先日、書斎で一所懸命に『ボンバーマン』をたった一人でやっていると、知人の30代女性からLINE通知が入りました。
「なんだよいいところで……」と呟きながら見てみれば、びっしりとメッセージが書き込まれています。
日本語が不自由なので辞書なんかを参考にしながら読み進めていくと、どうやら悩みを相談してきたようなのです。
そしてこの悩みというのが、個人的に非常に興味深いものだったので、今回許可を得てこちらでもご紹介させていただきます。
彼女の悩みというのは、いわゆる出会い目的でSNSをやってる男性からの、露骨過ぎるアプローチにまつわるものでした。
彼女はTwitterにかなりハマッているOLさんで、日々の出来事やらランチの内容やら、まあ様々なことをつぶやいているようです。
ちなみに彼女のアカウントはフォローしているのですが、OLの性事情には大いに惹かれるものの、日常には興味がないのでタイムラインに表示されないようにミュートしています。
で、Twitterをやっているという女性なら多分理解できると思うのですが、ツイートに対して、全く脈絡もなく面白くないコメントを寄せてくる男性ってのがかなり多いんですよね。
食べた料理、飲んだお酒の話をしているのに「こんばんは! 今日も綺麗だね」とか、悲しい報告をしているのに「いつも元気もらってるよ」とか。
こういう空気を読んでいないコメントをしてしまう男性というのは、一体何者なんでしょう。
筆者が独自に調べまくったところ、大体の生態が分かってきました。
まずは彼らはSNSを通じて女性と知り合い、あわよくば大人の関係になりたいと思っているということ。
そして第二に、彼らは比較的年齢層が高めで、40代、50代もザラにいるということ。
最後に、彼らは同じような内容のコメントを、フォローしまくった女性に毎日嫌がらせのように絨毯爆撃しているということです。
脈絡のないコメントをしてくるのは、大体にして多くの女性に「数撃ちゃ当たる」精神でコメントしまくっているからで、そこには相手への興味も「異性である」以外にはなく、
持て余した欲望の捌け口を探しているだけのことなのです。
また、同じような傾向はFacebookでも散見されるところです。
あちらは実名で登録しているユーザーが多い分、まだマシですが……。
さて、相談を持ちかけてきた知人の悩みは、かなり深刻なものでした。
それは遡ること昨年末。
彼女が一瞬だけ自分の顔が写っている画像をアップしたところ、これまで一応相互フォロー状態だったけど特に接点がなかった男性(もちろん独身で中年)が、
怒涛の勢いで彼女に対してダイレクトメッセージを送りつけるようになったのです。
その内容は、書くのもはばかられるようなもの。
一部を見せてもらいましたが、完全に現実とアダルトビデオの世界観を混同しているような内容でした。
馬鹿らしいことに、彼女に執着してきたその男性は、画像が自分に向けてプレゼントされたものだと誤解をして、暴走してしまったようなのです。
可哀想なことに、その男性の性器なんかの画像も添付されたメッセージが送りつけられることとなり、たまらずブロックしたということです。
不特定多数のユーザーに自分の素性を知らせると、思いがけないハプニングが待ち受けているということを、筆者も改めて思い知りました。
今回相談を持ちかけてきた知人には、「Twitter規約とか読んで色々頑張って」と、非常に的確なアドバイスをしたわけですが、
ともあれ不快な行為に打って出るような出会い目的の中年男性はSNS上に無数に存在しています。
彼らを寄せ付けないためには、まず第一に余計な情報を与えないことです。
不必要に充実したプロフィールを書かず、自分の所在地が特定できるような投稿もせず、変なユーザーはそもそも相手にしないか、ブロック。
これだけでも、十分に余計なリスクを遠ざけることができるはずです。