缶詰コーナーなどでよく見かけるオイルサーディンですが、あまり馴染みがない人にとっては「オイルサーディンとは一体なんだろう」と思ってしまうかもしれません。
今回は、美容効果もあると言われるオイルサーディンとはどのような食材なのかご紹介します。
オイルサーディンとは、マイワシなどの小型のイワシを塩漬けにしてオイルで煮込んだもの。多くの場合、頭、尾、内臓を取り除いた状態で缶詰として売られています。
オイルサーディンの本場と言えば、フランス、スペイン、ポルトガルといった国が有名です。
しかしイワシはどこの国でも取れる魚なので、昔から世界中の海沿いの国で作られてきた食材なのです。
日本でも古くからオイルサーディンの缶詰が製造されており、明治4年頃から製造が始まったと言われています。
オイルサーディンの原料として使われているイワシには、コエンザイムQ10やビタミンB群が豊富に含まれていることが知られています。
コエンザイムQ10は強力な抗酸化作用を持っており、アンチエイジング化粧品やサプリメントなどで名前を聞いたことがある人も多いでしょう。コエンザイムQ10を摂取すことで、シミやシワができにくい肌を作る効果があると言われています。
ビタミンB群は、皮膚や粘膜を守り脂肪の代謝や細胞の再生に関わるビタミンと言われています。疲労回復効果もあると言われており、お肌の若々しさを保つ上で欠かせない栄養素となっています。
オイルサーディンの原料であるイワシには、EAPという成分が含まれています。
このEAPには血液の流れをよくするという働きがあり、これによってむくみ解消の効果が期待できます。血行が良くなることで、お肌のくすみを取る効果も期待できるでしょう。
オイルサーディンに使われているイワシには、DHAが含まれています。このDHAは悪玉コレステロールを減らす効果があると言われています。
またイワシに含まれるカルシウムは、ご存知の通り骨や歯の健康を保つ為に欠かせない栄養素です。更にイワシにはカルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれています。
オイルサーディンはオイルで煮込んであるので、缶詰を開けてそのまま食べることができます。スライスした玉ねぎやレモンを添えればオシャレなおつまみの出来上がりです。
缶詰ごとオーブンで温めて、バゲットなどにのせて食べるのもおすすめです。
オイルサーディンは様々な料理に使うことができ、非常にアレンジの幅が広い食材です。サラダにトッピングとして載せるのもいいですし、パスタの具材にもよく使われます。
オイルサーディンの缶詰は、開けてすぐに使うことができるので、料理が苦手な人にとってもとても便利な食材です。
オイルサーディンは洋食に使う食材というイメージが強いかもしれませんが、以外にも和食で使う醤油やショウガなどで味付けしても美味しくいただけます。
オイルサーディンをフライパンで熱して醤油で味付けし、ごはんに乗せたオイルサーディン丼は手軽にできてごはんが進むおすすめの食べ方です。
オイルサーディンに馴染みがない人も多いかもしれませんが、実は色々な料理に合わせやすく非常に使い勝手の良い食材です。
また美容や健康効果も期待できるので、今まで「オイルサーディンを料理に使ったことがない」という人は、この機会にぜひ取り入れてみてはいかかがでしょうか。
Written by EMILY