日本人に最も多いと言われているA型。A型は“我慢の人”と例えられることが多く、周りとの協調性を大事にし、なるべく荒波を立てず穏便に相手と付き合う傾向にあります。
特に女性の場合は真面目かつ献身的に相手に尽くすため、数ある血液型の中でも一際女性らしい印象に映ることが多いようです。ですが、恋愛は相手ありきで成り立つもの。異性によっては、こうしたA型気質の性格ゆえに悩んでしまうこともあるのでは?
そこで今回は、A型女性と相性が微妙な血液型を取り上げながら、少しでも相性を良くするための工夫について考えてみました。
まずはA型女性とA型男性の組み合わせを見てみましょう。A型同士の場合、付き合いはおおむね順調に運ぶことが多いようです。どちらも荒波を立てたくないタイプなので、ケンカをして言い争いになるまで関係がこじれてしまうことは滅多にありません。
ただし、A型の気質として何かあったら何でも我慢してしまう傾向にあり、ふたりの間で鬱憤が溜まってしまうことが、関係にヒビが入ってしまう主な原因になりそうです。
元々A型の女性は男性にリードしてもらいたい傾向にあるため、こうした気質のA型男性に不満を抱いてしまうことが少なくありません。
A型男性も何か意見が食い違っても本音を言わず、我慢してしまうA型の女性に不満を抱いてしまうのでしょう。本音を言い合えない関係では、例え好き同士でも関係は上手く行きづらいものです。
お互いに本音をさらけ出し、時にはぶつかって喧嘩をするくらいの方が、結果的に信頼関係が高まるので注意したいですね。
AB型は感性の血液型と言われています。人よりも感受性が優れていることから天才肌と呼ばれることが多いですが、一方では繊細で傷つきやすい一面も持っています。そのため、AB型の男性にとってA型の献身的に尽くす母性溢れる接し方は居心地が良く、恋愛初期は惹かれ合うことが多いようです。
A型女性にとってもAB型男性の傷つきやすいながら、どこか自由奔放でいらずらっ子のような調子につい手を焼いてしまい、気になる存在になることが少なくないようですね。
ですが、付き合いが長くなってくると、A型女性は彼の構い過ぎに用心しましょう。数ある血液型の中でもAB型男性は束縛されることを最も嫌う傾向にあります。自分の行動で相手を振り回してしまうことにストレスを感じるため、A型女性の尽くしぶりが返ってふたりの関係に溝を生んでしまう原因になりかねないのです。
元々男性は束縛を嫌う人が少なくないので、適度に彼をひとりにしてあげられる意識を持ってあげると、付き合いが長くなってもふたりの関係は上手くいきやすいでしょう。
A型は恋人同士の不満もなるべく我慢する傾向にあります。なるべく荒波を立てたくないため、恋人への不満も口にすることが苦手なんですね。対してAO型の男性はA型の男性ほど感情で動くことはしないため、冷静に物事を捉える傾向にあるようです。
そのため恋人同士の不満もなるべく口に出すことが多く、そうした苦言に始めは我慢できていたA型女性も、次第にストレスを感じてきてしまいます。
しかし、A型同士と違って、お互いの不満をAO型の男性がこぼしてくれたのは、いい機会と捉えられるかもしれません。彼の不満をきっかけに、お互いの不満をどうやって解決できるのか、考えるきっかけにしてみて。彼の不満によっては、A型の女性がどこまで我慢できるかも、付き合ううえで大事なポイントになってくるでしょう。
A型は苦なく我慢ができる人です。恋愛に対しても我慢できることは、間違いなく美徳です。相性が悪いと感じられる血液型の彼に対しても、その美徳を上手く活かしながら、ぜひいい関係を築けられるよう工夫をしてみてください。
Writer by 柚木深つばさ
Photo by Jack Wu’s Photos 吳泊峻 (改変 gatag.net)
【参考文献】
『気になることが全部わかる!怖いくらい当たる「血液型」の本』長田時彦(三笠書房)