こちらは愛する気持ちが強いのに、相手からは思ったように愛してもらえない……。「こんなに好きなのに!」と思う瞬間が、恋愛をしているうちにあるかもしれません。
愛しているからこそでてくる言葉ですが、この言葉が出始めたらちょっと危ないかも。1度立ち止まる必要があるタイミングです。今回は、「こんなに好きなのに」と思ったときに考えたいことをご紹介します。
自分なりに愛情表現をするのはいいと思います。愛しているから当然ですよね。ただ、あなたの愛情表現が「一方的な愛の押し付け」になっているのなら要注意。
強すぎる愛の押し付けだと、相手はあなたの愛を受け止めきれないかもしれません。愛が強ければ強いほど、相手は押しつぶされてしまいます。
相手の負担にならず、相手の心の許容範囲を超えない程度に調整して愛を与えることが大切です。
「こんなに好きなのに」という言葉には、「それなのに、あの人は私を愛してくれない(私と同じくらいの愛情をもってくれない)」という言葉が心の中で続いています。
愛してもらえない、あるいは愛が足りないことに対する不満は心の中でどんどん広がっていき、止められなくなってくることも。
そうなると、相手に対して憎しみの気持ちが生まれてしまうかもしれません。愛しているからこそ憎い、ということを防ぐためにも、愛は与えるものであって見返りを求めるものではないと考えてみてください。
あなたが「こんなに好きなのに」と思い悩んでいることに対し、周囲はアドバイスをくれているかもしれません。
どういう風に考えればいいのか、どうすればその悩みから解放されるのか……あなたにとって有効な手段は、意外と目の前にあったりするものです。
思い悩んでいると視野が狭くなりそれに気づかないこともあります。1度冷静になるよう努力して、周囲を見渡してみてください。
あなたには見えていなくても、実は相手からきちんと愛情表現をされていることもあります。
「こんなに好きなのに」と思っているときは、あからさまで過剰な愛情表現でないと気づけなくなっているのです。例えばダイヤモンドの指輪をくれるとか、お姫様扱いしてくれるとか。
日々の中にある、たくさんの小さな愛情表現に気づければ「こんなに好きなのに」と思うことがなくなるはず。相手がしてくれたことを、どんな小さなことでもいいので振り返ってみてください。
あなたが自分自身にばかり目を向けているときも、相手への不満や怒りが高まりやすいです。
あなたがどれだけ相手に尽くしたか、どれだけの犠牲を払ったか……それらのことを考えると、「こんなに好きなのに」という気持ちが湧き出てくることも……。
自分が相手のために何をしたか意識しすぎてしまうと辛くなる一方です。自分ではなく、相手のことに目を向けましょう。
「こんなに好きなのに」と思い始めると、次第に考え方や気持ちがネガティブになっていきます。よくない感情は気持ちをどんどん曇らせてしまいますから、できるだけ早めに気持ちを切り替えていきましょう。
Written by 神之れい