「亭主関白」という言葉を聞くとなんだか古いイメージを抱く人も多いかもしれません。しかし、男女平等が浸透している現代にも亭主関白な男性は比較的多く存在します。
マイナスな印象が強い亭主関白さんですが、付き合うとどのような大変なことがあるのでしょうか?
ここでは、亭主関白な男性の特徴や付き合う前に見抜きたい亭主関白になりそうな男性の見分け方についてご紹介していきます。
そもそも「亭主関白」の意味は、夫である「亭主」がかつて天皇の補佐役を務めた位の高い役職「関白」のように権力を持っている様子を指します。
つまり、簡単に言えば夫が家庭内で関白のように威張っている状態のこと。
夫の立場が上で妻や子どもは自分の言うことを聞くと思っているのが、亭主関白な男性の考え方です。
ひと昔前は、夫が一家の大黒柱として働き妻は専業主婦として家内を守るのが一般的でした。
そのため、亭主関白な考え方で威厳を持つことは、家族を守る男としての強い責任感の表れだと称賛されていたのだそうです。
しかし、現代では男女関係なく共働きすることが当たり前に。昔のように偉そうな態度を取る理由がなくなり、徐々に「亭主関白=面倒な男性」という認識が浸透してきました。
では、具体的に亭主関白な男性とは、どのような特徴があるのでしょうか? 亭主関白な男性に見られる共通点を9つご紹介します。
亭主関白になる男性の代表的な特徴は、家事ができない、または家事をしないということです。
料理や洗濯など、全ての家事をやるのは女性だと考えているため、家事の分担やサポートは男がするものではないと思っています。
自分では何もしないくせに、何か不都合があるとすぐに文句をつけてくるのも亭主関白な男性の特徴です。
また、やってくれて当たり前と思っているので感謝の言葉もないでしょう。むしろ「家事くらい文句言わずにやれよ。」と怒ってくることも。
亭主関白な男性と同棲したり、結婚したりした場合は、家事を手伝ってくれることはないと考えた方が良いです。
プライドが異様に高いことも、亭主関白になってしまう男性の特徴です。
自分をよく見せたい、自分より上にくるものを受け入れられないという気持ちが強く、尊厳を傷つけられたり自分の意見を否定されたりすることを極端に嫌います。
基本的に自分の意見は、絶対に正しいと思っているため、思い通りにならないと怒りやすい面も持っています。
亭主関白な男性は、彼女や奥さんに対して特に優位に立ちたいという想いが強いので、些細なことでも自分に従ってほしいと考えている場合も多いです。
亭主関白な男性は、家庭内において「自分の意見は絶対だ」という自己中心的な考えを持っています。
思い通りに行かないことがあれば、すぐに不機嫌になったり逆ギレしてきたりすることも日常茶飯事です。
自分第一で、妻や子供の意見は二の次だと思っているのも亭主関白の典型的な特徴の1つ。
みんな自分の言うことを聞いて尽くしてくれることが前提なので、思いつきで突拍子もない提案をしてくることもあります。
自分自身のお父さんが亭主関白だった場合、これが当たり前なんだと考えて亭主関白になってしまう可能性が高いです。
父親と母親のパワーバランスが一般常識だと思っているため、本人に悪気が全くないパターンがほとんどです。
もし結婚した場合、当然のように亭主関白な態度を取って妻に対して偉そうな言動を繰り返すようになります。
「男性は女性よりも立場が上」という考え方を持っている男性は、亭主関白になる可能性が最も高いでしょう。
男尊女卑の考え方が昔は当たり前だったため、その考えを今の時代になっても引きずっている人もいます。
このような男尊女卑の発想を持っている男性は、性別を理由にして文句をつけてきたりします。性別で差別してくる男性に嫌悪感を持っている女性は多いはずです。
「男たるもの強くいなければならない」という九州男児のような固定概念を持っている亭主関白な男性は、甘え下手という特徴があります。
いくつになっても妻に愛情表現ができずぶっきらぼうな態度を取り続けます。
また、感謝や謝罪の言葉を素直に伝えるのも苦手。恥ずかしさやプライドの高さから、たとえ自分が悪いことをしても決して折れず威張った態度で押し通そうとします。
妻が育休中だったり専業主婦だったりする夫婦に多いのがこちらの特徴。
亭主関白な男性は、人一倍「俺が家族を養っている」という意識が強いため、稼ぐ自分が一番偉いと信じて疑いません。
たとえ家事や育児に追われ疲れ切っている妻を見ても、自分の方が忙しいし大変だと思っているのでサポートするなんてまず考えないでしょう。
むしろ妻に文句を言われれば「家で休ませてももらえない」とかかあ天下アピールを外でしているかもしれません。
尽くされて当たり前だと思っている亭主関白な男性は、自分を差し置いて妻が遊びに出かけたり先に寝たりすることを許せません。
子供とお留守番なんて頼めば、なぜ自分がしなければならないのかと怒り出す男性も多いでしょう。
また、妻にパートや仕事復帰をさせたくないという特徴も。何かと難癖をつけ束縛し、かごの中の鳥状態にしようとします。
とにかく「家族はこうあるべき」だという固定観念を持っているのも亭主関白な男性の大きな特徴です。
とにかくこだわりが強く、描いていた理想や思い通りに行かないことがあると口やかましくネチネチと攻撃してきます。
小さなことでも自分の考えと違えばいちゃもんを付けてくるでしょう。生活のことから子供のこと、ときには妻の行動や服装にまでケチをつけ事細かに注意してくる人もいます。
ストレスの多い職場で働いている男性の中には、家に嫌だったことを全て持ち帰り家族に八つ当たりしてしまう人もいます。
亭主関白なタイプであれば、外でぺこぺこと頭を下げている分家で横柄な態度を取り威厳を保とうするのです。
また、亭主関白な人ほど外面がよく本音を隠しているもの。
ニコニコと笑っていても全部溜め込んで切り替えられないので、本性を見せられる家族の前で爆発して威圧的な態度で八つ当たりしたり、ちょっとしたことに難癖をつけて攻撃したりします。
男性はいきなり亭主関白になるのではなく、元々から性格や育ってきた環境による素質があって亭主関白になる場合がも多いです。
ここからは、亭主関白になりそうな男性の行動をチェックする方法について紹介していきます。
亭主関白な男性と結婚したくないと思う女性は、早い段階で見抜くようにしましょう。
亭主関白になる素質がある男性は、自分の立場が上だと感じた途端に偉そうな態度を取ります。
優しくいつも尽くしてくれる彼女や妻に対して自分が上と思っているように、店員に対してもお客である自分が上だと思っているため、言うことを聞いてもらって当たり前だと横柄な言動をすることが多いです。
具体的には、平気でため口を使ったり難クセをつけて大きな声で怒鳴ったりと、目に余る行動が見受けられます。
ちょっとでも自分の思い通りにならなければイライラしてしまうので、偉そうに文句を言ったり店員に対して「こんなこともできないのか」と威圧的な態度を取ったりします。
亭主関白な男性は、一言「ごめん」と謝罪の言葉を言うこともできません。
プライドが高いため、自分の考えを曲げたり悪かったと認めて謝ったりすることができないのです。
何か意見がぶつかったとき、男性が間違っていたとわかっても論点をすり替え責め立ててきます。
それどころか、彼女のせいにしようとしてくるので言い合いになってしまうカップルもいるでしょう。
付き合う前からちょっとしたことで「ありがとう」と「ごめん」がすぐに出てこない男性は、亭主関白予備軍だと考えておくと間違いないでしょう。
亭主関白な男性は、女性のことを下に見ているため彼女のことを名前ではなく「お前」などと呼ぶ場合があります。
もし名前ではなく「お前」や「おい」などと呼ばれることがあれば、亭主関白になる可能性が高いです。
普段は名前でも、喧嘩したときやお酒を飲んだときお前呼びしてくる男性もいます。
機嫌の悪いときや酔っぱらっているとき人間は本性が出やすいもの。
日頃は優しいからと受け流して結婚してしまうと、途端に亭主関白な一面を出し始める人も多いので要注意です。
亭主関白な家庭で育った男性は、母親が家事をすべてこなしてきている姿を見ています。
そのため、母親に頼りきりの生活が当たり前なので彼女と生活していてもマザコン要素が見え隠れする場合があります。
料理の味や片付けのクオリティなどちょっとしたことでもいちいち自分の母親と比べるような男性は、マザコンタイプ。
母親を大切にするのは良いことですが、母親がいなければ何もできないという男性は亭主関白になりやすいでしょう。
亭主関白な男性は、自分の意見は絶対に正しいと思っているので自分の意見を決して曲げず譲らない傾向があります。
自分の中で決めたルールやこだわり、独特な固定観念があるので他人の意見を聞き入れることができません。
家庭内でぶつかりやすい育児やお金問題なども、妻の悩みや考えには寄り添わず自分の理想を押し付けます。
また、妻や彼女はもちろん、友人との間で揉め事になってしまっている場合も多いです。
周りから「あいつは頑固だから」などと言われている人は、亭主関白になる要素を持っているかもしれませんよ!
一概には言えないポイントですが、自分の力で成功を収めた起業家、医者や弁護士など「先生」と呼ばれるような地位のある仕事に就いている男性は、亭主関白になりやすい傾向にあります。
ある程度自分で結果を残しているからこそ、考え方に絶対的な自信があり譲れないと思うことも多いです。
収入が多いのであれば、人一倍家族を養っているという思い込みが強くなり妻に対して横柄な態度を平気で取るようになります。
男尊女卑な考えを持っている男性は、何気ない会話の中でも「女性はこうあるべき」という古臭い発言が多いです。
亭主関白になる要素がある男性なら、「女性は結婚したら家庭に入るべき」「女の子は控えめでおしとやかな方がいい」など、一歩下がって夫を支える夫婦関係を美徳にしがちです。
付き合う前から、固定観念の強い発言なら気付きやすいので、気になる男性ができたらさりげなく恋愛観を聞いてみるのもおすすめです。
常に周りからどう思われるか、常識ばかりを気にするような男性も亭主関白な要素アリ。
世間体や周りの目が気になるあまり、自分の固定観念が強くなり恋人や妻にも押し付けるようになります。
何か喧嘩になったとき「俺の友達に話したらお前がおかしいと言ってた」など、他人の意見をひけらかしてくる男性にも要注意です。
今回は亭主関白になる男性の特徴についてご紹介してきましたが、気になる彼や恋人に当てはまるものは見つかりましたか?
付き合っているうちは我慢できても、結婚してから取り返しのつかないことになるかもしれません。
亭主関白な男性は、リードする力や男らしい一面などいいところはありますが、自分勝手な行動に振り回されることも多いでしょう。
わがままで偉そうな男性と結婚したくないと思う女性は、今回ご紹介した見極めるポイントをしっかり押さえて、結婚する前から見抜くようにしましょう。
Written by sumire