「メシマズ嫁」。SNSを中心に、嫁と夫の言い分が話題になりました。「実は私もメシマズ嫁かも……」と心当たりのある女性もいるのではないでしょうか?
今回はメシマズ嫁の特徴と世の夫がメシマズ嫁に感じている本音を調査しました! 普段嫁には言えない、夫たちの気持ちが暴露されていますので、最後までぜひ読んでみてください。
「メシマズ嫁」は、料理下手な女性を指す言葉です。元ネタの漫画では、3人の子どもの育児をしながらパートをし、将来の教育費のために外食や惣菜を控えて毎日料理を作る女性が登場します。
食に対して興味が薄く、「お腹に入ればみんな同じ」が口癖。夫の高額な外食に腹を立てて、激怒するシーンが印象的です。
ここまでで、「メシマズ嫁」に共感する女性は多いのではないでしょうか。漫画はフィクションですが、実際に存在するメシマズ嫁の料理には以下の特徴があります。
・料理が焦げている
・魚や肉が生焼け
・野菜に火が通り切っておらずボリボリする
・味付けが濃すぎる/薄すぎる
料理の要領が悪く焦げてしまったり、火加減や時間を考慮せず煮物・焼き物をするために生焼けだったりするのでしょう。大雑把な調理が原因と考えられます。
ではさっそくメシマズ嫁について、夫はどう感じているのかチェックしていきましょう。以下のような声が挙がりました。
・愛情を込めて作ってくれるのはとてもありがたいが、料理教室にでも行ってほしい。 (28歳/男性/建築系)
・朝が早かったり、どんなに忙しかったりするときでも食事を作ってくれることには感謝しています。でも味が濃かったり薄かったり、極端です。(55歳/男性/自営業)
・外食はお金がかかる。だから家で食べたいのに、まずくては困りすぎる。(32歳/男性/会社員)
・一生懸命食事を用意してくれて嬉しいです。誰でも最初は素人なのでこれからが楽しみです。(29歳/男性/自営業)
嬉しいことに「まずは感謝を感じている」が一番多い意見でした。そのうえで、改善を求めたり、何も言えないと思っていたり、一緒に頑張ろうと思ったり…… 様々な男性がいるようです。つい外食費がかさんでしまうと嘆く声も。
では世の夫はメシマズ嫁を前にどのような対応をしているのでしょうか。
・まずいと素直には言わない。怒らせず、ある程度はこちらで味を調整する。正直言うと自分の方が上手いので、一緒に料理をし、それとなく教えてスキルアップを狙う。(32歳/男性/会社員)
・ひたすら我慢。我慢のみしかありません。「飯がまずい」などと言ったら「食うな!」「外で勝手に食ってくれば良いじゃん」と言われます。(48歳/男性/製造業)
・自分がメシウマ夫になるしかないでしょう。メシマズ嫁を変えるのは難しいので、それが嫌なら結婚してはいけません。(54歳/男性/会社員)
・ある程度の我慢と、夫の協力でしょうか。私は労をねぎらうふりをして、冷凍食品やレトルトの多用を勧めてます。(33歳/男性/アパレル)
ほとんどの男性がメシマズ嫁とうまくやっていく方法として「我慢」「文句をいわない」と挙げました。「まずい」とはっきり告げて嫁の機嫌を損ねるのを恐れているようです。
塩コショウや醤油でこっそり味付けを調整したり、一緒にキッチンに立ったりと、それぞれの工夫が見られました。
メシマズ嫁の中には、そもそも料理が嫌いな人もいるでしょう。しかし譲歩している夫の意見に耳を傾けてみれば、一緒にどう解決していくか解決の糸口が見つかるかもしれません。
最後に夫がメシマズ嫁に直してほしいと思っていることを聞いてみました。
・最低でも自分が調理したものは、残さず食べて欲しいです。自分が食べられないものを出さないで。(41歳/男性/会計業)
・自分の作っているご飯がまずいと、まず理解ほしい。指摘しても冗談だと思っている。(51歳/男性/薬剤師)
・自分なりに色々アレンジしてくれるわけですが、全てが的外れなのでやめてほしい。(48歳/男性/製造業)
・レシピに書いてある分量と違っていても、まあいいかでそのまま強引に料理しないでほしい。(28歳/男性/建築系)
メシマズ嫁の夫の声をまとめると、「味見をしてまずいと自覚し、レシピの分量に忠実に料理をしてほしい。」という意見に着地しました。
夫たちは料理を作ってくれている嫁に対して、大きな声で「まずい」と意見できないものの、まずは料理下手の自覚を持ってほしいと願っています。夫が作った料理を食べ残すことはありませんか? 料理の手順を見直すべきサインかもしれません。
家事に育児に仕事に。忙しい毎日の中で、なるべく手早く料理を済ませたいと感じる人もいるでしょう。しかし家族の中には、食生活の豊かさが幸せに直結する人がいるかもしれません。
「もしかしたら自分もメシマズ嫁かも……」と思ったら、まずはタイマーと計量器を用意し、レシピ通り忠実に作るところから改善を始めてはいかがでしょうか。
Written by 田中なお