一般的に、人の第一印象の大部分は見た目で決まるもの。
顔の表情だけでなく、目の動きや口角の上がり方などの細かい要素も、相手に与える印象を左右します。
特に警戒した方がいい顔にはいくつかの共通点があるのだとか……。
そこで今回は、信用しない方がいい人の顔の特徴をまとめてご紹介します。
ただし、顔の特徴だけで人を判断するのは危険なので、あくまで参考程度にしてくださいね。
まずは、信用しない方がいい人の顔の特徴について詳しくみていきましょう。
笑顔を浮かべていても、目が冷たい人っていますよね。
目は口ほどに物を言うといいます。一見すると愛想が良さそうに見えるのに、目つきになんとなく違和感があると感じたら要注意。
もしかしたら、表向きは味方のように見せかけて、裏では違うことをしている可能性も……。
優しそうに見せているだけで、本心では自分のことしか考えていなかったりする人なのかもしれません。
視点がきょろきょろして定まらず、目を合わせてくれない相手にも注意した方がよいかもしれません。
こういった特徴は、嘘をついている人や何か後ろめたいことがある人に見られることが多いんですよね。
特に重要な場面で目を逸らす場合は要注意。
ただし、単に緊張しているだけという可能性も否めません。
悪意があるかどうか気になる場合は、相手の言動や行動とあわせて見極めることが大切です。
話している最中に口元を隠したり、手で触れたりするしぐさが多い人にも注意しましょう。
人間は無意識のうちに、心の動きや感情を体のしぐさやジェスチャーで表現しているもの。
口元を覆う動作は、心理学的には嘘をついている人や何か隠している人に多く見られるといわれています。
もちろん単に不安や緊張を抱えている場合もあるため、状況に応じて見極めることが大切。
同じ理由で、エチケットや感染予防以外の目的で長時間マスクを付けている人にも注意した方がよいかもしれません。
笑顔は、他者に対する安心感や信頼感を示すサインの一つ。
だからこそ、笑うことが極端に少なく無表情が多い人はなんとなく信用できないものです。
感情が読み取りにくく、心理的な距離を感じてしまう人も多いでしょう。
実際のところ、笑顔の頻度が少ない人にはそれぞれの事情があります。
人との関係において計算高く、信用を得るための笑顔すら作らないタイプなのか、あるいは単に内向的な性格なのかもしれません。
態度や行動とあわせて慎重に判断することをおすすめします。
心の歪みは自然と表情に表れるもの。
通常、人の表情はある程度左右対称になった状態が正常とされています。
だからこそ、片方の眉だけを上げる、片側だけ口角を上げるなどの歪んだ表情が癖になっている人には注意した方がよいかもしれません。
同じ理由で、深刻な話をしているのに口元がニヤついていたり、悲しい話をしているのに目が輝いていたりする人にも要注意。
こうした小さな違和感は、実は本心と表情がズレている証拠かもしれませんよ。
表情は、相手の感情や本音を判断する重要なサインの一つです。
しかし、それだけで相手のすべてを判断するのはやめた方がよいでしょう。
そもそも人の表情は、過去の経験や環境に影響を受けているケースも多いもの。
たとえば、過去のトラウマや家庭環境が原因で、無表情や強張った表情が癖になってしまっている人もいるかもしれません。
また、接客業の人や営業マンなどは職業柄、感情とは関係なく常に笑顔を作ることが習慣になっています。
表情が必ずしもその人の本質を表しているとは限らないことを理解しておきましょう。
信用できる相手かどうかを判断する際は、表情にともなう気持ちや意図を理解する努力をすることも大切。
筆者自身も以前、普段は明るいパートナーが無表情で口数も少なくなった時期があり、不安になって距離を置いてしまったことがあります。
しかし、そのときは仕事の納期に追われて疲れていただけだったことが後になって判明。
表情だけで判断してしまったこと、つらいときに寄り添えなかったことを反省しました。
人付き合いをする中で、「今の表情、なんとなく気になる……」「この人、大丈夫なのかな……」と不安になることは多々ありますよね。
そんなときも、自己判断のみで「信用できない」と決めてしまうのはNG。
まずはきちんとコミュニケーションを取り、より深く相手の気持ちを感じ取るよう心がけましょう。
顔の表情は、その人の本音を映し出す鏡のような役割をはたしています。
表情には、言葉では伝えられない本当の気持ちが表れていることも多いもの。
だからこそ、相手が信用できるかどうかを見極めたいときは、言葉だけでなく表情にも注目することが大切です。
相手の目をまっすぐに見て話すことができる、口角が自然に上がっているなど、表情の細部にも着目してみてくださいね。
Written by 糸野旬