彼とケンカすると黙り込んでしまってどんなに話しかけても無視される……。電話でケンカ中にいきなり切られ、そのあと何度かけ直しても着信拒否……。こんな経験はありませんか?
気持ちをわかってほしいのに、彼は私と話し合う気がないの?と思ってしまいがちですが、男の無視や着信拒否には、いろんな理由があるのです。
◆口では女に勝てないから
ケンカ中の彼が黙り込んでしまっても、それは言いたい事が何もないせいではないようです。女性の方が男性よりも口が達者なケースが多く、「彼女が怒っている間は何を言っても言いくるめられて終わりだから」と思っていると、諦めモードで彼女を無視してしまいたくなるのだそう。
こうなると彼の頭の中は、反省や謝罪よりも「早く終わらないかなー」でいっぱいになってしまうようです。こんな時の無視や着信拒否は現実逃避のためといえそう。
◆ヒステリックなのが苦手だから
単純に「怒った女が苦手」という声もあります。いつも可愛いと思っていた彼女が、別人のように声を荒げ、怖い顔で自分を責めると、ケンカの原因がどっちにあろうが、「感情的な女とまともに話すのはムダ」「幻滅するからそういう顔を見たくない」と思ってしまうようです。
怒り狂った女性の顔を見て、彼女を「守るべき対象」「恋愛・性の対象」に見られなくなったという男性は多数。そうなる前に、無視や着信拒否で彼女をシャットアウトして、別れにつながらないようにする男性も中にはいます。感情的になりすぎないよう、注意が必要かも。
◆自分を抑えているから
女性がどんなに怒っても、万一ちょっと手が出て彼の事をはたいてしまっても、「所詮女だし」で許されることが多いのに対して、男性の場合は許されません。大声をだして、おびえた彼女に泣かれたり、モノに当たったりして「暴力をふるった!」と責められたり……。
こんな事にならないように、怒りをこらえガマンするには、無言になるしかないという判断もあるようです。彼が黙っているからとしつこく責めると、急に怒りが爆発する事だってあり得ます。ほかのケースにも共通して言えますが、無視モードに入った彼をさらに責めるのはあまり得策とは言えません。
◆まだ関係は続くと思ってるから
すれ違いをなくすためにしっかり話し合おうと思っている女性にとっては、ケンカ中の彼のだんまりが許せないと思えるもの。そのまま失望→別れ話に進展することもあります。でも、彼が「たかがケンカで別れるほどじゃないよね」と思っていると、彼女の機嫌が直るまで聞き流そうとしてしまうのだとか。
ヘタに反応して感情的になるよりは「怒りが収まるまで無視か着信拒否でクールダウンしたい」と言うのが本心のよう。たまたま機嫌が悪いだけの彼女をうまく受け流す大人の対応をしているつもりなのかも知れません。
無視や着信拒否は、ケンカ中にされるとショックも大きいものですが、彼にも避けたい事態・守りたいものがあるのだと考える事で、必要以上に取り乱さずに済むかも知れません。