嫌なことがあると、思わず湧き出てきてしまうネガティブ思考。どんなに優れた人でも落ち込むことは多分にありますが、そんなときに大切なのは“いかにして気持ちを上手く切り替えられるのか”ですよね。
しかし、そう頭では分かっていても、ついグルグルと頭のなかで考え込んでしまう人は多いもの。特にその手の悩みを抱える人は、総じて真面目で堅実な性格で、仕事や恋愛でも損をしてしまっているケースが少なくないようです。
そもそもどうしてネガティブ思考が恋愛面で良くないのか。筆者の知人女性2人にその理由をリサーチしたところ、なにやら自分のネガティブ思考で後悔してしまったという声が浮き彫りになりました。
「以前、仕事が上手くいっていないときに、知人男性に仕事の愚痴や不平不満をグチグチと語ってしまったことがあるんです。彼は彼なりに『うんうん』と話を聞いてくれていたんですが、そのうち連絡が途絶えがちになってしまって。内心好んでいた相手だけに、自分でも悪いことをしてしまったなと思いました」(27歳/SE)
気持ちがネガティブになってしまうのも、仕事が原因でという人も多いのでは? ついこぼしたくなってしまう愚痴ですが、まだ出会って間もない相手にこれをやってしまうと、相手もなんて答えたらいいのか困ってしまいますよね。
「私って否定的な話し方が多いなって、妙に反省したことがあったんです。決まって『でも』とか、『○○(芸能人や食べ物)って苦手』とストレートに自分の気持ちを口に出してしまうので、初対面の男性に苦笑いされてしまうことも。もっと相手の気持ちを汲んで話さないと、話していても楽しくないですよね……」(30歳/製造)
相手にどこまで自分の本音を言っていいのか、は悩みどころですよね。とはいえ、なんの話をするにも否定的で、それでいて行動もせず消極的というのは、初対面であるほど取っつきにくい人になってしまうので要注意です。
では反対に、男性側の意見はどうなのでしょうか。同じく筆者の知人男性にそれらの理由を含めて、ネガティブ思考の女子のもったいないところを教えてもらいました。
「元カノと一緒に花火大会に行ったんですけど、前々からどこか自信なさげで屋台を見て回っても完全に待ち状態。もっと『○○食べたい!』とか、ガンガン言ってきてくれていいのになあ、とは思いました。まだ付き合ったばかりで遠慮しちゃったのかもしれないけど、引っ込み思案になっているならもったいないです」(28歳/営業)
引っ込み事案は性格ですが、後ろ向きゆえに「どうせ私なんて……」と尻込みしてしまっているなら、せっかくのデートも盛り上がりに欠けてしまいますよね。ダメ元でも、めげずにチャレンジすることが出会いを見つけるうえで、さらにはふたりの関係を維持するためにも大切になってきそうです。
ムリに気持ちを上げる必要はありませんが、ネガティブな思考になってしまうのは、人それぞれ思い当たる節があるはず。「なかなか恋愛が上手くいかない」「いい出会いがないな……」と悩んでいるのなら、まずはそのネガティブになってしまう原因を取り除いてあげると、前向きな性格が福を呼んでいまよりもっと素敵な恋ができるかもしれません。