真剣に好きだったからこそ、失恋をした時の傷は深く深く胸の奥底まで刺さります。「もう二度と人を好きにならない」と心に決める理由も、また誰かを愛して、そして傷つきたくないからだったりします。
「失意の中、なにを思い生きれば良いの?」と自分が見えなくなってしまうこのタイミングに、贈りたい言葉を5つご紹介いたします。
失恋することによって失ってしまうことがいくつかあります。たとえば習慣、「おはよう」や「おやすみ」のやり取り。たとえば休みの日の予定。空白ができるとそこに寂しさを見つけ出してしまうのは人の弱さ。
確かに失うことは悲しいです。ただ、同じ数だけ、いやそれ以上のかけがえのない時間があったことを忘れないで。思い出しましょう。
二人でいたからこそ輝けた時間、くだらないことにも笑い合えた時間、それは他の誰かじゃなく、間違いなく二人だからできた時間。失ったものを嘆くよりも、大切な時間を過ごせたことを胸に刻みましょう。
誰かを愛するということは魂の修行です。愛したい、愛されたい、という感情は私たちにとってもっとも大切な感情。愛をめぐる感情は、シンプルであるからこそ難解で、なかなかにうまくいかないからこそ、たくさんの気づきが隠されているのだと思います。
愛するが故、愛されるが故に経験することは、すべて自分の魂の修行であり、乗り越えるべきこと達ばかり。自分の感情にばかり敏感にならずに相手の感情をくみ取る努力、尊さ、ぬくもり、優しさ。
いつだって大切なことを教えてくれます。失恋だってそう。学びましょう。自分の心と向き合って、今ここで、なぜ悲しみがプレゼントされたのか。
うつむき、顔を覆ってしまっていては正解は見えません。勇気を出してしっかりと答えを探しましょう。そこには必ず、次の物語の鍵が隠されているから。
恋愛相手はソウルメイトとよく聞きます。ソウルメイトとは魂の友達。魂の友達は一生続く仲もあれば、人生のどこかのタイミングにだけひょいっと現れる役割の人もいます。失恋相手ならばそうなのかも。ソウルメイトって、時には自分を次のステージに上がらせる為の火付け役という場合もあるんですって。必ずしも添い遂げる相手ではないみたいです。
なにか、これから生きていく上での大切なことに気づかせる為に出会った。もしそうだとしたら、別れのタイミングは、お互いの役割が終わったというお知らせなのかも。
恋愛関係が終わっても仲良く友人関係でいる人達はあんがいそういうソウルメイトの関係であることが多いのだとか。
失恋をして一人ぼっちになってしまったなら、寂しさが襲ってくる夜もあるでしょう。でも寂しいからといって、やみくもに誰かと付き合ってみたり、毎日飲み歩いたりしてはダメです。
孤独は自分と向き合える成長の時間。良い機会だと思ってじっくり自分と向き合ってみましょう。
別れの後には出会いがやってきます。すぐに来てくれたならそれは嬉しいですけれど、そうではない時だってありますからね。
でもね、必ず次の出会いは用意されているものです。もう出会っているのか、まだ出会っていないのか、それは分りません。それでも、「もう二度と人を好きにならない」と思うのはやめましょう。だって、次なる出会いがもうそこに待っているんですから。
いかがでしたでしょうか? 辛く苦しい思いは浄化させて、幸せだった自分を思い出してみてください。あんなに美しく笑えた自分は、間違いなく彼のおかげ。
さぁ深呼吸をして。「あんな風に笑わせてくれてありがとう」心でつぶやいてみてください。次の物語の扉はもう開かれていますよ。
Written by ヒナタ