私様が正しいの! 50代以上のカスハラおばさんの特徴4つ

カスハラとはカスタマーハラスメントの略称。利用者が理不尽なクレームや無茶な要求をして、企業側を困らせる迷惑行為のことです。

現代においてカスハラは深刻な問題として扱われ、実際に被害に遭った経験を持つ人も少なくはないはず。

また、プライベートで明らかにカスハラであろう場面に出くわしたパターンもあるのではないでしょうか。

迷惑行為に及ぶ人の過半数が50代以上と言われていますが、なぜこの年齢層が多くの割合を占めるのか? 彼らの心理と特徴を紹介するので職場でのカスハラ対策や、ご自身の戒めとしての参考になれば嬉しいです。

なぜカスハラは50代以上が多いのか

悲しいかな、いい大人が飲食店やコンビニで怒鳴り散らす姿を見る機会は多いですよね。

若者や働き盛りの世代がブチギレて理不尽なクレームを……なんてケースは少なく、大抵は中高年の人々なのです。

カスハラに50代以上が多いと言われる理由は、「加齢による人間性の変化」が関係するでしょう。

元々の性格も関係してはいるものの、歳を取ると人付き合いが狭くなったり、元居たコミュニティから離脱したり、環境の変化により孤独を極め、心が尖ってしまうこともよくあるんだとか。

・短気になる
・いつもせかせかしていて落ち着かない
・人の気持ちを考えられないため、図々しさが増す
・「待つ」ことが苦手になる

穏やかでなくなれば、理不尽なことを口走るのも平気になってしまいます。

らにそこへ「年上を敬え!」なんて気持ちがプラスされれば、常に自分ファーストでないと腹が立つもの。

このような心理と流れが災いすると、カスハラへと発展するのでしょうね。

カスハラしがちなおばさんの特徴

50代以上にカスハラが多いと言えど、中高年全てが悪質なわけではありません。

世の中は温和な大人が過半数を占める中、尖りまくった人が出ると悪目立ちするのは当たり前です。

カスハラしがちなおばさんは高圧的なことがほとんどですが、理不尽すぎる行為の裏には「寂しい」という複雑な心理も潜んでいるとか……?

まずは彼女たちの口には出せない真実を探っていきましょう。嫌な行動を取る理由が分かれば、対処もしやすいはずですからね!

周りの目を気にしない

周りの目を気にしない

歳を取ると様々な経験を積むため、ちょっとやそっとのことでは動じなくなるもの。

しかし、度が過ぎると「しっかりしている」からは遠ざかって周りの目を気にしなくなり、結果的に図々しさが増します。

周りの目も声も視界に入らなくなれば意味が分からないクレームも、人としてどうなの!? なんてレベルの要求も簡単にできてしまうでしょう。

周りの目が気になったら、相手からドン引きされるような要求なんてできないのが一般的な感覚です。

人目を気にしないのは一般感覚を失うのとイコール、常識外れの行動は何歳になっても気を付けたいですね。

自分が正しいと思い込んでいる

図々しい人は自分を信じて疑わないので、堂々とカスハラができるのです。

「言い返されたらどうしよう」とか「この部分を突っ込まれたらイタイな」と細かく考えるような人は、そもそもカスハラ行為をしません(笑)

100%正しいと自信があるからこそ、相手に強く出られるといったところ。

カスハラを迷惑行為だとは絶対に捉えず、むしろ自分が指導をしてあげている、若者に教えている、企業に“気づき”を与えているとさえ勘違いする迷惑者もいるのだとか……。

いくら歳が上と言っても、中高年の大人はみんなを導く“教祖”とは違います。

しかもまくしたてられるように怒られたり、耳を疑うような意味不明なクレームや要求をされたら、若者でなくても嫌がるのは当然のことでしょう。

あまりの図々しさ、そして的外れな思考にはこちらも呆れ果てるしかありませんね。

無駄に時間に余裕がある

子育てが終わり、仕事を退職してやることがなくなる大人が続出。

時間が余ると今までは気に留めなかった物事が急に視界へ入ってくるようになり、カスハラ行為へと及んでしまう人もいるそう。

暇だと他にやることがないので、ずっとクレームを言っていられるほど時間に余裕がありますからね(苦笑)

「そのことばかりを考えていられる時間」が持てるのも、また問題と言えましょう。

退屈が人をモンスター化させる可能性は、誰にでも有り得るということです。

他にもう楽しみがない

他にもう楽しみがない

加齢とともに人生がつまらなくなり、心にぽっかりと穴が空く→クレーマーと化すケースが後を絶ちません。

子育てもない、仕事もない、家族と集まる機会も減り「寂しい」「構ってほしい」気持ちを、カスハラで発散してしまう人が現代社会では増えているのだそう!

理不尽だとは理解していながらも、自分の要求が通れば嬉しいですからね。

中には誰かと話したいがためにクレームを入れ、延々と店員に説教をして引き留めるご老人さえいるほど。

他に楽しみがないと、人は必ず歪みます。

「困った老害」にならないためにも、若いうちに歳を取っても楽しめる趣味を探したり、コミュニティを広げたり、挑戦する心を養っておきましょう。

カスハラ=老害確定! 人の振り見て我が振り直せ!

カスハラをする人の特徴が分かると、うまい対処法も見つけやすいかと思います。

同時に「こうならないようにするには」のヒントも得られるため、老害化が防げるかもしれません。

カスハラは、ひとりよがりな考えの人が陥りやすい行為です。

生きていく上で多少の図太さは必要ですが、図太すぎる精神もまた考えもの。

相手の立場や気持ちを考え、自分が本当に正しいのか? を考えられる柔軟な頭をいつまでも持っていたいですね。

Written by たかなし亜妖

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