10代から20代、そして30代40代へと…… 年を重ねるごとに、若い頃には感じなかった悩みが増えていきます。その1つがズバリ老け見え! 誰だって等しく年を取りますが、実年齢より若く見える人がいる一方、年を取って見える人もいますよね。この分かれ目はどこにあるのか、老けて見える人がやりがちな「老け習慣」を紹介します。
デスクワーク中心で一日中座っている、かつ運動不足で体を動かす機会がほとんどない…… このような生活を送っている現代人は多いですよね。
しかし、この習慣が老けて見える人への第一歩! 筋肉が落ちると姿勢が悪くなったり、全身がたるんで締まりのないスタイルになったりします。結果的に、老けて見える悪循環にハマってしまうのです。
体は食べ物からつくられる、これは基本ですよね。でも、わかってはいるけれどジャンクフードが大好き、ついついお菓子に手が伸びる…… 誰しも経験があるのではないでしょうか。
ジャンクフードやお菓子はダイエットの大敵でもありますが、ある程度の年齢に達してもこういったものを食べすぎていると、美容に必要な栄養素が不足して一気に老けて見える人化が進んでしまいます。
ジャンクフードやお菓子は、ストレスにならない程度に控えること。これが若さや美しさを保つには欠かせません。
20代の頃に最先端だったメイクや服装、気づけばずーっと変えていないなんて人、意外と周りに多いのではないでしょうか。
当時はそれでおしゃれだったとしても、流行は常に移り変わっています。例えば眉毛メイクなら、数十年前は角度をつけた細眉が大流行していたにもかかわらず、今は圧倒的に太眉ブーム。かつ、あまり角度をつけないナチュラルな形が人気ですよね。
信念を持って細眉を貫いている分にはいいのですが、もし毎日のメイクがルーティン化して、当時の細眉を惰性でずっと続けていたら、それは「古い顔」と言われてしまう可能性があります。
「なんとなく古い感じ」というイメージはそのまま老け見えに通じます。流行、そして自分に似合うメイクや服装は時の流れとともに変化するもの。ときには立ち止まって、メイクや服装が今の自分、トレンドに合っているか確認するといいですね。
年齢を重ねると、肌にもさまざまな悩みが出てきます。シワやシミ、くすみ、皮脂、乾燥…… などなど、挙げればキリがありません。
こうしたコンプレックスを隠そうという意識が強くはたらくと、人は厚塗りメイクに走りがち。しかし、美しく魅せたくてしている厚塗りが、皮肉にも老けて見える人化を進めてしまうのです。
ここ最近のメイクは「素肌感」や「透明感」、「抜け感」などを重視するのがトレンドです。ところが、肌悩みを隠そうとするあまり厚塗りし、足し算ばかりのメイクしているとこれらから遠ざかってしまい、「古い顔」へと一直線。
そのうえ、シワや毛穴にファンデーションが入り込んでかえって汚く見える場合もあります。ついつい厚塗りメイクしてしまいがちな人は、気をつけましょう。
一日中パソコンに向かっているので人と会話する機会がない、笑うとシワが気になる、などの理由から、あまり表情筋を動かさずにいると、どんどん老けて見える人化が進行してしまいます。
会話して口周りの筋肉を動かす、笑って口角を上げるといったことが日常的にないと、顔の動きがどんどん悪くなり、垂れ下がってきます。
するとますます表情筋が動かなくなり、ますます暗い顔に…… と、どんどん悪循環に。どんよりと暗い表情でいると老けて見えるだけでなく、自分や周囲の気持ちまでも落ち込ませてしまい、メリットはありません。
普段あまり喋らない、表情を動かす機会が少ない人は、顔のエクササイズなどを行って意識的に表情筋を鍛えるようにしましょう。
どんより暗いのも考えものですが、TPOをわきまえず明るすぎるのもNGです。公共の場で大きな声を出したり、いちいち大きなリアクションを取ったりすると、「空気を読めない」「ガサツ」「おばさんっぽい」といった印象を持たれてしまいます。
せっかく普段から美容に気をつけ、メイクや服装もばっちり、ニコニコ笑顔で過ごしているのに老けて見られてはガッカリですよね。
たまには公共の場での自分の立ち居振る舞いについて、改めて考えてみるといいでしょう。
老けて見える人の悪習慣を6つ紹介しました。筆者的にも、どれもこれも耳の痛い話です……。
これらは無意識的にしてしまっている習慣がほとんどだと思うので、少し意識を変えて気をつけて生活してみるだけでも、ぐっと変化があらわれるはず。
運動をしたり体に良いものを食べたり、常に笑顔で過ごすことなどは「老け」という切り口以外でも、楽しく元気な毎日を送るうえでも大切なことです。ぜひ今日から気をつけてみてはいかがでしょうか。
Written by 七尾なお