今回は、ラインの「ひとこと機能」について見ていこうと思います。
ラインの「友だち一覧」の名前の右側に何やら書かれているもの、そのひと言がステータスメッセージです。
この「ひとこと機能」を活用して、片思いの男子に、想いを伝える女子もいるそうです。
が、想いが伝わるどころか、男子の失笑を買っているメッセージもあるのだとか。
一体どんなことを書いてしまえば、男子の失笑を買ってしまうのでしょうか。
さっそく見ていきましょう!
「明らかに、僕に片思いをしている女子のステータスメッセージは、『思いはいつか届く!』というものでした。言いたいこともわかるし、非常に女子らしいメッセージだと思いますが、普通はこういうことは書かないだろうと思いました」(21歳・大学生)
この手のメッセージは、おそらく好き嫌いがはっきり分かれるでしょう。
このメッセージには、例えば、片思いの相手に自分の気持ちを察してもらいたいという、女子らしいというか、めんどくさそうなニュアンスが含まれています。
だから、賢い男子は、こういう女子の事を避けるのでしょう。
「僕に片思いをしているという噂の女子の『ひとこと』は、『君を想うたび、君はわたしの天使だ』というものでした。本人はポエムのつもりで書いているのだろうと思いますが、あまりポエムになっているとは思えないし、好きなら好きと言ってくれたらいいのにと思いました」(21歳・フリーター)
片思いの気持ちを、ポエムに託したいのであれば、ちゃんとポエムを書けばいいでしょう……こういう中途半端な書き方が、いちばん男子の失笑を買うパターンではないでしょうか。
要するに、ポエムが駄目というわけではなく、自己陶酔しきっている姿が、彼をドン引かせる原因になるのです。
「LINEの『ひとこと』には、自分の信条を書く人もいますよね。僕に片想いしている女子の信条は『食っちゃ寝』でした。ゆるい心情を書くことで、いろんな効果を狙っているのだろうと思いますが、多くの人が見るステータスメッセージに、笑ってあげたほうがいいのか、そっとしといてあげたほうがいいのか、理解に苦しむことを書くというのも、どうなんでしょうか」(22歳・建築)
ゆるーいメッセージで笑いを取るというパターンは、もちろんアリだと思いますが、『食っちゃ寝』だと、だらしない女子に見えてしまうのでしょう。このメッセージも、再考の必要がありそうです。
「友達以上恋人未満の彼女の『ひとこと』は、愛と自由が欲しくないか! というものでした。ぼくは彼女のことが好きですが、このメッセージはちょっと宗教がかっていて、ドン引きするしかありませんでした」(25歳・IT)
ゆるい心情とは反対に、ガチガチの熱い思いを、多くの人の目に触れるところに書いてしまうと、日本人はなぜか宗教がかっているというふうな判断をしてしまいがちです。
思春期特有の(?)熱い気持ちもわからなくはありませんが、 20歳を過ぎればそれなりに、自分の気持ちを客観的に見る必要がありそうです。
いかがでしたか?
LINEの「ひとこと」って、若い人だけが使っているわけではなく、かなり高齢の方もお使いなっていたりします。そしてかなり高齢の方も、 人の失笑を買うようなことを書いていたりします。
文字数がかなり限られているこの「ひとこと」は、よほどの言語センスがないと、そこに特別な意味を盛り込むことが難しいのです。
ましてや、片想いをしている特定の男子が、気持ちを察してくれるような言葉を書くなど、プロでもできません。
LINEの「ひとこと機能」を使うのは、遊び半分であれば非常に楽しいと思いますが、それ以外の余計なことを意図して使うのであれば、自分の言語センスを磨くしかなさそうです。