ニキビやニキビ跡は、肌荒れの中でも特に厄介な悩みです。肌質によってはニキビができやすく、ニキビ跡として残りやすい人もいるでしょう。ニキビ跡は1度できてしまうと簡単に消すことはできないため、長年悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
そのような悩みを抱えている人ほど、何とかしたいと思っているはず! そこで今回は、ニキビ跡を消す方法についてニキビができてしまう原因から解説しています。ニキビ跡に悩んでいて消し方を知りたいと思っている人は、ぜひ目を通してみてください。
ニキビ跡を消す方法について知りたいと思っている人は、ニキビでも悩んでいるケースが多いです。そこでまずは、そもそもニキビができてしまう原因とは何かというところから見ていくことにしましょう。ニキビ対策ができれば、ニキビ跡を増やさずに済みますよ。
ニキビは、脂腺性毛包と呼ばれている皮脂腺が発達した毛穴が炎症を起こすこと。毛穴に皮脂が詰まってしまうことから始まります。
皮脂がつまってしまうのは、過剰に分泌されていることが原因であるケースが多いです。毛穴に皮脂が詰まった状態は、白ニキビや黒ニキビと呼ばれます。
詰まった毛穴の中では、ニキビの原因となるアクネ菌が増えやすくなっていて、増えるとさらに炎症を起こすのです。炎症が起こると、赤っぽくなって盛り上がっていきます。それが赤ニキビと呼ばれている状態です。
赤ニキビがさらに悪化してしまうと、膿をもったニキビになってしまいます。膿をもつのはニキビの中でも一番重症な状態という証……
炎症が収まると、皮膚やへこんでしまったり、盛り上がったりします。そのような状態がニキビ跡と呼ばれます。
へこんだニキビ跡はクレーターと呼ばれますが、全てのニキビ跡がそうなるわけではありません。赤みだけが目立つニキビ跡もありますし、クレーターのようにへこんでしまうニキビ跡もあるということです。
ニキビは思春期の悩みだと思われがちですが、大人になってからニキビができる人もいますよね。大人になってからできるニキビは、ホルモンバランスが乱れていたり、肌の衛生状態が悪かったりする場合にできることが多いです。
睡眠不足やストレス、暴飲暴食は皮脂を過剰に分泌させてしまうため、ニキビの原因になります。
また、洗顔などのスキンケアを怠ったり、化粧を落とさないまま寝てしまったりすると毛穴が詰まりやすくなります。その結果、ニキビの原因となるアクネ菌が増えてしまうのです。
ニキビ跡といっても、だれでも同じように残るわけではありません。実は、ニキビ跡には種類があることを知っていましたか?
続いては、その種類について見ていきましょう。
赤みがあるニキビ跡は、肌が赤っぽくなっています。手触りはぼこぼこしているため気になってしまい、消すためにいろいろ試している人もいるでしょう。
赤みのあるニキビ跡ができてしまうのは、ニキビの炎症が毛細血管にダメージを与え、修復するために新たな毛細血管が作られるから。
毛細血管が増えるだけではなく、ニキビによるダメージで皮膚が薄くなっているため、赤みが目立つようになります。
クレーターのようになるニキビ跡は、頬のあたりにできることが多いので目立ちやすいです。
肌が炎症を起こしてしまうとコラーゲンがダメージを受け、ターンオーバーが乱れてしまいます。それによって、皮膚にへこみができてしまうのです。
にきび跡がやけど跡のようになってしまうケースもあります。同じ場所にニキビができては悪化することを繰り返していると、皮膚へのダメージが大きくなってしまい、まるでやけど跡のようになってしまうのです。
また、場合によってはコラーゲンの生成が過剰になってしまい、皮膚が固くなってしまうこともあります。
にきび跡がシミのようになってしまうこともあります。皮膚が炎症を起こすと肌を守るためにメラニンが大量発生します。
メラニンはターンオーバーによって自然に排出されるのですが、ニキビ肌やニキビが治ったばかりの肌はターンオーバーのサイクルが乱れがちです。
その結果、メラニンが肌に残ってしまい、シミのようになってしまいます!
ニキビ跡はできるだけ早く消す方法を知り、なくしたいと思うもの! 続いては、ニキビ跡が目立つ肌を改善するためのケアについてみていきましょう。
紫外線は、炎症を招く原因になるものです。そのため、日ごろからきちんと紫外線対策をするように心がけると、皮膚の炎症が起こりにくくなります。
つまり、ニキビの悪化を防ぐことにもつながると考えられるでしょう! ニキビ跡で悩んでいる人の中には美肌化粧品を使っている人も多いですが、美肌化粧品も成分に注目して選ぶことが大切なポイントになります。
ビタミンCやトランサミン(トラネキサム酸)などが配合された化粧品を選ぶと、抗炎症作用が期待できるためおすすめです。化粧品を選ぶ際は、配合されている成分にも注目してみてくださいね。
肌のターンオーバーが乱れることがニキビ跡の原因でもあるため、ピーリングも効果的だと考えられています。しかし、肌のバリア機能が衰えている状態でピーリングをしてしまうと、刺激を与えて悪化してしまう可能性があるので要注意!
市販のピーリング剤を使うのではなく、皮膚科で医師に診察をしてもらってから肌質に合わせたピーリングをしてもらうようにしましょう。
ニキビ跡の原因となるニキビは、皮脂が過剰に分泌されることが原因でできてしまいます。そのため、規則正しい生活を送って皮脂が過剰に分泌されることを防げば良いのです。
ニキビができてしまうと化粧を厚くしたり、髪の毛で隠そうとしたりする人もいますが、それも悪化させる原因になりニキビ跡をできやすくしてしまいますよ。
規則正しい生活を送っていてもニキビができやすいという人もいるため、そのような場合は悪化させない工夫をしてみましょう。
ニキビ跡を消すためには、洗顔や保湿の方法も重要なポイントになります! 次は、どのような洗顔や保湿が効果的なのか見ていきましょう。
①洗顔前に手を洗う
雑菌が手に付いたままだと、毛穴に入り込んでしまいニキビの原因になってしまいます。そのため、洗顔前にきちんと手を洗いましょう。
②ぬるま湯で顔を洗い流す
ぬるま湯で洗い流すことによって毛穴が開くため、毛穴に溜まった汚れが落ちやすくなります。
③クレンジングをしてから洗顔をする
メイクをしている人が多いと思いますが、洗顔をする前にきちんとクレンジングしましょう。
洗顔料を泡立てて、泡で顔を包み込むように洗うのがポイントです。泡立て用ネットを使うと短時間でたっぷりと泡立てられるのでおすすめです。
泡が少ないと手で肌をこするときの摩擦で必要な角質も落としてしまう可能性があるので、泡立てはしっかりと行ってくださいね。
④しっかりとすすぐ
クレンジングと洗顔が終わったら、ぬるま湯で優しくすすいでいきます。すすぐときはぬるま湯を優しく顔に当てるようにしましょう。
洗顔料が残っているとニキビの原因になってしまうため、すすぎはしっかりとしてください。
⑤清潔なタオルで水分を吸い取る
洗顔後は、清潔なタオルと顔に押し当てるような感じで水分を吸い取ります。この時に、ごしごしとこすると皮膚へダメージを与えてしまうため、優しく吹くことを意識しましょう。
保湿ケアは、洗顔後すぐに行ってください。ニキビやニキビ跡がある人は、肌のターンオーバーが乱れていて、バリア機能も低下しています。
クレンジング剤や洗顔料には、肌のバリア機能を持つ角質を落としてしまう成分も含まれています、そのため、洗顔後はすぐに保湿ケアをすべきなのです。保湿ケアの手順は以下の通りです。
①化粧水を温める
化粧水を手のひらにのせて体温で温めます。温めることによって、毛穴を開きやすくしてくれるため、化粧水の成分が浸透しやすくなります。
②肌になじませる
手のひらで温めた化粧水を肌にのせ、優しくなじませましょう。
肌を手のひらで包むようにするのがポイントです。
③乳液をつける
化粧水をつけたら、乳液もつけましょう。乳液には油分が含まれているため、肌になじませた化粧水が蒸発するのを防いでくれます。肌の水分を保持するために乳液はとても大切な役割を担っているのです!
ニキビ跡はすぐに改善できるものではありません。しかし、日ごろのスキンケアを意識することによって、少しずつ改善へと導いていけます。
ニキビ跡で悩んでいる人は、ぜひここで紹介した洗顔方法や保湿方法を試してみてください。
ニキビ跡を消す方法を試したとしても、一晩寝れば消えるというわけではありません。大切なデートなどがある時には、メイクでニキビ跡を隠すのがおすすめです。
最後に、コンシーラーを使ってニキビ跡を隠すためのポイントについてご紹介します!
コンシーラーには様々なタイプがありますが、ニキビ跡が改善されるまでの間隠すために使いたいのであれば、スティックタイプかパレットタイプがおすすめです。
パレットタイプのコンシーラーはいくつかの色が1つのパレットになっているので、自分の肌の色に合った色を作りやすいという特徴があります。そのため、肌馴染みの良い色を作って、自然に隠しやすいと言えます。
パレットタイプのコンシーラーは、シミやニキビ跡などいくつかの肌悩みがある人におすすめです。オレンジ系の色も含まれているので、血色感を保ちながら、自然にカバーができますよ。
スティックタイプのコンシーラーは、部分的に隠したい時におすすめすることが多いので、ニキビ跡のようにピンポイントで隠したい部分があるとはとても便利です。
コンシーラーはニキビ跡に直接塗るものなので、できるだけ刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。できるだけ軽めでカバー力が高いコンシーラーを選ぶのがポイント!
【スティックタイプの場合】
①コンシーラーの角でニキビ跡に直接塗る
②肌との境目をぼかして馴染ませる(2回くらい繰り返すのがおすすめ)
①オレンジ色をニキビ跡にのせ、血色感を出す
②手の甲で自分の肌に合う色を作り、のせていく
③ファンデーションとコンシーラーを手の甲で混ぜる
④オレンジ色のコンシーラーをのせた上になじませる
ニキビ跡ができてしまうと、消すまでに時間がかかってしまいます。消すために努力をしていても、すぐに消えるわけではないので、メイクで隠してみるのはいかがでしょうか?
ファンデーションだけでは隠し切れないニキビ跡もあると思いますが、そのような場合は今回紹介したようにコンシーラーを使ってみてください。
カバー力があるコンシーラーを使えば、気になるニキビ跡が目立たなくなりますよ。
ニキビ跡に悩む人は少なくありませんよね。1度できてしまうと簡単に消すこともできないため、どうしたらいいのか、消す方法はないのか探している人もいるでしょう。
ニキビ跡ができてしまうのは、ターンオーバーの乱れが原因です。そのため、ニキビ跡の正しいケアについて知ったり、洗顔や保湿ケアの方法を見直したりすることがとても大切になります。
また、規則正しい生活を送って皮脂の過剰分泌を防ぐことも、ニキビやニキビ跡対策には効果的だと言えるでしょう。しかし、ニキビ跡はできてしまってから対策をしてもすぐに消すことはできません。
消えるまで誰にも合わないことも不可能なので、そのような場合はメイクで隠してみてください。ファンデーションだけではカバー力が弱いと感じるかもしれませんが、コンシーラーを使えばその悩みも解決です!
コンシーラーには様々なタイプがありますが、ニキビ跡を隠すのであれば記事内でも紹介したようにスティックタイプもしくはパレットタイプがおすすめです。
ニキビ跡改善に向けてスキンケアなどを変えてみたり、メイク方法を変えてみたりすることで、ニキビ跡というコンプレックスも改善へと導けますよ!
Written by 早紀