11月に入り、気温もぐっと低くなりました。マフラーや厚手のショールを首に巻く人も多くなるのではないでしょうか?
ただ、気をつけたいのは、首にマフラーなどを巻いた時の髪の毛の処理。無造作に巻くと、毛がもちゃもちゃと絡んでしまいます。
後ろから見るとかなりみっともないですし、以前、20代後半とおぼしきスーツ姿の男性二人が、「寝癖かよ」「あれはない」と話しているのを、聞いたことがあります。清潔感がない、身だしなみが整っていない、というイメージを持たれるようです。
今どきは、顔が埋もれるほどの厚手のショールも多く出回っていますから、しっかりと首周りを寒さからガードするなら、いっそ髪を結っちゃったほうがいいのかもしれません。少なくとも、周りの男性から「みっともない」と思われなくて済むでしょう。
男性は女性のうなじが好きです。特に、普段は髪を下ろしている女性が不意に見せるうなじには、思わずドキッとさせられるようです。ポニーテールを好む人も多いですし、まとめ髪は基本的に男性から受け入れられているでしょう。
けれど、「邪魔だから」と、黒ゴムやシュシュで適当に首の後ろでまとめた髪は、「オバサンっぽい」「主婦みたい」と不評だそうで……。
ゆるいまとめ髪はオシャレだと雑誌やネット記事ではいいますが、それは計算された緩さを丁寧に作り上げた場合に限ります。ねじったり、編んだり、くるりんぱ! したりと、凝ったアレンジをするほど、おくれ毛やほつれ毛を気にするべきでしょう。
つまり、とりあえず髪の毛をまとめて、うなじが見えるからといって、男性は好感を持つわけではないということ。計算された緩いまとめ髪が好まれるのです。
まとめ髪をする時、ポニーテールをする時は特に、ゴムが見えないように工夫しましょう。髪の毛を巻き付けて隠したり、シュシュを使ったり、あるいはゴムが見えるとしても、飾りのついた「見せゴム」で結うと良いかもしれません。
まとめ髪をする際、トップ部分(頭頂部)を少しつまんで引き出すと、大人のこなれたポニーテールができあがります。前髪が長い場合、ななめに流して耳の後ろで留めれば、モードな雰囲気も漂うでしょう。
ただ、「つまんで引き出す」時に、妙なほつれが出ないようにすることが大事です。
一度にたくさんの毛束を引っ張るのではなく、少しずつ数回に分けて崩すことで、キレイなウェーブが仕上がります。駅などで、頭頂部がもさっと変に盛り上がっているだけの女性を見かけますが、アレは結構みっともないです……。
前髪が短い場合、まっすぐに下した状態でまとめ髪をすると、変に幼く見えたり、野暮ったくなったりします。額を隠しつつも、左右どちらかへ自然に流すと良さそうです。
また、頬を覆うくらいに前髪が長い場合は、耳の前に垂らすか、顔を広く出して耳の後ろにキチンと留めるかで、印象がだいぶ変わります。
その日の気分で変えても良いですし、仕事が忙しい日は顔に前髪が掛からないように留めて、休日のデートには前髪を無造作に垂らしてラフさをかもし出す、でも良いでしょう。まとめ髪にもTPOが大事です。
上手なまとめ髪をする女性は、基本的に髪の毛をいじるのが好きで、家で一人のときも鏡を見て色々なヘアスタイルを試しています。
三つ編みやねじり、は忙しい朝に初めて挑戦してキレイに仕上がるものでもないので、モテるまとめ髪ができるようになるには、「髪の毛いじり」を好きになることがポイントでしょう。
テレビを見ながら、友達とLINEしながら……でも、繰り返し練習することで、丁寧なゆるいアレンジが上手にできるようになるはずです。
Written by 岡崎咲