30歳を迎えるって、女性にとっては大きな「節目」ですよね。19歳から20歳になるときよりも、29歳から30歳になるときのほうが、重みを感じる女性が圧倒的多数でしょう。
この記事では、ぼちぼち30歳を迎える女性及び30歳を迎えたばかりの女性に向けて、30歳の恋愛について書きたいと思います。30歳という年齢をエンジョイする、ご参考にして頂けると幸いです。
恋学の読者さまは、20代の女性が多いと編集部さんから聞いております。20代の女性にとっては「30歳」ってオバサン……もとい、ものすごくオトナに感じるでしょう。
筆者が20代の頃もそうでした。でもそれって、ものすごく古い時代の感覚を引きずっているだけだと思うんですよね。
「おしとねすべり」ってご存知でしょうか? 数年前に大ヒットしたドラマ『大奥』を観ていた人は、ピンと来ることでしょう。
江戸時代の大奥では、30歳を過ぎると、将軍さまの「夜のお相手」ができなくなるシステムです。
理由は、女性としての魅力が衰えるから……ではなく! 当時はいまほどお産が安全ではなかった時代。高齢出産のリスクを配慮し、避妊目的でのシステムでした。
歴女の筆者にとっては「おしとねすべり」のイメージが強すぎて、20代の頃は「30歳を過ぎたらセックスしてはならない!」「セックスの手前にある恋愛もしてはならない!」と思い込んでいたのです。
カンタンに言うと、「いい歳して恋愛だなんてみっともない」という感覚でした。
ですが、よーく考えたら今は江戸時代ではなく平成です(笑)。30歳はちっとも「いい歳」ではないのです。
30歳を過ぎても恋愛だって楽しめるし、その先にあるセックスだって楽しめます。ですので、30歳という年齢を必要以上に恐れないでくださいね。
平成の30歳はまだまだ若いです。だからこそ、「将来を見据えた恋愛」にこだわり過ぎるのはご法度!
30歳前後の女性にありがちなのが、「もう30歳なのだから、これから恋愛するとしたら結婚を前提に考えられる男性でなければ!」という固定観念です。
「もう30歳」の部分を「まだ30歳」に書き換えると、その後に続く文章も変わってきます。「まだ30歳なのだから、結婚を前提とした恋愛にこだわり過ぎず、恋すること自体を楽しもう!」というノリに変換しましょう。
結婚前提での恋愛にこだわり過ぎると、どうしても「焦っている感」が前面に出ます。その焦りが、「もういい歳だから」というイメージを連想させ、あなたをオバサンっぽくさせてしまうのです。
オバサン認定されたくなければ、いったん「結婚前提の恋愛」を手放しましょう。遠回りに感じるかもしれませんが、回り道が実は近道だった……ってこともありますよ。
「30歳はまだまだ若い」と主張しておきながら、いまから真逆のことを書きます(笑)。20代のお嬢さん方に比べれば、残念ながら若くないです(笑)。
ですが恋愛市場においては、20代のお嬢さん方と肩を並べて勝負することになります。そこで必要になってくるのが、「年齢相応の美しさ」です。
20代の頃は、肌が元気なのでプチプラのコスメでもそれなりに可愛くメイクできるでしょう。
しかし30歳を過ぎてプチプラのコスメでは、どうしても粗(アラ)が出てしまいます。洋服も然り。20代の頃よりもお給料をもらっているぶん、ある程度のお金をかけ、年齢相応の美しさを備えることが、自信を持って恋愛に臨む秘訣といえるでしょう。
最後に……「19歳から20歳になるときよりも、29歳から30歳になるときのほうが、重みを感じる女性が圧倒的多数」と書きましたが、39歳から40歳になるときは? 「もはやどうでもよくなる」感覚ですよ(笑)、40歳の筆者よりご参考までに。
Written by 菊池美佳子