実家を出たことがなく、一人暮らしの経験がない男性はキケンだと、よくいいますよね。結婚相手として見るなら、特に苦労するタイプだといわれますが、実際のところはどうなんでしょうか?
実例を挙げながら、「当たり例」と「ハズレ例」を見ていきます!
これは筆者の実体験であり、元夫と離婚した理由の一つでもあります。実家から出たことがない男性は、ほとんど家事ができず、掃除・料理・洗濯などは母親任せ。元夫もそうでした。予想はしていましたが、想像以上に何もできなくて、炊飯器を使ってごはんを炊くことすらできず、唖然としたものです。
家のことは「妻・母」がやって当然という固定観念があり、家事の分業制にはそもそも納得しません。それなのに、部屋の隅にホコリが溜まっているとか、風呂掃除をもっと丁寧にやったほうがいいとか、口は出してきます。
「気付いたんなら、お前がやれよ!」という感じなんですが。
また、育った家庭環境によっては、服や持ち物、預金通帳や保険証書などの管理を母親がしており、自分のことを何も把握していない・できないという場合も。
男性の年収が2000万円以上で、妻が専業主婦になれるなら、こんな夫でもまあ許せるかもしれませんが、平均的な収入しかない場合は「お荷物」にしかなりません。要注意です!
そこそこの年齢になっても実家から出ない男性は、やっぱり「実家を出たくない理由」を必ず持っています。
自分の家族が好き。実家の居心地が良い。お母さんが特に好き……というのは、あるかもしれません。
そのため、結婚しても実家のそばに住みたがるとか、休みのたびに実家に行きたがる、夕食を作って待っていたら「家で(お母さんの手料理を)食べてきちゃった」なんてこともあるようです。
子供が産まれるとその傾向は特に強まり、実家のお義母さんもグイグイ来るようになるので、そういうのが苦手な女性は、実家大好きオトコを避けた方が良いですよ。
筆者の元夫はマザコンではなく、義実家もグイグイ……というタイプではありませんでしたが、実家から離れるのを嫌がり、定期的に訪問はしていました。
これは遠戚や友人、仕事仲間に複数いる例なのですが、母親が早くに亡くなっていたり、祖父母が介護状態になっていたり、両親が病弱だったり、あるいはかなり年の離れた妹や弟がいると、男性でも必然的に家事を行うようになり、家族に対する責任感が強くなります。
家事ができるだけでなく、精神年齢が高くてやさしい男性が多いと感じます。
他人の気持ちを汲むのが上手で、辛抱強いため、自分がつらくなっても愚痴を言わないところがありますが、夫とするには素晴らしいタイプでしょう。
家事ができて、人間性もできあがっている旦那さんと結婚できると、本当に幸せになれると思うのですが、何から何まで夫任せでダラダラしていたら突然に離婚宣告をされた……という女性もいます。
頼りがいがあるタイプだけに、何を言っても「いいよー」と受け止めてくれるかもしれませんが、あまりに依存しすぎると彼も重くなってしまうはず。
夫におんぶに抱っこ……ではなく、「妻として自分がするべきこと」をしっかり把握しながら、お互いに助け合うことが、やっぱり大事ですよ。
筆者の女友達には、「旦那の実家とかめんどくさい!」という女子がいて、彼女は婚活時、あえて地方出身の男性ばかり狙っていました。
現在は既婚ですが、旦那さんにも堂々と「あなたの実家に帰省はしない」と宣言しているのだとか。
ここまでいくと極端ですが、自分の中で結婚に対する意志が明確にあるのなら、ちゃんと認識して尊重するようにしましょう。
結婚とは生活そのもので、血の繋がらない家族が増えることを意味します。長い人生、我慢したくはありませんよね。ならば、相手選びの段階から、「どういう男性を選ぶか?」を決めて吟味していくのが賢いやり方だと思います。
Written by 沙木貴咲