曖昧な関係を続けたがる男性には、恋愛に対して少なからず「逃げたい」といった心理が働いています。そのため、曖昧な関係を続けていても、女性にとってメリットはありません。
したがって、曖昧な関係を解消するには、女性が強い意志をもって早く対応することが不可欠です。
1. 曖昧な関係とは?
曖昧な関係にもやもやとした気持ちを持つ女性は少なくありません。
しかし、曖昧な関係とはどういったものなのか、正確に答えられる人は意外に多くないのが事実です。曖昧な関係とは、お互いに異性としての好意を持っていることが前提になります。
しかし「恋人」と呼ぶにはハッキリとした告白もなく、「友達」と呼ぶのにも違和感のある関係です。時には体の関係に発展することもあり、とりわけ女性にとってはリスクの多い関係だといえるでしょう。
2. 曖昧な関係を続ける男性心理8つ
曖昧な関係を続ける男性は、どういった心理状況にあるのでしょうか。女性にとって曖昧な関係は、決して歓迎されるものではありません。このことは男性もわかっています。
しかし、彼女との関係をハッキリさせず、曖昧な関係を続ける男性は少なくないのも事実です。彼らなりに、曖昧な関係を続ける理由があるといえます。そこで、曖昧な関係を続ける男性心理を深掘りしてみましょう。
1:彼女としてお付き合いするのが面倒だ
自分の時間を大切にしたいと思っている男性は、彼女としてお付き合いするのが面倒だという心理が働いています。面倒であれば、女性に近付かなければ良いのですが、女性とは仲良くしたいといった身勝手な思考の持ち主です。
とりわけ、体の関係が先行している場合、曖昧な関係のまま何年もけじめがつかないことも少なくありません。したがって、彼女彼氏の関係を面倒だと感じて、曖昧な関係を続けているのであれば要注意だといえるでしょう。
2:告白するタイミングをうかがっている
友達関係が長い男女の場合、告白タイミングがつかめないまま、曖昧な関係が続くことがあります。彼としては「告白したい」と思っているものの、「彼女に否定されたら」といった心理が働いているのです。
あまりにもタイミングがつかめないままでいると、自然消滅になってしまいます。親密な関係を望んでいる場合、何らかのアクションが必要でしょう。
3:実は本命ではない
実は本命ではないため、曖昧な関係を続けてしまう男性もいます。彼女のことは好きですが、本命と呼ぶには違和感を覚えてしまい、次のステップに踏み切れずにいる心理状況です。
彼女からすれば原因が明確でないため、非常に見極めが難しいケースだといえるでしょう。いずれにせよ、彼が彼女を本命視できないことに違いはありません。あまり深入りせず、関係をハッキリさせるのが賢明だといえます。
4:本命が現れるまでの関係にしたい
お互いに本命が現れるまでの関係にしたいと考えて、曖昧な関係を続ける男性もいます。こういった男性は、彼女も同じ気持ちだと思い込んでいるので罪悪感はありません。
もちろん女性も承知していれば、曖昧な関係も悪くはないでしょう。しかし、人の気持ちは時間の経過とともに変わるものです。互いの気持ちにズレを感じるようになれば、曖昧な関係は解消するのが賢明だといえます。
5:既に彼女だと思っている
彼氏としては、既に彼女だと思っていることも少なくありません。仲の良い友達関係から恋愛感情が生まれた場合、「今さら告白なんて恥ずかしい」といった男性心理が働くのがその理由です。
女性としては「ちゃんと告白してよ」と怒りたくもなる展開ですが、男の本音だともいえるでしょう。男性に決して悪気はないので、彼女からハッキリと「告白してよ」と切り出すことが大切です。
6:今の関係が心地よい
今の関係が心地よいと感じている男性は、悪気はなくとも曖昧な関係を続けがちです。曖昧な関係を続けたがる男性には「縛られたくない」「責任を取りたくない」といった心理が働いています。
言い換えれば、今のままの関係で十分心地よいのに、敢えて関係をハッキリさせることに意味を見出せないのです。したがって、彼との関係性をハッキリとさせたいなら、今の関係を壊す覚悟が必要だといえるでしょう。
7:責任を負うのは負担だと思っている
真面目な男性に多く働くのが、責任を負うのは負担だという心理です。決して彼女のことを「遊び」だとは考えていません。むしろ大切に思っています。
しかし、自分は仕事や勉強に没頭したいため「彼女を縛りたくはない」「責任は取れない」と考えているのです。こういった心理を持つ男性は、決して女性を裏切ることはありません。しかし「待ちぼうけ」もあり得るので、慎重に見極めることが大切です。
8:他に意中の女性が存在する
他に意中の女性がいながら、曖昧な関係を続ける男性も少なくありません。こういった男性には、彼女を手放すのがもったいない、寂しいといった心理が働いています。
意中の女性との関係がどうなるかわからない状況で、自分に好意を抱いてくれる彼女はキープにしたいと考えているのです。もちろん、本命の女性との関係が上手くいかなければ、本命に繰り上がる可能性はありますが、健全な関係だとはいえません。
3. 曖昧な関係を続けるリスク6つ
曖昧な関係は女性にとって好ましいものではありませんが、具体的にはどういったリスクがあるのでしょうか。前項で紹介したとおり、曖昧な関係を続ける男性の心理は、一部を除いて健全ではないといえるでしょう。
もちろん、「彼の心変わりを待ちたい」といった女性心理も無視はできません。しかし、女性に起こり得るリスクを把握しておくことが大切です。そこで、曖昧な関係が女性にもたらすリスクを紹介します。
1:最後には振られるリスクが高い
曖昧な関係を続けていると、最後に振られるリスクが高くなるのは必然です。曖昧な関係を続けている期間にもよりますが、本命になり得るのであれば、早い段階でお付き合いに移行します。
もちろん、本命だと考えていても、言い出せない男性も少なくありません。しかし、いつまでも曖昧な関係が続くようであれば、最後には振られると覚悟しておいた方が良いでしょう。
2:結婚適齢期を逃してしまう
30代を過ぎて曖昧な関係を続けていると、結婚適齢期を逃してしまう可能性が高くなります。「結婚」と考えると、急に不安な心理が働き始める男性は決して少なくありません。
男性からすれば「真剣に結婚を考えている」といった言い分になります。しかし、結婚に至らなければ多くの時間を無駄にします。彼との結婚を真剣に考えるなら、曖昧な関係には一刻も早く終止符を打ちましょう。
3:恋人がいると答えられない
曖昧な関係を続けている男性がいると彼氏の有無を聞かれた際、「彼氏がいる」とは答えづらいでしょう。反対に「彼氏はいない」と答えるのも憚られます。
何より、彼氏の有無を聞かれるたびに、自分の立場を思い知らされ、落ち込んでしまうことが問題です。したがって、気持ちを前向きにするためにも、曖昧な関係は早期に解消すべきでしょう。
4:他の男性の誘いに乗れない
曖昧な関係を続けている男性がいると、他の男性の誘いには乗れません。もちろん、お付き合いをしているわけではありませんから、誘いに乗ること自体、悪いことではないといえます。
しかし、真面目な女性ほど、単に男性と食事に出かけるだけで、罪悪感に苛まれるのも事実です。こういった事態が続くと、女性は窮屈感を感じ始め、心に大きな負担をかけることになるでしょう。
5:本命の彼女になれないまま自然消滅してしまう
曖昧な関係の結末に多いのが「自然消滅」です。関係が長期化すると何となく連絡が途絶え、曖昧な関係のまま時間だけ経過することは、女性にとって大きなリスクだといえます。
男性の気持ちが自分に向くのを待つことも、1つの選択肢ですが時間を取り戻すことはできません。曖昧な関係に終止符を打つためにも、はっきりさせることが大切です。
6:新しい恋に踏み出せない
曖昧な関係を続ける中で、とても大きなリスクが新しい恋に踏み出せないことです。恋愛のチャンスは、いつ何時飛び込んで来るかわかりません。今の彼よりも幸せを感じられる男性が現れる可能性も十分あるでしょう。
しかし、曖昧な関係を続けていると素敵な男性だと思っても、罪悪感や情に苛まれ新しい恋に踏み出せなくなります。また、男性から「恋人がいる」と思われアプローチされないことも少なくありません。
4. 曖昧な関係から抜け出す対処法6つ
曖昧な関係から抜け出すには、自ら行動を起こすことが不可欠です。前項で紹介したとおり、曖昧な関係を続けることはリスクでしかありません。その一方で関係が長くなれば、情が大きくなり抜け出せないのも事実です。
しかし、いくら辛くても、彼の気持ちをハッキリさせる勇気をもつことが、互いの将来のためだといえるでしょう。ここでは、曖昧な関係から抜け出すための対処法を紹介します。
1:関係をハッキリさせるよう迫る
彼に曖昧な関係をハッキリさせるよう迫るのは、シンプルで簡単な方法です。ただし、一瞬でこれまでの関係が終わるリスクもあります。また、彼への切り出し方にも注意が必要です。
問い詰める聞き方だと、上手く発展するはずだった関係も壊れてしまいます。あくまで彼の立場を尊重しながらも、はっきり聞くよう配意しましょう。
2:女性から告白する
女性から告白して、彼の気持ちを引き出すのも良い方法です。特に、告白したくとも躊躇している彼であれば、快く彼女の気持ちを受け止めてくれるでしょう。
仮に振られたとしても、気持ちが吹っ切れることでしょう。一時的に辛い時期を送ることになったとしても、新しい恋へのステップだと割り切ることができます。
もちろん、「本気で曖昧な関係を終わらせる」といった、強い気持ちを持つことが大切です。
3:周りの人に協力してもらう
共通の友人がいるなら、直接ではなく周りに協力してもらうのも良い方法です。彼の気持ちが全くわからない場合、直接告白するのも彼の気持ちを聞くのも憚られます。
周囲の人であれば、さりげなく彼の気持ちを聞くことが可能です。また、彼からしても周囲の人であれば気持ちを正直に話しやすくなるでしょう。
4:男性の友達として関係を続ける
曖昧な関係も限りなく友達に近い関係であれば、男性の友達として関係を続けることもアリです。同性の友達には相談できないことを気軽に話せる存在は、人生を豊かにしてくれます。
ただし、曖昧な関係に戻りやすい選択であることも忘れてはなりません。男性友達として割り切るなら早く新しい恋に踏み出すなど、終わらせた後の展開を考えておきましょう。
5:恋愛感情があるのか聞いてみる
女性からアプローチしても燃え切らない態度を崩さない彼には、せめて恋愛感情があるのかを聞いてみましょう。ただし「恋愛感情がある」と答えても、すぐに曖昧な関係が解消されるわけではありません。
ここを勘違いしてしまうと、結局曖昧な関係が続くことになります。したがって、恋愛感情があるかを聞いてみる場合は、期間の区切りを考えておくことが大切です。
6:関係終了を切り出してみる
少し強引ですが、「ハッキリしないなら、関係を終わらせましょう」と切り出すのも1つの方法です。もちろん、彼が態度を硬化させることも考えられます。しかし、彼の想いは「その程度であった」と割り切ることが大切です。
特に曖昧な関係が長くなっているなら、早く関係をやめた方が賢明だといえます。自分自身にけじめをつける意味でも、縁を切る覚悟が必要だといえるでしょう。
5. 曖昧な関係を続ける男性にはハッキリとした態度を示しましょう
女性にとって曖昧な関係はリスクが多いだけで、メリットはほとんどないと言っていいでしょう。曖昧な関係を続けたがる男性の多くには、真面目な恋愛に対して「逃げる」といった心理が働いています。
時間を無駄にしないためにも、女性から曖昧な関係を解消するよう、ハッキリとした態度を示すことが不可欠です。その際は「曖昧な関係には戻らない」といった強い意志をもつことが、極めて重要であることは言うまでもありません。