人生は選択の連続。より良い判断力は、人生そのものを良くすることができます。
仕事で思うように成果が上がらなかったり、何となく人生がうまくいっていないと感じる場合は、判断力が不足しているのかもしれません。
今回は、判断力を高める方法をご紹介します。
判断力とは、正しい方を選択する能力のこと。優れた判断力を持つ人は、判断力がない人に比べて人生で成功する確率が高くなります。
AとBという選択肢があった場合、「Aにしよう」と即決できる人は決断力があると言えます。しかし、その選択が間違いだった場合、決断は失敗したことになります。
「AとBのうち正しい選択肢を選ぶことができる」のが判断力のある人です。
決断力があっても、間違った選択ばかりしていては「無鉄砲」「考えなしの人」というレッテルを張られてしまいます。決断力と共に、判断力を高めることが、人生を成功させる大きなカギと言えるでしょう。
優れた判断力を持っている人は、自分が将来どうなりたいかという明確なビジョンを持っています。
最終的な目標がはっきりしているので、選択肢がいくつかあっても正しいものを選ぶことができるのです。
また、目標を達成するために長期的な計画を練ることができるのも判断力に優れた人の特徴の一つです。
判断力がない人は、行き当たりばったりで物事を選択する場合が多く、長期的に見据えることができません。
判断力に優れた人は、目先の損得やその時の感情に流されることなく正しい選択ができるのです。
優れた判断力を持つ人は、冷静に状況を見極める能力に長けています。
逆に判断力がない人は自分自身の偏見や固定観念のフィルターを通して物事を見てしまうため、感情に流されて間違った判断をしてしまう事が多くなります。
どの選択が最良の結果をもたらすか判断するためには、状況を分析する能力が必要です。
判断力に優れた人は物事をシンプルに考えることができるので、先入観で判断力を鈍らせることがありません。
他人の気持ちに関することは、判断が非常に難しいです。自分以外の人の心を読むことはできませんから、判断には迷いが生じるもの。
判断力に優れた人は、相手の気持ちを考える時「自分だったらどう感じるか」という思考になります。
非常に難しいことですが、もし自分だったらどのように思い、どういう判断をするかという考え方によって、案外あっさりと答えが見つかることがあります。
優れた判断力を持つ人は、素早い決断力を持っています。たとえ正しい決断ができたとしても、悩んでいる時間が長すぎるとチャンスを逃してしまう可能性があります。チャンスをものにするためには、素早い決断が必要不可欠です。
ただ、深く考えず行き当たりばったりに決断することはただの無鉄砲です。感情に流されることなく冷静に状況を判断したうえで、最速の決断をするのが判断力に優れた人なのです。
判断力に優れた人でも、失敗したことがないという人はいません。たくさんの失敗を経験し、反省し、改善してきたからこそ判断力が磨かれたのです。
失敗した経験は、人を成長させます。優れた判断力を持つ人はそれがわかっているので、判断に迷ったときは思い切ってチャレンジします。
失敗したら次に生かせばいいだけのこと。判断力を高めるためには、何事も恐れずにチャレンジする勇気が必要です。
ただ漠然と「判断力を高めたい」と思っていても、何をしていいかわからずモチベーションを保ち続けるのは難しいでしょう。
判断力を高めた結果自分がどうなりたいのかというビジョンを明確に持つことで、目標を達成するイメージが湧きやすくなると思います。
例えば、身近にいる判断力に優れた人をよく観察して行動や考え方を真似してみるというのも一つの方法です。
正しい判断をするためには、その判断の元となる根拠が必要です。間違った情報や古い情報に惑わされて判断を間違えないように、正しい情報を見分けるスキルが必要です。
正しい情報を得るには、たくさんの情報に触れて必要な情報を選び取る訓練をする必要があります。インターネットが普及している現代は、情報を取り入れるのは簡単です。
また本を読んだり、人と会ってその人の思想や考え方を学んだりすることも判断力を鍛えるいい方法です。
人間の行動は全て自分自身の判断力の結果です。判断力を高めることによって、より良い人生の選択ができるでしょう。
判断力は日々の積み重ねで鍛えられます。できることから少しづつ始めてみてはいかがでしょうか。
Written by EMILY