SNSで「ユニコーン」という単語を目にしたことはありませんか。どうやら「ユニコーン」とはみなさんが想像するゆめかわいいお馬さんではなく、とあるオタクを指す言葉のようですよ。
主にVTuber界隈で使われるものの、認知度は外の世界にまで広がっているご様子。
今回は「ユニコーン」の意味や、その手のオタクになると発生する困りごと、予防策などを一気に解説しちゃいます!
VTuberファンの間で使われる「ユニコーン」とは、配信者(推し)と異性の絡みを極端に嫌がるオタクのことを指します。彼らはコラボ配信はもちろんだけでなく、推しがプライベートで恋人を作ることに対しても嫌悪感を抱くとか。
とにかく「同性同士の絡み以外は許さない!」と、かなり“火力の強いオタク”であるのが分かりますね。
ユニコーンはほぼガチ恋とイコールですが、ただ“ガチ恋オタク”の中には「異性として本気で好きだけど、絶対恋人になりたいわけではない」や「ガチ恋でも、もし推しが結婚しても応援し続けられる」という人もいるため、少々勝手が異なるのが特徴的。
ガチ恋よりもユニコーンの方が「許容できることの範囲が狭いオタク」といっても過言ではないでしょう。
どんな界隈にもユニコーンにあたる人物は大勢いますが、後者はガチ恋をするよりも面倒な事態を招きがち。熱量が高すぎると、人は趣味の場で暴走しやすいですからね……。
歯止めが利かなくなると、いずれ自分自身も感情に飲まれてしまうでしょう。ユ
ニコーンになるとどんな困りごとが起きるのか、代表的な例を3つ挙げてみました。最近これらに当てはまる人は自覚がなくとも、立派な“ユニコーン化”しているかもしれませんよ。
活動者はコラボ配信で知名度や閲覧数を上げられるため、できれば積極的に行いたいものですが……
一部のユニコーンが騒ぎ「男or女と絡むな!」と目くじらを立てれば、とてもやりづらくなってしまいます。コラボを楽しみにするファンも、彼らのせいで企画がなくなれば寂しい思いをしますよね。
でも、ユニコーンは推しから異性のニオイがすることを激しく嫌う生き物。
推しや“同志”たちが困っても、自分の意見を貫き通そうとするのです。「迷惑をかけている」自覚は、あまりないのでしょう。
他にも異性関係のプライベートの情報が漏れ出た時にアンチ化するなど、活動者の一番の敵になり得るのがユニコーンという存在です。
「推しに恋人がいるのではないか」や「推しがもし結婚していたら」、「最近出た恋愛の噂がガチっぽい」など、人前に出る人間を疑い始めるとキリがありません。
ガチ恋にも同じことが言えますが、このようなことを考え始めると、純粋な気持ちで応援できなくなるでしょう。
気持ちが入り過ぎると生活が推し一色になり、「応援」というよりも「依存」状態へと陥りがち。すっかり沼れば、新規ファン時代のような楽しみ方が難しくなるデメリットも発生します。
せっかくの趣味を充実させられないのは、とても悲しいことですよね。
ユニコーンの人々は異性関係に厳しすぎて最終的に“こじらせ”のフェーズに入る→推しや同じオタクに迷惑をかける流れに走りやすいので、気を付けてください。
リスナーにガッツリと営業をかける、距離感の近い活動者がいます。
ユニコーンを極め(?)たタイプはこの手の手法にハマりやすいか、もともと距離の近いサービスを求めるor好む人が多いせいで、段々とユニコーン向けの営業をしてくれる活動者ばかりを推しがちに!
現実を夢の区別がつけば構わないものの、ユニコーンになるオタクは「それができたら苦労はしない」ので(苦笑)
ずぶずぶと沼にハマり、配信に課金しすぎたり、オタク同士での揉め事を起こすなどのトラブルを持ち込む問題児になり得る可能性があります。
ユニコーンでもガチ恋でも、一般的な無害ファンでも、推し活を楽しむには「行き過ぎないこと」が重要です。
オタクにはたいへん耳の痛い話ですが、推しも立派な人間。それが例えVTuberというアニメイラストでも、“中の人”には必ずプライベートがあります。だからこそ「恋人を作るな」と言われても「ファンに私生活のことまで言われたくない。大きなお世話だ!」ということ。
もちろん、簡単にプライベートを流出させたり“匂わせ”に走るような活動者は本気で×ですが(笑)、そうでないならオタクたちは口を出す資格がありません。
異性とのコラボ配信も、活動するにあたって大事な仕事の1つ。
ファンの間では「この人たち、付き合っているのではないか?」、「どっちかの趣味でコラボを持ちかけたのだろう」なんて噂が出るものの、活動者にとってはお金を得る大切な案件ですから理由がどうであれ、純粋な気持ちで応援ができないならオタクを降りた方が無難です。
「自分、やばいかも」と思ったのなら、一度“カジュアルエンジョイ勢”に戻ってみるのも◎。
推し活は行き過ぎず、そして生活の一部程度に留めるのが最も精神が安定する方法でしょう。
ユニコーンは高確率で活動者、そしてファンの間で悪評が立ち、嫌われてしまうので注意したいところ。熱量の高い応援は嬉しいのですが、「熱量」と「行き過ぎ」はずいぶんと意味が異なりますからね。
自分自身が推しのためを思ってしたことが、結果的に迷惑にならないようにしてください。趣味を長く、そして充実させるためには世界に入り過ぎないことが大切です。
Written by たかなし亜妖