「相手の過去が気になるんです……」
誰かを愛してしまったら、過去が気になってしまうのは誰にでもある感情です。
5,200件を超える恋愛相談を行ってきた筆者のもとにも「相手の過去が気になる」という相談は多く届きます。どれも“相手を愛しているからこそ”気になってしまうということ。
ですが、長く生きていればいるほど、どんな相手にも過去はあります。
そこで今回は、相手の過去を知った時に“より関係を深めていく”3つのことをピックアップしていきます。
相手の過去で気になることと言えば、やはり自分より以前の恋愛。
気になるのはわかりますが、根掘り葉掘り聞くのはよくありません。
なぜなら、後で思い出して苦しむのは他でもないアナタだからです。
もし聞いた場合は“彼が話してくれた時だけを信じる”“情報として覚えておく”に留めておくこと。
特に彼から「過去の恋人は○○なところがイヤだったんだよね」という話は、言い換えれば「君はそういう女になってほしくない」ということ。
覚え書き程度に記憶しておけば、付き合いが長くなった時に役立つでしょう。
1の“根掘り葉掘り聞く”と似ているところがあるかもしれませんが、過去の恋人と比べて自分は何が優れていて、何が劣っているのかを考えすぎるのはやりすぎると「どうせ私は元彼女より○○だから」と、自己卑下する原因になります。
これは関係がうまくいっているときいはいいのですが、ケンカになった時についつい口にしてしまいがちな言葉。
そしてこれを言われると男性もどうすればいいのか、わからなくなってしまうので考えすぎはNGです。
友達に相談することは、構いません。
しかし、問題なのは“友達の意見を参考にしすぎるあまり、相手に目を向けるのをやめる”こと。これなんですよね。
恋愛も結婚も“あなたと彼”でするもの。友達の意見を聞きすぎてしまうと、彼の考えをその気がなくてもスルーしてしまうことがあります。
それで関係が悪くなってしまうと、あなた自身が「こんなに彼のために頑張っているのになぜ? 」と自分の考えを見失ってしますのです。
愛される女性に共通していることは「過去があったから今がある。そういう意味では、相手の過去に感謝」と“達観”していること。ここまで来ると、悩み自体がなくなっているんですよね。だって、悩んでいないんですから。
急に考え方を変えるのは無理だと思いますが、昨日より今日、今日より明日と、少しずつ変えていくと気持ちがラクになっていきますよ。
Written by 橘つぐみ