでいると、そういう風に考えてしまう人もいます。それはとても素晴らしいことだと思いますが、完璧を目指すせいで常に仕事のことが頭から離れなくなってしまいます。また、仕事でのストレスを強く感じたり休日も仕事をしたりすることも要注意です。
今まで楽しめていたことが楽しめなくなったときも危険です。楽しいと思っていたものを楽しいと感じられないくらい心が消費されてしまっています。
また、「飲酒や喫煙が楽しみ」という人で、それらの量が増えてしまったらNG。これらは楽しみのうちに入らず、むしろ飲酒・喫煙が増えてしまうのは燃え尽き症候群の特徴と言えるでしょう。
目標を達成したのに、大した達成感を得られない……あるいは自分に自信が持てなくなってしまうのもこれに当たります。こうなると達成感がないせいで仕事を頑張れなくなり、ミスを犯して自分に自信が持てなくなってしまう……この悪循環にハマりやすくなります。
仕事でも家庭でも、頑張りすぎることが燃え尽き症候群を招いてしまいます。どんなことでも「まぁ、このくらいでいいや」と、ほどほどを目指すほうが仕事のパフォーマンスも下がらず健康的に続けることができます。ほどほどでいればプレッシャーやストレスもかからず、心の健康にいいですよ。
心身が疲れてしまうと、燃え尽き症候群になるだけでなく、健康にも影響がでてしまいます。身体が疲れていたら睡眠をしっかりとる、心が疲れていたらリラックスするように心がけたり趣味を楽しんだり……日頃からそう意識してみてください。
「せっかくの休日だから遊びたい!」と、疲れているのに遊び回っていたら、それが逆効果となることもあるのでご注意ください。
とにかく健康的な生活習慣を送りましょう。食事はジャンクフードや肉類ばかりにするのではなく、野菜をしっかり食べ、「身体に悪い」と言われるものはできるだけ避けてみてください。
また、適度な運動も必要です。汗をかけば気持ちもスッキリします。運動が苦手な人は、散歩だけでもOK。散歩でお気に入りの景色を眺めたり知らない場所を楽しんでみたりするといいですよ。
自分が何にストレスを感じているのか、しっかり考えてみてください。それがもしも仕事量なら、仕事を減らしてもらう、休職する、あるいは思い切って転職をするなど、ストレスの原因を取り除くようにしてください。
簡単なことではありませんが、心身を壊してしまってはいけません。自分を大切にするために、思い切った行動も必要です。
燃え尽き症候群は、事前に「あ、自分は疲れている」とわかるときがあります。せっかく気づいているのに、何かと理由をつけて気づかないふりをしてしまうと危ないです。
早めに対策をしていきましょう。そうすれば、急に仕事を辞めたり、心が苦しい思いをしたりせずに済みますよ。気をつけてくださいね。
Written by 神之 れい