このまま一緒にいても幸せになれないとは、わかっているのに……。
DV夫から離れられない女性の心理とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。第三者からすると「別れた方が良い」と簡単に言えるけど、当事者からすると実行に移すのが難しいケースがあります。今回は、DV夫から離れられない女性の特徴9つについてご紹介します。
早速、順番にご紹介します。
DV夫から離れられない女性の特徴は、人に尽くすのが好きな方です。他者に喜んでもらうことが生きる糧になっている方こそ、どうしても不機嫌な方を放っておけません。
例えば、ぞんざいに扱う相手にも「どうしたら笑ってくれるかな」と、前向きに考えてしまうケースも……。
このような方は、逆に尽くされると居心地の悪い気分を感じて、すぐに恩を返そうとするのも特徴的。
友達や実親と疎遠になっている場合も、DV夫と離れられないケースがあります。頼りになる人が、DV夫しかいない状態であるほど、盲目的になりやすいです。
たとえ、ひどい扱いを受けても、「この人に見捨てられたら一人になってしまう」と感じて我慢するケースが……。
人とのつながりが希薄な方こそ、周りからも「DV夫と別れた方が良い」とアドバイスを貰うことも少なく、視野が狭くなりやすいです。
一人でいることが耐えられない寂しがり屋の方も、DV夫から離れられない場合があります。雑に扱われても良いから、誰かと一緒にいたい方こそ、自ら不運の道を進むことがあります。
たとえ、「バカ」「生きてる価値ない」と暴言を吐かれた場合でも、構ってもらえることに安心感を持つ方は注意。
お金や仕事がないと、DV夫から離れたくても躊躇することがあります。やはり先立つものがないと、自由な選択を取りにくいです。
環境を変えるのもストレスがかかります。「私が我慢して丸く収まるなら良いや」という結論に辿り着くと、何も行動に移さないことを選びやすいです。
DV夫のことが大好きで、相手が変わってくれることを心のどこかで期待している方も、なかなか離れることができません。
特に、結婚する前に優しくしてくれた場合は、いつかは元に戻ってくれるのではないかと、淡い期待を手放せません。
中には、「DV夫になってしまったのは私のせいだ……」と考えてしまう方も。「良い妻でいたら、相手も変わってくれるかな」と健気に考えている方もいます。完全に夫に愛想が尽きたところで、初めて行動に移せると言えるかもしれません。
今までの人生、どちらかというと受け身でいることが多かった方も、なかなかDV夫から離れることができないケースがあります。自分で行動に移して現状を変えることが、はなから頭に浮かんでいない方も。
むしろ、「夫は優しい時もある……」「みんな、同じようなことを経験しているはず」と受け身のままいて良い理由を積極的に探してしまうこともあります。今の自分も、過去の積み重ねによってできていることがあります。
自分で責任を持って何かを決めた経験が少ない方も、DV夫から離れることが難しいです。むしろ、自分から「離婚をしたい」と切り出すことに、恐怖感を感じているほどです。
例えば、進路をすべて親に決めてもらい、人生においての重要なことも「〇〇ちゃんがしているから」という理由で決めてきた方は注意。このような方は、自分の行動によって環境を変えることに罪悪感を感じやすいです。
「どうせ私なんて……」と悲観的でネガティブ思考の方も、DV夫からなかなか離れられないことがあります。むしろ今いる環境が、自分にぴったり合っていると錯覚してしまうケースも……。
例えば、「昔から貧乏くじを引かされていた」「私が幸せになるのは間違っている」という無意識の考えが根底にある方は注意。マイナス思考が根付いていると、今いる環境を良い方向へ変えるための気力も湧き上がりにくいです。
自分に自信がない方も、DV夫からなかなか離れられないケースがあります。そもそも一人になったところで生きていけないと思い込んでいることが。
例えば、挫折や失敗に悪いイメージを抱いていたり、自分と他人をよく比較したりする方は注意。自分に自信がある方こそ、一人でも幸せに生きていくイメージをしっかり持っているので、環境の変化を恐れていないことがあります。
DV夫から離れられない女性は、相手が優しくなることを、心のどこかで期待している場合があります。
都合の良い想像をしていないか、振り返ることが大切です。自分で責任を持って決めることで、未来は変えられます。
Written by 森野有