自分の気持ちだけで突っ走り、周りが見えていない自己中心な人。
しかしその多くは無自覚であり、「自分が正しい!」と思い込んでいるのです。そして気づけば周りに人がいなくなっている……それって怖いことですよね。
まずは、自分はどの程度なのかを知ることが大切。
今回は、「自己中心度診断」のチェックリストを20個用意しました。当てはまったところを読んで、今の自分を客観視してみましょう。
1.相手の話を聞くよりも自分が話したい
2.他人のミスが気になって仕方ない
3.「普通は……」という言葉をよく使う
4.頼みごとを断られるとイラッとする
5.SNSのイイネの数に敏感で周りの評価が気になる
6.自分の予定が優先されなかったらイラっとする
7.誰かが褒められると、ちょっとモヤっとする
8.自分の価値観と違う人には批判的になりやすい
9.感情が乱れるとすぐに態度に出る
10.指摘されると「私自己中だから」とすぐに開き直る
11.他人の悩み相談に対してすぐに結論を出そうとする
12.謝ることに抵抗があり言い訳が多い
13.恋人や家族が思った反応をしてくれないと不機嫌になる
14.相手の言動をネガティブに捉えやすい
15.「自分ばっかり頑張ってる」と思うことがある
16.相手に合わせるとストレスを感じやすい
17.他の人ばかり優先されているように感じる
18.「悪気はないんだけど」という前置きが多い
19.他人の成功を素直に喜べないときがある
20.人間関係で「わかってもらえない」と感じやすい
YESが0から5個だったあなたは、自己中心度20%の共感力高めタイプ。
自分の都合だけでなく、相手の気持ちや状況も考えられる思いやりのある人です。
聞き上手で物腰も柔らかいので、周りの人もあなたに助けられていることが多いでしょう。
しかし、そんなあなたの優しさに甘えて漬け込む人も……。我慢の限界を超えると、いきなりシャットダウンすることもあるのではないでしょうか?
時には、できないことははっきり断ったり自分の気持ちを優先することで、良好な人間関係の継続につながります。
YESがが6から10個だったあなたは、自己中心度40%のマイペースタイプ。
ある程度周りのことを気にかけながら、自分の気持ちも大切にできる、バランスの取れたタイプだと言えるでしょう。
良い意味でのマイペースなので、人間関係のトラブルにも発展しにくいでしょう。
疲れたら1人の時間でエネルギーチャージし、そのバランス感覚を維持していけばOK!
YESが11から15個だったあなたは、自己中心度60%のこだわり強めタイプ。
自分ルールや「こうであるべき」というこだわりが強く、それゆえに周りの価値観を認められないことも……。「どうして分かってくれないんだろう」と苦しくなることもあるのではないでしょうか?
自分の考えをはっきりもっているのは素敵なこと。それと同じように周りの考えも大切にしていけたら、もっと楽に関係を築いていけるはずですよ。
YESが16個以上だったあなたは、自己中心度80%! 無意識のうちに、ワガママな自己中モンスタータイプになっている可能性大。
周りはあなたに合わせてくれていても、実は面倒ごとになりたくないだけかも……。
これと決めたことは貫き通す姿勢があるので、願望実現力はかなり高め。あなただからこそ成し遂げてきたこともあるのではないでしょうか?
しかし、今のままでいると本当に困った時に頼れる人がいなくなってしまうかもしれません。少し肩の力を抜いて、周りに配慮する余裕を持ってみましょう。
自分とは反する意見を言われたとき、とっさに「でもそれってさー」と反論してしまいがち。そうなると「この人は自己中だ」と思われてしまい、あなたの話を聞く気持ちも失せてしまうのです。
つい反論してしまう気持ちは分かりますが、一旦落ち着いて相手の意見に耳を傾けましょう。
「なるほど、そういう考えもあるんだね」「確かにそれもいいよね」と共感してから、「ちなみに私は〇〇だと思うんだけど、どう思う?」と伝えるだけで印象はガラリと変わり、相手もあなたの意見の受け入れ態勢ができるのです。
正しさの敵は悪ではなく「もう一つの正しさ」なんです。
人はそれぞれ自分の中の「正しさ」をもっています。良かれと思って自分の正しさを押し付けてしまったとき、それは「自己中心」に変わってしまうのです。
自己中心にならないためには、「相手には相手の正しさがある」と感じることです。
無理に取り入れる必要はありませんが、「自分とは違うんだな」と自分の正しさに固執しないマインドをもつことが大切です。
「ありがとう」「ごめんね」その一言があるかないかだけで、相手の受け取り方は全く違います。
自分のことでいっぱいいっぱいになって周りが見えない時ほど、この言葉を忘れがちになります。すると、自覚がなくても周りからは「自分のことばっかりで自己中」という印象に……。
どんなに余裕がなくても、その一言を気持ちを込めて伝えることだけは徹底しましょう!
さて、あなたの自己中心度は何%だったでしょうか?
低いから良いというわけではないので、そのバランスって実はとっても難しく、多くの人の悩みの種でもあるんです。
それと同時に、同じ行動でも少しの気遣いや伝え方で、自己中を防げることもわかっていただけたかと思います。
今回の診断は決してあなたを批判するためのものではありません。今の自分の立ち位置を知り、バランスを取るための参考にしていただけたらと思います。
Written by 花山こころ