「浮気」と「マザー・テレサ」のお話を書きたいと思います。浮気とマザー・テレサって、一見全く結びつかないですよね。
ところが、マザー・テレサが残した言葉に、現代の恋愛体質女性に該当するメッセージが含まれているんです。
さすがに、マザー・テレサの名前を知らない人はいないでしょう。外見もご存知のはず。
白い修道服姿の写真を見たことがあるかと存じます。
ひと言で説明するなら、ノーベル平和賞の受賞者です。
修道女として、子どもたちの教育に携わりつつ、貧しい人々を救うための活動が高く評価され、1997年にノーベル平和賞を受賞しました。
彼女は生前、いくつもの名言を残しています。有名なのは、ノーベル平和賞受賞の際、インタビューに対して答えた「世界平和のためにできることですか? 家に帰って家族を愛してあげてください」がダントツでしょう。
ここで取り上げたいのは、「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから」という名言です。
いったん、マザー・テレサの話題から離れたいと思います。
今度は、「引き寄せの法則」として広く知られている、「思考の現実化」について考えてみましょう。
「思考の現実化」とは、要するに頭の中で考えていることは、いずれ現実化しますよ……という意味です。
あなたが、彼氏の浮気を頭の中で疑っているとすれば、やがて現実化します。
いま現在は浮気していなくとも、そう遠くない将来、彼氏は浮気をするでしょう。
マザー・テレサの言葉に戻ります。思考は、いつか言葉になると、彼女は言っています。
これを、「引き寄せの法則」にあわせると、「浮気しているかもしれない」という思考は、いつか言葉になりますね。
「○○君、もしかして浮気しているんじゃないの? 」と。
浮気してもいないのに、疑われた彼氏はどんな気分になるでしょうか? 普通に考えたら……そりゃ不愉快になりますよね。
冤罪を着せられているようなものですから。
その結果、あなたに対する愛情がガクッと減ります。そして、疑い深くない女性を求めて、浮気に走るのです。
ほらね、思考は現実化するでしょ。
浮気を疑うあなたに対して、「コイツは俺にベタ惚れなのだなぁ」と、余裕を見出す男性も存在します。その余裕の感情が、「ちょっとくらい遊んでも、許されるだろう」という行動に繋がり、「ちょっと遊んだ相手女性」が、たまたま好みだったとしたら……浮気をすることになるでしょう。ほらね、やっぱり思考は現実化するのです。
根拠があるわけでもないのに、恋愛体質女性特有の「不安感」だけで浮気を疑うと、ろくなことが起きません。
仮に、ワイシャツに口紅がついていたとしても、「○○君ったら、新宿二丁目のオカマバーで豪遊してきたのね」と、ユーモアを飛ばせるくらいの女性でありたいものですね。
written by 菊池美佳子