友達の言動にふと「縁切りたい」と思う瞬間ってありますよね。友達の何気ない言動に疑問を抱く瞬間は、きっとみんな同じはず。
そこで、普段仲良くしている女友達と思わず「縁切りたい!」と思った瞬間について、実際のエピソードを交えて紹介します。
「A美は会うたびに『先輩がぁ』とか『上司がぁ』といつも愚痴ばかり。口を開けばネガティブなことばかり言ってくるので、本当に疲れます。正直、もう会いたくないです」(24歳/女性)
「自虐が過ぎて、いつも周りに気を使わせる友達がいます。自分のことを『ブス、デブ』というのはもちろん、なにか頼むと『私なんかがやってもできない』と消極的で、話しているとパワーを吸い取られる気がして、いつもどっと疲れます」(29歳/女性)
ネガティブなことばかり聞いていると、どんなに明るい人でも気持ちが沈んでしまうものです。
一緒にいて疲れてしまうような友達とは、すぐに縁を切ったほうがいいかもしれませんね。
「旅行とかカフェ巡りとか、いつも計画するのは私ばかり。プランニングも予約も『おまかせするね』ってこっちに丸投げして、しまいには『今日のお店あんまりだったね』って、どういうこと? 友達やめていいですか(笑)」(26歳/女性)
「女友達に居酒屋で彼氏を紹介した時、私の彼氏に次々と『あれ取ってもらえます?』と初対面なのにこき使う始末。あまりの傍若無人さにキレました」(22歳/女性)
わがまますぎると、うんざりしてしまいますよね。相手のわがままをどうしても許せないというのなら、縁切り時なのかもしれません。
「仕事でもプライベートでも信頼していた同僚に、彼を寝取られた」(32歳/女性)
「仲がいいと思っていたのに、裏で私のありもしない悪口を言いふらしていました。そういえば彼女と友だちになってから、急に疎遠になった子が二人くらいいたけど……。もしかして? と思っています」(28歳/女性)
友達だと思っていたのに裏切られていたと知った時、誰もが「縁切りたい!」と思うはず。
裏切るような友達なら、もう友達ではありません。速やかに縁を切ったほうがいいでしょう。
仲良くしていた友人に対して「縁切りたい」という感情を持つと、多少の罪悪感を抱く人がほとんどでしょう。
今まで親しく付き合っていたのに、いきなり縁を切りたいなんて、自分勝手すぎるのではないかと、自分自身が戸惑ってしまう気持ちはわかります。
しかし、そのまま表面上の「友達」を続けていても、また同じ思いが反芻してきて、なんども「縁切りたい」という気持ちと罪悪感のせめぎあいになるかもしれません。
それならば、素直に気持ちを認めて受け入れることのほうが簡単です。
距離を置くというのには、物理的な距離と心理的な距離があります。
物理的な距離を置くというのは、縁を切りたい人から離れるとか、顔を見ないように話すなど、接点を持たないようにするということ。
心理的な距離を置くというのは、SNSのアカウントを削除する、相手に無関心になるなど、相手の情報に触れないようにして記憶を薄めていくことです。
縁を切れないのは、距離を置くことで「なにか不都合なことが起きないかな?」と恐れてしまうことにあります。
自分の中にある「縁切りたい」という気持ちを認めたら、周りのことはさておき、距離を置くことに専念するといいでしょう。
縁を切るために、自分の「縁切りたい」という気持ちを認めたり、相手との距離を取ったりしてみてもダメなら、神頼みをするのもありです。縁切りのご利益がある神社は、関東だと縁切榎(東京都板橋区)、関西だと安井金比羅宮(京都市東山区)が有名です。
また、悪縁を切りたいのであれば、縁結びにご利益のある寺社仏閣への参拝もおすすめです。縁結びに御利益のあるところでは、良縁を結ぶために、自ずと悪い縁が切れていくからです。
縁切りのためのお参りをしたということでも、自分の気持ちがスッキリします。気分転換のためにもおすすめですよ。
友達の言動に疑問や嫌悪感を抱いたら、縁切りを考えたほうがいいかもしれません。自分を押し殺してまで無理をして付き合い続けることには、なんのメリットもありません。
友達との縁切りは、ためらう人が多いと思います。
しかし、縁切りをすることは新しい縁を呼び込むことになり、自分の世界を広げるものになります。良縁を結ぶためにも思い切ってみてくださいね。
Written by さあや